三菱自動車の軽乗用車の不正試験による燃費ごまかしの実態が、日産自動車の謝罪広告の中で明らかになった。三菱自工から車体供給を受けている車種(デイズ)の正誤表のような形で一昨日の新聞広告に載ったのである。
それによると型式により違いはあるものの、燃費数値で2.0~4.6km/l、率にして9~20%かさ上げされていた。それによりうたい文句となっていた「平成32年度基準」達成は一車種もない。救いは販売開始時点(平成27年度)の基準だけは辛うじてクリアーしていたことだ。でもカタログには「燃費30.4km/lを達成」と書いてあるのに実際は26.8km/lだよと言われて買う気になるだろうか。完全なる詐欺である。
この広告には購入者に対する補償の内容は別途ダイレクトメールやウェブサイトにて通知することが記載されていた。
吉祥寺での買い物かたがた井の頭公園を自転車で回っていたら、目の前をカルガモの親子の行列が通るところだった。傍らの池から上がってエサを求めて路上に出て来たものと思われる。すぐに自転車を止め、しばしカルガモ一行のお通りを眺めていた。ひと昔以上前、皇居のお堀に住むカルガモの親子が道に上がって行列をなす姿が愛らしく大変な人気を呼んだことを思い起こしたが、それも子ガモが成長したらこんな愛らしい姿は見られなくなるなってしまう。
井の頭自然園の象の「はな子」が死んでひと月以上が経つ。死後、地元三鷹や武蔵野地区だけでなく、各地から哀惜の言葉が寄せられて幅広い人たちに愛されていたことを知った。自然園の門の前はしょっちゅう通っているが、昨日ははな子がいなくなって初めて中に入り象の展示場を訪ねた。入場券売り場の前には「アジアゾウはな子 死亡のお知らせ」という掲示が掲げてあった。主のいない展示場はそのままに残されていた。象舎は開放され、入口左に等身大のはな子の写真が貼られていて、家族連れなどが盛んに記念の写真を撮っていた。そして象舎の中ははな子へ手向けの品々がたくさん置かれていた。1頭の動物の死がこれほど偲ばれることは、忠犬ハチ公以外に思い当たらない。
カルガモの親子の行列 はな子の死を伝える掲示
主のいない展示場はそのままに 等身大の写真の前で はな子に贈られた品々
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