昨日、「やんなっちゃった節」のウクレレ漫談で人気を博した牧紳二が亡くなった。自宅近くの橋から多摩川に身を投げたようだと報じられている。ウクレレの軽妙なリズムに乗せた風刺漫談の明るい笑いで一時代をつくったが、「芸熱心だった」と親しい芸人仲間が死を惜しんでいた。
"バタヤン" こと歌手の田端義夫が亡くなってから何日か経ってしまった。最近ずっとテレビなどで見ることがなかったが、哀調を帯びた独特の節回しの歌が私は好きだった。「帰り船」「大利根月夜」「島育ち」など、いずれも胸に染み入る声調だった。人気絶頂の時期でも華やかさとは少し違う、裏町の”流し”の雰囲気というのか、華やかな歌謡ショーでスポットライトを浴びながら出て来ても、そこだけ独特の雰囲気を感じさせた。私はその染み付いたような歌風が好きだった。人気歌手となってからも愛用のギターは使い込んでボロボロになっているのがテレビ画面を通してはっきり見えた。歌手人生の伴侶とも言える愛器だったのだろう。享年94歳というから十分な人生を送られたと思う。合掌
ゴールデン・ウィーク陽気の中、家内と近場の温泉施設に行き、ゆったりと湯に浸かった。前に紹介したことがある、車で20分くらいの距離にある温泉で家内のお気に入りの場所だが、今や私も気に入っている。ゴールデンウィークのさ中とあって少し込み合っていたが、十幾つかある内7,8ほどの湯に浸かって来た。折しも新緑の季節、特に露天風呂のエリアでは頭上に迫るケヤキの高木から降り注ぐような緑にも心が癒された。泊りがけで行くわけでなし、その日の思い立ちで手軽にプチ温泉が楽しめた。
[今日の花]
ミズキ(水木:ミズキ科)
クロマツ(黒松:マツ科)
コデマリ(小手毬:バラ科)
ヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャ:モクセイ科)