藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

「勝ちビビリ」に、勝とう。

2005年11月30日 | テニス
テニスには、いろいろなプレッシャーがあります。
その中でも、最もやっかいなのが「勝つ」プレッシャーです。

みんな「勝ちたい」と思っています。
「負けたい」と思いながらプレーする人はいません。
しかし、いざ「勝てるかも?」と思うと、ビビリます。
いわゆる「勝ちビビリ」です。
試合を見ていると、この「勝ちビビリ」によって、逆転されてしまうケースが多いです。

僕が学生の頃、「この人に勝ちたい!」と思っていた、目標の先輩がいました。
彼とは100試合以上対戦しましたが、1度も勝ったことがありませんでした。
いつもボコボコにやられてました。
しかし、3年くらいして「あれ?このゲームキープすれば、勝っちゃうよ」という場面がきました。
そのときは、超ビビリました。
毎回、対戦する度に「今日こそは勝つぞ!」と闘志を燃やしていた人です。
ようやく、もう一歩のところで夢が叶います。
うれしいはずのシチュエーションなのに、なぜか怖くなりました。
「えっ?マジで勝てるんじゃない?・・・・ヤバイ」
と感じました。
ずっと勝ちたかったのに、いざ勝てそうになると怖いのです。
「ようやくここまできた・・・・絶対キープしなきゃ・・・」
と思いました。
すると、物凄いプレッシャーを感じて、プレーが消極的になりました。
結果は逆転負けです。
「勝てるかも?」と思う前は、「どういうプレーをするか」しか考えていませんでした。
もちろん「勝ちたい」という気持ちはありますが、実際には負け続けていたので、頭の中では「次のプレー」のことしかありませんでした。
どういうパフォーマンスをするか、というイメージしかなかったのです。
だから、伸び伸びとリラックスして、どんどん攻めていました。
それが良かったのです。

「勝つ」と思うと、負けます。
「勝ち」を意識すると、そのプレッシャーに負けるのです。
それよりも、目の前のボールに集中しましょう。

みんな「現状を変えたい」と思っています。
しかし、その一方で「変化への恐れ」もあります。
「会社を辞めたい」と言っている人でも、いざ辞めるとなるとプレッシャーがあります。
やはり、慣れ親しんだ環境には、どこか安心感があるものです。
「よし!今日でこの長編小説を読み終えてやるぞ!」と思っていても、残りのページがわずかになると、なんだか嬉しい気持ちと同時に「おもしろかったのに・・・もうちょっとで終わっちゃうのか・・・」と寂しい気持ちが湧きます。
「宝くじでも当たらないかな~」と思っていて、実際に年末ジャンボが3億円当たったとします。
すると、物凄くうれしいです。
しかし、引き換えに銀行に行くときは「こいつら・・・私の3億円を狙っているのでは?」と周りの通行人が悪人に見えたりします。

このように、チャンスとピンチは表裏一体です。
チャンスのときも、ピンチのときも、心が動きます。
成功が最大のプレッシャーになることもあるのです。
「勝ち」という結果よりも、「今、このプレー」に集中しましょう。



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かっこつけずに、かっこよくしよう。

2005年11月29日 | テニス
テニスはかっこよくなくてはいけません。
僕は「かっこよくなきゃテニスじゃないですよ」と言っています。
しかし、それを勘違いして、かっこつけてる人がいます。
かっこつけてる人を見て、どう思いますか?
たいていは「なにかっこつけてるんだよ・・・・かっこ悪いな~」
と思うはずです。
「まわりの人にかっこよく見られたい」という気持ちがあると、自分でなく、他人に振り回されてしまいます。
すると、素の自分でなくなり、不自然になります。
どこかぎこちなくて、違和感のあるものは、気持ち悪いです。

この前、絵を描いている人を見ました。
僕は芸術的なことは、よくわからないのですが「スゴイな!」と思いました。
かなりデッカイ絵を、壁に立てて、その下に新聞紙を敷いて、絵の具まみれの服で新聞の上にねっころがって描いていました。
パッと見は「何やってんだ・・・かっこ悪いな~」と思うのですが、ものすごく真剣です。笑ったりしてませんが、なんだか楽しそうです。
その姿を見て「スゲーかっこいいな!」と感じました。

夢中になっていて「もっとよくしたい」と取り組んでいる姿は輝いています。
それがかっこいいのです。
この前「オマエはテニスやってるときだけは、かっこいいよね!」と言われました。
(・・・だけ?)と思いましたが、べつにかっこつけていません。
「もっとスゲーショットが打ちたいな」と向上心を持って、楽しんでいるだけです。
きっと、意識が周りに散ってないで、自分の内部に集中しているからだと思います。

僕が「かっこいい人」ですぐに思いつくのは、イチロー選手です。
彼は特にかっこつけるパフォーマンスはあまりしませんが、かっこいいです。
好奇心と向上心を持って「本当に野球が好きなんだなぁ」と感じるから、かっこいいです。
イチロー選手は国民栄誉賞を辞退したことがありますが、おそらく日本とか、まわりからの評価を意識したわけでなく、自分が好きで、もっと上を目指していただけなんじゃないかな?と思います。

