折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第10回

2011-04-18 | 書道
お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)



【読み方】

しふ じくん      えつげん よけい

こうとう けつりょく  ちゅうそく じんめい

りんしん りはく    しゅくこう おんせい



【意味】

わが父母につかえる道をもって君に仕えよ。そうすれば必ず忠君と称せられる。では、君に仕える道は如何に心得るべきかというと、それは厳かにして敬うことである。

孝とは自分の力の及ぶ限り父母を奉養し安心を与えることであり、忠とはわが身命をなげうって君命を重んじ、誠実に身をささげて奉仕をすることである。

忠孝の道を尽くすことは、あたかも深き渕に臨むごとく、薄い氷を踏むがごとく注意深く慎んで行い、また朝は早く起きて君父の安否を伺い、冬は暖かく夏は涼しくするように孝養をなすべきである。