藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

たくさん困って、大きくなろう。

2006年10月21日 | テニス
上達するには、困ったことを増やしていくことです。

「すいません、ちょっと教えて・・・バックハンドの入り方なんだけど、どうも浮きやすいからこうやってみたんだけど、これだと浅くなっちゃうんだよね・・・もっとこういうような入り方をした方がいいのかな?」と質問されました。
「それだったら、ここを、もっとこうしてみるといいですよ」と説明すると、「あっ!そうか、これなんだな~・・・ここは考えてなかったなぁ・・・また1つ課題が増えちゃったな、困ったな~」と言ってます。
「まぁ、どんどん困ってくださいよ。そうやってうまくなっていくもんですよ」と言うと、「そうですか?でも、すでにだいぶ困ってますよ・・・おかげで、老けてきちゃったらしく『オッサンになったなぁ』と言われてしまうんですよ・・・コーチくらいになると、困ったことなんかないんだろうな・・・いいなぁ」と言っていました。
その返答に対して、困ってしまいました。

僕は、いつも困ったことだらけです。
でも、「困ったことはない」とも思っています。
困ったことがありすぎるので、いちいち1つのことに時間をかけられません。
バンバン片付けていっちゃった方が早いです。
困ったことの量は多くても、さっさと動くことで処理速度を上げていけば対応できます。

困ったことには、レベルがあります。
「たくさん困ったほうがいいですよ」と言うと、「その困ったことを解決してくれるのが、コーチの仕事でしょ」と言う人がいます。
これは、半分くらい正解で、半分くらいハズレです。
僕の場合、コーチの仕事は「困ったことを増やす」こと、あるいは「困ったことの質を変える」ことだと思っています。
別に、嫌がらせではありません。
うまくなればなるほど、困ったことは増えていくものだからです。
はじめたばかりの初心者と、プロ選手とでは、圧倒的にプロの方が困ったことが多いです。
また、その質も違います。

具体的に困ったことが増えてきたら、それは成長している証です。
「よしよし・・・実は、密かにレベルアップ中なんだな」と、困ったことを喜んでしまいましょう。



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