あまり他人からの目に流されないで、自分を主体に行動した方が、かっこいいです。
テニスはかっこよくなければ、いけません。
自分を主体に、夢中になって楽しんでいれば、きっとかっこいいプレーが出来るようになりますよ。



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目を逸らさないで、受け止めよう。

2005年11月28日 | テニス
テニスが上達するには、不快感とうまくつきあうことです。
チャンスボールをミスってしまう、狙った場所をはずしてしまうなどすると「なんだよー!」「クッソ~!」と不快に感じます。
うまくいかないことがあると「これは本当の自分の実力じゃない」「これはウソだ・・・たまたまだよ!」などと、事実から目を逸らそうとしてしまいます。
しかし、ここはあえて、自分にとって都合の悪いことも受け入れましょう。

僕の大好きなイチロー選手は「嫌なことをごまかすんじゃなくて、しっかりと受け止めることが大切」と言っていました。
自分を認めてくれると嬉しいですが、否定されるとムカつきます。
思っていることと、事実にギャップが大きいと、受け入れるのに抵抗があるものです。
しかし、うまくいかなかったプレーは、一度事実として受け止めてみましょう。
「チャンスボールをバシッと決めたい」だけど結果はミスだと、自分で自分を認められなくなって苛立ちます。
この苛立ちのパワーを、うまく上達のために利用するのです。
「クッソー!」という気持ちを、「こんなの実力じゃないもんね~」と逃がさないで、しっかりと受け入れます。
「今度はちゃんと決められるようになるぞ!」という、モチベーションに変えましょう。
ミスったことは、貴重な経験です。
この経験を活かさないのはもったいないです。
「前回、この場面でミスったんだよね!何がいけなかったんだろ?どうやったら同じミスはしないようになるかな?」と考えることが大事です。
そうやって、うまくいかないことから学ぶことです。

イチロー選手は、「今年は本当に辛かった」と言っていました。
しばらくヒットの出ない期間がありました。
しかし、5年連続200本安打を達成しています。
印象深いのは、左最速と言われるランディ・ジョンソンの160キロ近いストレートを、詰まりながらもヒットに持っていったことだそうです。
このとき、イチロー選手はゆっくりめの変化球を狙っていたそうです。
しかし、とっさにストレートのボールに体が対応して、ヒットに持っていけたことで自信をつけたと言っていました。
僕はこれを聞いて、メチャメチャ驚きました。
「スゲ~ェ!!なんてこった!」とゾゾッと鳥肌が立ちました。
予測していない球に対して反応するのは、普通できません。
イレギュラーのボールに対しても、反応できる人を僕は知りません。
猛烈な練習量と、猛烈な失敗を積み上げて、ようやくたどり着けるような神業的技術です。
うまくいかないことをしっかりと受け入れ、改善を繰り返していったイチロー選手のコメントに感激しました。
不快感と向き合って、パワーに変えましょう。



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簡単を目指そう。

2005年11月27日 | テニス
テニスでは、面白いことに、強い人が必ずしも勝つとは限りません。
よく「あの人には絶対勝てないよ~・・・どうしよう・・・ヤダなぁ~・・・」
と言っている人がいますが、テニスに「絶対」はありません。
練習では、いつも打ち負けているのに、試合になると勝ってしまうことは、よくあることです。

テニスはメンタルなスポーツです。
精神状態で、本来の実力が発揮できるかが決まります。
練習では、比較的リラックスしてプレーできたとしても、試合になるとプレッシャーは大きくなります。
仮に、自分の実力を100、相手の実力は120だとします。
数字の上では、相手にはかないません。
しかし、試合で実力の100%を発揮することは、まず無理です。
僕の場合だと、だいたい50%の実力を発揮できれば、良い方です。
緊張してリズムが狂ったりしたら、10%以下の実力しか発揮できません。
最高に調子が良くても、70~80%発揮できるのは稀です。
トッププロであっても、実力の70%くらいしか発揮できないそうです。
しかし、トッププロでさえそのくらいなのに、試合では実力以上のものを出そうとする人が多いものです。
「負けたくない」「最高のプレーがしたい」という気持ちは素晴らしいです。
しかし、練習で出来ていないのに、試合でいきなり出来るものでもありません。
いつも出来ないことをやろうとして、イメージが曖昧なことをやっていると、リズムを崩します。
これでは、結果として本来の実力も発揮できないことになります。
まずは、自分に出来ることをしっかりとやる、ここに集中しましょう。

自分の実力100のうち、70%の70を発揮できたとします。
相手は実力の120のうち、50%の60を発揮したとすると、70対60で、自分が有利になります。
MAXの実力がいくつかも大事ですが、もっと大事なのは、自分の持つ実力を、どのくらい発揮できるかなのです。

