昨年の東京五輪の主会場となった国立競技場で孫が出場すると次男から知らせがあり、昨日(21日)家内と出かけ次男の家族と共に観戦した。
催されたのは関東学生陸上選手権で、孫の出場競技は3000m障害であった。
彼は中学の部活が陸上部、高校ではサッカー部であり、大学に入って初めて本格的に陸上競技を始めたものだが、元々部員が少ない国立の工業大学のため、部内ではすぐ”有望選手”になったようである。
孫が中学生の頃、私が自転車で用足しに行く際に自転車に伴走している姿を見た時になかなか良いフォームをしていたのを記憶している。大学に入ってまあそんなセンスが出ているらしい。
競技の出場選手名や所属大学、記録等がオリンピック並みに電光掲示板で知らされるが、やはり国立大は稀であった。フィールドでは棒高跳びと走り高跳びが並行して行われている中で出走、9分前後の競技を見守った。トラック7周半、3000mの距離の中で28回のハードルと7回の水濠という障害物・・・大変きつい競技と言われる。孫は16人中9位であったが、競技後会った時に「自己ベスト、大学内記録を40年ぶりに更新した」と一応納得した顔で語った。
大学は毎年箱根駅伝にエントリーしているものの、勿論シード校になれるべくもなく毎回予選会に出場。孫は1500m~5000mの中距離を得意としているようだが、駅伝メンバーが足らずに毎年駆り出されている。専門外のハーフマラソンの距離だがチーム10人の中で2番手くらいのタイムを出しているとのこと。昨年の予選会ではテレビの片隅に映ったのが見えた。
普段は千葉市の自宅から都内のキャンパスへの通学だが、都内で行われる競技会や練習会などの時には我が家を宿舎代わりに泊まりに来ていた。しかしコロナ規制が厳しくなってからはそれが少なくなり、家内はひとしお寂しがっている。
今年は4年生。秋までは競技会に出場し、その後は「大学院の部」にクラ替えになるのだそうだ。食事やトレーニングなど日常の節制が半端ない、と次男が舌を巻いていて、テレビや新聞で報道されるような競技会ではないけれど、私のようナマクラ人間の身内としては健闘していると言える。
(左)国立競技場内の光景 (右)出場者が電光掲示で紹介される (下)3000m障害レース序盤
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