たまに「あの人は、本番に強いタイプだねー」と呼ばれる人がいますが、よく観察してみると、本番に強いタイプでさえ、本来の実力の80%くらいです。
実際に打ち合っているときより、試合の時の方が上手く見えるものなので、「試合のときの方が上手い」と感じるだけです。
「本番に弱いタイプ」の人の方が多数派です。
実力100だったら、110を出そうとするより、80%の80を目標にやってみましょう。
僕は80%を目標にしています。
なぜならば、「なんだ、80%なら余裕でいけんじゃん?」と思うからです。
「実力以上を出さないと勝てないぞ!」と思うと、ガチガチになってしまいます。
しかし、80%なら気持ちに余裕が出来るし、リラックスもするので、結果として実力以上の110を出すことが出来るかもしれないからです。
簡単に出来そうなことを目指しましょう。



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簡単に、書こう。

2005年11月26日 | テニス
テニスが上達するには、難しく考えないことです。
「あーしなきゃ、こーしなきゃ、いや、こうじゃない、でもそーでもない・・・・う~ん・・・」
とパニックになっている人がいます。
僕がアドバイスすると、「なるほど!わかりました!」と言って、その後、ちょっとの間は良くなります。
しかし、しばらくすると、また同じことで悩んでいます。
そして、またアドバイスすると「そういえば、この前も言われてましたねー!」と思い出します。

僕はできるようになるまで、何度でもアドバイスします。
すると、だんだん出来るようになってきますが、3,4回くらい同じアドバイスをされると、「何度も言われてるのに、なんて物覚えが悪いんだろう?センスないのかな?」と自信をなくしてしまう場合があります。
こういう場合は「大丈夫ですよ!無意識にやってしまうクセの部分を直すには、量が大事です。繰り返し意識してやっていれば、必ず出来ますよ!」と言っています。

うまくいかなくて、パニックになっている方に、打ち方以外でアドバイスしているのは「とにかく書くこと」です。
「あーでもない・・・こうでもない・・・」と悩んでいる人は、頭の中で堂々巡りしているケースが多いです。
「ヒザが伸びるタイミングが早いんだよー・・・もっとギリギリまでタメを作らなきゃ」→「打点が遅れてるんだよー・・・もっと早くセットしなきゃ」→「体が突っ込みすぎなんだよー・・・バランスを崩さないようにしなきゃ」→「ヒザが伸びるタイミングが早いんだよー・・・」
と、グルグル回っているので「やることいっぱいで大変だ~」とパニックになってしまいます。

物事は複雑にしないで、なるべくシンプルに考えましょう。
そのためには、とにかく書くことです。
コーチからのアドバイスでもいいし、自分で気付いたこと、なんとなく思いついたこと・・・なんでもいいから書きましょう。
その内容を、レッスン前や、時間があるときに眺めることで、自然と書いたものからイメージします。
英単語を覚えるときのように、忘れては思い出しを繰り返すことで、身についてくるのです。

しかし、たまに立派に書くことに満足している人がいます。
こういう人は注意してください。
「コーチ書いときましたよ・・・・チャンスボールの打ち込みには、下半身からの力を有効に使うために、全体の・・・・とシンクロし・・・・重心の移動に気をつけること」
などと、なんだか自慢げに、書いた内容を言う人がいますが、むしろ、あまり立派に書かない方がいいです。
小学生でも一発でわかるようなことを書きましょう。
その方が、見た瞬間イメージできるからです。
「くだらないこと」「当たり前なこと」「感覚的なこと」をメインに書いてみて下さい。
「ヒュッっと来たら、ビュッと振る」みたいな、長嶋さんの言いそうな内容でいいです。
別に他人に見せるのが目的ではないので、自分にしかわからないくてもいいのです。
自分が感覚的にパッと理解できることを、一瞬で気付けるように書きましょう。



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考え方を「おもしれ~!」にしよう。

2005年11月25日 | テニス
テニスが上達することは、実は簡単です。
「おもしろくないな~」と考えるから、上達しないのです。
単純に、楽しんでいることが大切です。
「おもしれ~!」と思っていればオッケーです。

よく「バックの高い打点が上手く打てないな~・・・ムズイんだよ!ワケわかんね~!・・・ったく、おもしろくねーなぁ・・・」などと、文句を言っている人がいます。
こういう人は、「おもしろくない」ことを考えているから、おもしろくないだけです。

テニスは楽しむためにプレーするものです。
しかし、おもしろくないと思っていたら、つまらないです。
これでは、テニスをする意味がなくなってしまいます。

僕は「おもしろければ、オールOK」と思っています。
おもしろくなかったら、アウトです。
おもしろいか、そうでないかの違いは簡単です。
おもしろく考えるから、おもしろいのです。

ドラクエみたいなゲームをやっていて、「なんだよ!また全滅しちゃったじゃん!あの裏ボス強すぎなんだよ!・・・おもしろくねーな!」と思うかもしれませんが、レベル1で簡単に裏ボスに勝ってしまったら、どう思いますか?
きっと、「なんだよ!クソゲーじゃん!金返せよ!」と思います。
簡単なことって、意外とあまりおもしろくないものです。
恋愛ドラマで、美女とイケメンが偶然出会って、お互いに一目惚れして、その場で「つきあって下さい」と告白して「いいですよ」だったら、5分で終了です。
お互いにすれ違いがあったりして、なかなかうまくいかないから、高視聴率で毎週続くのです。

思い通りにいかないことがあったら、「おもしろい」と思いましょう。
なかなか上手くできないから、おもしろいのです。
「テニスはラケットで打たなくてもいい」とか「ダブルフォルトしても、見なかったことにしてくれる」など、なんでもありで簡単だったらつまらないです。
苦手なショットは「うわぁ!おもしれ~!」と思いましょう。
「このショット攻略は、なかなかハードル高いぞ~!どう攻略してやろうかな!おもしろくなってきやがった!」とワクワクすると、アイデアがどんどん湧いてきます。
そして、そのショットが打てた時の喜びを想像しながら、あの手この手でチャレンジしていくことが、最高におもしろいのです。



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「ありがとう」と、リラックスしよう。

2005年11月24日 | テニス
試合で、自分の調子を崩していく人がいます。
そんな人に多いのが「ムカついちゃう」パターンです。
試合中はプレッシャーが大きいので、ちょっとしたことでも「大変だ!」と感じます。
「バックハンドがアウトしちゃった!大変だ!・・・もう!なんでこんな深いとこに打ってくるんだよー!嫌なとこ狙いやがって!あの人マジでムカツク~!」
と、相手のせいにしてしまうと、調子を崩します。
別に、相手の人は悪いことをしていません。
苦手な場所へコントロールするのは、正攻法です。
本当は、ミスした自分が悪いとわかっています。
しかし、その事実を受け入れる余裕がないから、相手のせいにするなどの言い訳をすることで、正当化したいのです。
その気持ちはわからなくもありません。
しかし、ムカツクことでプレッシャーを軽減させようとするのは、マイナスです。

ムカツクと、どんどんムカツク事が起こります。
「もう~!なんなの!あの人!性格悪すぎだよ~!」
「もう~!コーチはリラックスしてプレーしろって言ってたけど、こんな状況でそんな悠長なことできるわけないじゃん!わかってないよねー!」
などのように、言い訳していると、どんどん言い訳を思いつきます。
言い訳を思いつくと、さらにムカついていきます。
これは負のスパイラルです。
ムカツクと、力が入ります。
ダラ~ンとしながら、ムカツク人はいません。
力めば力むほど、ミスは連発します。

プレッシャーのかかる場面では、ムカツクのではなく、「ありがとう」と言いましょう。
感謝すると、力が抜けます。
「うわぁ~!ありがとう!」とニコッと笑っている人は、力んでいません。
「あっ!そうか!バックに深いボールが来たら、振り遅れてアウトしちゃうことが多いんだ!なるほど!もっとセットをコンパクトにしなきゃなんだね!気付かせてくれてサンキュ!」
と、相手の人に感謝できるようになれば、リラックスできます。
対戦相手は、倒すべき敵ですが、同時に、自分の上達をサポートしてくれる恩人でもあります。
だから、感謝を忘れてはいけません。
相手に敬意を払って、全力で戦うのがマナーです。
「ありがとう」の気持ちを忘れずに、プレーしましょう。



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「攻撃パターン」を増やそう。

2005年11月23日 | テニス
テニスは、「攻撃」が大事です。
「攻撃は最大の防御」です。
プレー中は「ポイントは、自分からゲットしていく」という気持ちでいましょう。
ただ、この「攻撃する」ということを、誤解している人がいます。
「勝ちたいけど、攻撃力がないからなぁ・・・腕力もないし・・・・」
と言っている人がいますが、これは考え方が間違っています。
なにも、速い球だけが「攻撃」ではないのです。

僕が高校生の頃、試合に出ても全く勝てない時期がありました。
負けるたびに「なんで勝てないんだろ?」と悩んでいました。
そこで出した答えが「攻撃力不足」です。
しかし、このとき出した「攻撃力不足」の意味を勘違いしていました。
「決め切れないのは、スピードが足りないからだ、もっとパワフルに打たなきゃダメだ!」
と思ってしまったのです。
練習のときは、いつも「モア パワー! モア スピード!!」とブツブツ言いながら、思い切りフルスイングで振り回していました。
しかし、やっぱり試合で勝てません。
周りの人からは「あんな速い球打ってるから、余裕で勝ったてると思ったのに・・・・」と言われます。

しばらくして、発見がありました。
友達と試合をするときに、いつものように調子に乗ってポロッと言ったことがきっかけです。
「お前と試合してもな~!もう5連勝してるし・・・じゃあ、ハンデで、ハードヒットなしでやってやるよー!」
と始めた試合が、6-0で勝ちました。
5連勝といっても、実際は、いつも6-4くらいでなんとか勝ってたような相手にです。
自分からふっといて「なんでだ?」と思いました。
勝因は、コントロールとアンフォーストエラーの減少です。
さすがに簡単なボールを返すと、決められてしまうので、相手の攻撃しにくいコースを狙います。
すると、相手は嫌がり、ミスをしてくれます。
ゆっくり、丁寧にプレースメントしているので、自分のミスも減ります。
このとき「球が速いだけが、攻撃じゃないんだ!」と思いました。

ゆっくりのボールでも、コントロールを良くしたり、回転量を調整することで、凄い攻撃力を発揮するのです。
山なりにフワフワと飛んできたボールも、相手が苦手なポイントにコントロールされていたら、攻撃です。
もちろん、「とりあえず、なんでもいいから相手のコートに返すから、おねがいだからミスってくれ~!」というのはダメです。
ボールはゆっくり打っても、気持ちは強気に攻めであることです。
相手のウィークポイントに、ピンポイント攻撃をしているつもりで、コントロールしましょう。
速い球は攻撃ですが、それはあくまでも選択肢の1つです。
攻撃パターンの選択肢は、たくさんあります。
これを知ることで、だいぶ勝てるようになってきました。
「攻撃」のバリエーションを、増やしていきましょう。



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光をたよりにして、進もう。

2005年11月22日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート53

テニスの面白さは、真っ暗なところから光を見つけ、その光の導く方に進んでいくことです。



柳先生「問題の解き始めは 小船に乗って真っ暗な海へと海岸から漕ぎ出すようなもの・・・その場合 何をたよりに船を操る?」

矢島「そりゃ 光でしょ 灯台とかがあれば 何とか進めるだろ」

柳先生「数学でも同じだ 答えにあたりをつけて・・・まずは進む方向を決める この作業をすると 答えへとぐっと近づきやすくなる・・・円周率の問題であれば条件を整理したあとに「正十二角形の周囲の長さが3.05よりも大きいことを証明する」という文が光になる その光をたよりに漕いでいれば目的地へとたどり着ける 光があれば安心して進める 答えへの道筋とは答案の灯台である・・・航路通りに灯台の導くままに進んでいき 目的地へとたどり着け」



人間は完璧ではありません。
強い部分もあれば、弱い部分もあります。
テニスでも同じです。
ウィークポイントを攻めるのが、セオリーです。
要所要所で、相手の弱い部分を攻撃しながら、ゲームを組み立てていきます。
相手の得意な場所に打ったら、負けてしまうからです。
まずは、相手の人の動き方や反応から、勝つという目的のための糸口に、あたりをつけていきましょう。
相手の行動を元に、仮説を立てて、検証していきます。
「フォアハンドは早いけど、バックハンドはゆるいスライスで入れてくるな・・・バックに自信ないのかも?アプローチをバックサイドに入れてボレーに行ってみよう!」
「ちょっと前に出てプレッシャーかけると、すぐロブを上げてくるな!パッシングショットが苦手なのかも?わざと前出るフリしてロブ上げさせて、スマッシュのイメージでいこう」
など、目的を達成するための、方向性を決めていきます。
仮説が間違っていたら、どんどん修正すればいいだけです。

よく、「相手が誰であろうと、私は私のテニスをするだけ」と言う人がいます。
これは、半分正解ですが、半分は間違いです。
どんな問題でも解ける、数学の公式はありません。
問題が違えば、当てはめる公式は違います。
テニスでも、自分の得意な攻撃パターンが、必ずしも有効かどうかはわかりません。
相手との相性もあります。
自分の得意な攻撃が、相手の大好きなポイントにハマってしまうこともあるのです。
トップスピンが得意で、自信を持っている人でも、相手の得意技が高い打点のライジングショットだったら、不利になってしまいます。
上手い人は、相手の土俵に踏み込まないようにしながら、なおかつ自分のペースでテニスをします。
勝つための方法にあたりをつけ、その光をたよりにプレーしましょう。



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簡単なことからスタートしよう。

2005年11月21日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート52

難しいことをやろうとすると、パニックになります。
特に、試合中に難しいことをやろうとして、ミスすると、自信をなくします。
練習でもめったにできないようなショットには、明確なイメージが定着していません。
そのショットに固執すると、安定しているイメージも崩れやすくなります。
まず、出来るポイントをしっかりやっていきましょう。



柳先生「東大数学を全問解くには 時間が絶対的に不足している しかも極度の難問がある時もあり・・・絶対解こうと一問にこだわって格闘していると・・・うっそうと茂ったジャングルへと迷い込み 外へは出られなくなってしまう・・・東大数学には難問が紛れ込んでいて それを解こうと必死になると 時間がすぐに経ってしまう すると焦ってきてしまう 東大数学には易問もあるのに 気持ちが動揺すると それも見つけられなくなる 最後にはパニックになって 一問も解くことなく零点という悲惨な結果になってしまう このような事態に陥らないためにどうするか? 部分点を取ることを第一にするのだ・・・部分点の延長線上に一問完答がある 気負いすぎるとプレッシャーになる まずは部分点から始める その発想が大事だ」



試合で勝つには、ある程度アバウトな方がいいです。
僕もやりがちなのですが、難しいことをやりすぎたり、ハイレベルなテクニックなどにこだわり過ぎると、悪循環に陥ります。
浅く浮いてきたボールを、バックのドライブボレーでショートクロスに打つと見せかけて、実はストレートのダウンザ・ラインを狙ったのですが、アウトしました。
「う~っ・・・悔しい・・・これ入ったらカッコ良かったのにな~・・・よし次こそは決めるぞ!」
と思い、同じような場面が来ると、あえて同じショットに固執しました。
しかし、イメージと異なり、アウトします。
「おっかしいな~?練習では入ってたのに、何が悪いんだ??」
と悩んでいるうちに、ペースが狂い、自爆していったことがあります。

上手くいかないことに固執してしまうと、負のスパイラルに突入します。
選択肢はたくさんあります。
できることを基準に、やればいいのです。
上手くいかないことに、意識をフォーカスしてしまうと、その部分に捉われてしまいます。
すると、全体のパフォーマンスも落ちます。
難しいことにチャレンジすることは大切です。
しかし、上手くいかないなら、パッと頭を切り替えましょう。
できることをベースに、組み立てていった方が、全体の精度が上がります。

つまらないイージーミスをしない、攻守を考えて、守るべきときはしっかり守る・・・など、ちょっとのことで落とさずにすむようなポイントを、おさえていきましょう。
無理をしないで、いつも簡単にできていることを、普通どおりにやっていくことです。
すると、自分のリズムが安定してきます。
安定してくると、余裕が生まれてくるので、遊びの部分が生まれます。
こうなると、リラックスしているので、固くおさえておく部分と、プラスアルファで挑戦していく部分のバランスも取れてきます。
自分にできる簡単なことを中心に、プレー内容を作り上げていきましょう。



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具体的なイメージから、推測しよう。

2005年11月20日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート51

よくわからないことを言われたら、やっぱりわかりません。
しかし、具体的にパッと思い描くことのできる内容なら、わかります。
こんなこと当たり前ですが、意外と当たり前を忘れていたりしませんか?



柳先生「いいかね 数学は推理力が大事 具体的なイメージから思考を始めて 推理していく そのために有効的なのが東京ドーム発想法だ!例えば 大きな土地の大きさを誰かに伝える時 面積とか周囲の長さとかを言ったらどうだろう?」

水野「それだとピンとこないよね」

柳先生「そうだろう 数字だけだと人はなかなか大きさを把握できない そこで具体的なイメージが有効になる 大きな土地であれば 東京ドーム何十個分という形で説明する方が ただ面積を言われるよりずっと大きさが想像しやすくなる 実際テレビや新聞でそのように説明されているだろう この発想法は土地の大きさだけでなく 何にでも応用可能 もちろん数学の答案にもだ・・・抽象的なところから始めると 推測をする足がかりがないから迷走してしまう まずは具体的な数字を想定するか 代入するかして それを足がかりに推理力を発揮するのだ・・・思考する時は まずはしっかりした土台を持つこと 東京ドーム発想法が土台になり 論理の基盤になる 大地にしっかりと足をつけた発想法を身につけることができれば どんな問題にも立ち向かい 克服することができるのだ・・・・どのような偉大な発見にも 具体的な思考がきっかけになっているということ・・・重力という抽象的概念へいきなりたどり着こうとしても無理だが りんごが落ちるという具体的事実をもとに→なぜりんごが落ちたのだろうと疑問を発し→落ちる理由を推測する→推測することで重力の存在を発見する→このように具体的事実から地道な推測を重ねることが もっとも効果的な思考法なのだ・・・具体的なものは人に伝える時 理解してもらいやすいという利点もある 重力を理論で説明しても 一般の人や子供は理解できない リンゴを落とす力が重力だと言えば 子供にも何となく理解しやすくなる」 



テニスが上達するには、具体的なイメージから思考していくことです。
曖昧なものでは、イメージがはっきりしません。
ピンとこないと、わけが分からなくなります。
思い通りに打てないで、アウトしたとき「もう!ヤダ!なんなの~!わけわかんない!」と感情的になっていると、具体的なイメージは沸きません。
最も、具体的なイメージは、実際に体験した事実です。
アウトしたのは事実なので、まずこのことを感情的にならず、冷静に受け入れましょう。
そして、アウトした具体的なイメージから、推測していきます。
なんでアウトしたんだろ?インパクトの瞬間、面が上を向いていたから?打点が遅れたから?リストをこねてしまったから?スピンの回転が足りなかったから?・・・・
と検証を繰り返していくうちに、答えが見つかってきます。
答えが分かれば修正できます。
イメージが曖昧だと、答えにたどり着けません。
イメージであっても、見えてるものしか分からないのです。
常に、具体的なものから推測をスタートしましょう。



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芸術的なテニスをしよう。

2005年11月19日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート50

美しさにこだわることで、テニスは飛躍的に上達します。



柳先生「数学とは 芸術なり!・・・・初めに話したように 数学はスポーツと同じ 型を覚えて反復練習 これが数学の成績アップの一番の近道 練習の時 理想的な美しいフォームを手に入れるよう努力すること 早く走れるフォームとは 見ていて美しいフォームである 数学もこれと同様 美しい解答の型を習得することで 解き方がわかってくることがある」



テニスとは、芸術です。
僕は「美しさ」にこだわっています。
試合をしていても、ただ勝てばいいわけではありません。
美しく勝たなくてはいけません。
ポイントが取れても、芸術点が低かったら、減点です。
もちろん、テニスに芸術点はありませんが、あるつもりでプレーした方が上達します。
美しいフォームとは、流れるようにキレイで、ムダのない動きです。
力んでいると、筋肉が収縮するので、稼動範囲が狭くなり、見ていてぎこちない動きになります。
美しいフォームをするには、リラックスしていて、バランスが取れていて、指先まで神経の行き届いているフォームです。
ムダのない、理想に近いほど、フォームは美しくなるのです。
人が感動するような、魅力的なフォームを目指しましょう。

「美しさ」には、フォーム以外にも、いろいろな要素があります。
特にこだわってもらいたいのは、自分なりの「テニスの美学」についてです。
これは、自分に合ったポリシーを見つけてほしいと思います。
オリジナルの「テニスの美学」を持っていると、強いです。
自分を見失いそうな場面でも、強力な支えになってくれます。
僕の「テニスの美学」は、自己表現です。
どうやって、自分を演出し、表現していくかです。
基本的にテニスは楽しむものと考えているので、エンターテイメントにこだわっています。
「うわ~!なにそれ?そうきたか!やられたぁ~!スっゲ~!」
と楽しんでもらえる、トリッキーなことや、予想外の演出を考えています。
自分なりの「テニスの美学」を持ってみてはいかがでしょうか?

あと、「テニスに取り組む姿勢の美しさ」「気持ちの美しさ」「マナーの美しさ」・・・など、たくさん美しさがあります。
テニスとは芸術です。
美しさを意識してみましょう。



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声に出さないトークをしよう。

2005年11月18日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート49

ボールを打ち合いながら、対戦相手のメッセージを受け止め、本質をつかむことのできる人が、上達します。



柳先生「この問題は円の本質を理解している者には簡単に解ける 本質を理解しようとするのが大切だという思いが込められている・・・東大入試が 他大の入試問題と違ってすごい理由がここにある 普通の入試は知識の有無だけを聞いているが 東大の入試には 社会に対する強い主張が隠されている 問題を使ってメッセージを発信しているのだ そのメッセージを受け止めることができるか それに対し自分のメッセージを答案で発信し返せるか 出題者と解答者の間で 会話を成立させられるかが試されているのだ だからじっと耳を澄ませば問題から声が聞こえてくる そして問題の本質も理解できる」



テニスで対戦相手と打ち合っているとき、相手とコミュニケーションを取れる人は、上達します。
もちろん、おしゃべりをするわけにはいきません。
相手の打ったボール、動作などで、会話をしていきます。
おしゃべりをしなくても、ボールを打ち合いながら相手とコミュニケーションをとることが、テニスの面白いところです。
その中で、相手の真意や、本質の部分を理解していくことが、上達の秘訣です。
ここが理解できると、どんどん面白くなってきます。
例えば、僕はうちの犬といつも話をしています。
「オッス!どうよ調子は?」
と言っても
「おかげさまで、いい感じだよー!」
とは、もちろん言ってくれません。
でも、しっぽを振っている様子や、目の感じなど、雰囲気を見れば伝わります。
だから、言葉はしゃべらなくても、ずっとコミュニケーションをしています。
これと同じような感じです。

僕は、相手の人とボールなどのツールを通して、コミュニケーションしています。
「こういうボールはどうですか?」
「こんなのは平気ですよー!」
「じゃあ、こんなのは?」
「これは、ちょっと厳しいかなー!」
「それじゃ、今度はこれなんかどうだ~?」
「いやいや!そんなことは読んでたよ!」
「げげっ!なかなかやるじゃないですか!だったら、こうするというのはフェイクで、実はこっちとかは?」
「なぬ!そうきたかー!・・・面白い切り口できたね!じゃあさ!こういうのってどう?」
というような感じで、ラリーしながらコミュニケーションをしているので、全く初対面の人でも、試合が終わると親近感を覚えます。
このように、声に出さない言語、つまりノンバーバルコミュニケーションで、いかに会話をして、相手のメッセージを読み取り、本質を理解していくかが、上達のカギです。
ラリーをしながら、会話をしましょう。



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○をつけよう。

2005年11月17日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート48

僕は基本的に「ALL OK」と思ってます。
事実は言い訳しないで、受け入れてしまいましょう。



桜木「性格は個人の問題 他人の力は及ばない しかし受験においては楽観主義のほうがいいということだ・・・常にいい方にいい方に考える 必ず最後は合格する すべてうまくいくというようにポジティブな思考法でいこう」

井野先生「頭ではわかっていても なかなかできないから悩むんでしょ?」

桜木「そこでひとつ 具体的でわかりやすいセルフコントロール術を提案しよう それは・・・自分の身の回りに すべてマルをつけてみる・・・大概 人はものごとを否定的に考える時 自分自身ではなく周りのせいにしたがる・・・勉強に集中できないのは部屋がないから・・・とか 部活が忙しいからとか・・・心の中でバツをどんどんつけていって だから自分はできないとネガティブに考える・・・そうではなく それらをみんなマルに変えてみる 部屋がないのはマル かえって自習室で集中できる 部活があるのはマル 生活にメリハリができて充実感を得られる・・・一人で勉強して孤独だけどマル その方が闘志が湧いて気合十分って感じだ このように 自分の周りの環境を一度すべて肯定する すると前向きでポジティブな思考ができるようになる」



「いいわけ」をなくすと、テニスは上達します。
相手や環境のせいにしないことです。
自分以外のもののせいにすれば、自分のストレスは軽減します。
しかし、それをやっていると、自分の責任を感じないので、反省もしません。
「だって、相手がサウスポーでやり辛いんだもん!」
「だって、風が強くてボールが流れちゃうんだもん!」
といいわけしないことです。
これをやってしまうと、また同じようなミスを繰り返してしまうことになります。
しかし「私が悪いんだぁ~」とブルーになっていても、意味ありません。
これを受け入れてしまうと、自分が惨めに感じるから、何かのせいにして否定したいと思います。
しかし、あえてそんなプライドは捨てて、受け入れちゃいましょう。
そのためには「だって・・」の後に、否定的な言葉を使わないことです。
「だって、あんな跳ねるスピン打つなんて反則だよ~!」
などと言って、逃げても解決しません。
僕の口癖は、最初に「オッケー」と付けることです。
「OK!だってあんなに跳ねるスピン打つなんて、凄い技術だよね!どうやって打ってるんだろ?ああいうスピンには、もっと高い打点のスライスで返していった方がよかったかなー?今度は高い打点のボールとか、ライジングの練習しよっと!」
となります。
このように、1度「オッケー」と受け入れて、その後「だって・・」をポジティブな意見にすると、「そっか!こういう体験が出来てよかった!」となります。
すると、今後の行動が変化していくのです。
事実は否定しないで、良い方向に受け入れましょう。



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考え方を、変えてみよう。

2005年11月16日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート47

テニスが上達するには、考え方をチェックしてみましょう。



西崎「楽観主義のほうがいいじゃないですか?おどおど心配ばかりしているより・・・」

矢島「だからそれは・・・個人の性格の問題で関係ねぇだろ 人がどう思って生きようとそいつの勝手だ 他人がとやかく注文つけることじゃねぇ それにネガティブだっていいじゃないか 思慮深く 慎重に行動したほうがいい場合だってある なぁ栗山」

栗山「はい・・・」

矢島「ただ・・・受験が目的となれば そうはいかねえぞ 栗山・・・特に俺たち3年生が悲観的に考えるのはよくないこと 例えば・・・コップの水の話のように「あと5ヶ月しかない」と考えるのと「まだ5ヶ月もある」と考えるのでは 心理的なプレッシャーが格段に違うだろ ここは無理にでも「まだ5ヶ月も」って思うべきなんだ 「あと5ヶ月しか・・・」って暗く考えると 自分で自分の首を絞めることになる」

栗山「無理にでもって そんな強引なことできるかな・・・」

矢島「合格したかったら やるしかねえだろ・・・性格は変えられなくても 考え方なら変えられる そう思い込めばいいんだよ 簡単なことだ」



テニスがなかなか上達しない人は、技術がどうとかよりも、まず考え方が間違っている場合が多いです。
上達したり、良いショットを打つコツは、リラックスすることです。
リラックスのポイントは、精神的にリラックスすることです。
肉体と精神は連動しているので、精神的にリラックスしていると、体も力が抜けます。
レベルアップしたいならば、精神的に余裕を持ちましょう。
「もぉ~!なんでうまくいかないの!!」
「あ~っ 大変!どうしよう?どうしよう?」
と、いっぱいいっぱいになってしまっては、上達しません。
自分自身にプレッシャーをかけ、そのプレッシャーで自分が潰れてしまいます。
適度の緊張感は必要ですが、度を越えてはいけません。
物事には2面性があります。
見方によって、良くも悪くもなるのです。
自分にとって都合の良い方に解釈するのと、悪い方に解釈するのでは、どっちが得か?
もちろん良い方に考えた方が得です。
ミスしたときに
「おいおい~!何やってんだよ!ヘタクソだなぁ・・・もうヤダ!」
と思うよりも
「ミスっちゃったな~・・・やっぱり、こういう入り方するとこうなるのかー!また1つ勉強になったな!ラッキー!」
と考えた方が楽だし、モチベーションも高まります。
ポジティブに考えましょう。



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