折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

節電と『夜型人間』

2011-04-03 | 日常生活
3月14日から始まった計画的停電も20日が過ぎた。

ここにきて陽気が暖かくなったこともあり実施が見送られるケースが増え、やっと落ち着いてきたが、この間、この計画停電が各方面に深刻かつ甚大な影響を与えてきたのは周知のとおりである。

我が家においても、未曾有の電力危機とあって節電に務め、協力して来たが、これまでを振り返って見ると、これは我が家だけに限ったことではないだろうが、今までのライフスタイルを見直す必要があるのでは、と痛感した次第である。


実施から20日間が過ぎた計画停電、結果的には我が家ではこれまで1回だけだった。



と言うのは、普段、小生は遅くとも12時前には就寝するが、かみさんは典型的な『夜型人間』で深夜の午前1時か2時頃まで起きている。

何しろ、『早く寝るなんてもったいない』と言う考え方の持ち主で、若い頃から一貫してこのライフスタイルを貫いてきたかみさんである。

小生から見れば、まさに時間と電気の浪費であり、これはもう立派な罪であると思っているのだが、当人には全くその意識はないらしい。時たま、トイレに起きた時に見ると、テレビを見たり新聞を読んだりと深夜の時間を一人でエンジョイしている。

そこで、今回は節電のために遅くとも12時前には寝ることにしようと申し合わせた。

計画停電が実施された当初こそ小生がやかましく言ったこともあり神妙に従っていたが、のど元過ぎればなんとやら、計画停電の実施が見送られるケースが増えるにつれ、緊張感がゆるんだのか、いつの間にかまた夜更かしをするように。

そんなかみさんを見ていると何十年となく『夜型』のライフスタイルを続けてきただけに、そういう『体内時計』がしっかりと根を張っているのだ、身体に沁みついた長年の習性は、げに恐ろしいと痛感した次第である。

今回の計画停電は、何とか大きな山場を越したように思われるが、電力使用がピークを迎える夏場は、こんなものではとてもすむまい。

相当の節電が各家庭にも求められることは必定である。
今回のような『計画停電』になるのか、新しいやり方になるのかわからないが、いずれにせよ今回よりも厳格でよりきめ細かな節電が必要になることは間違いないだろう。

事実、昨日の夕刊には『電力制限令 今夏発動へ』という大見出しが一面トップに踊っていた。

そうなれば、かみさんを始めとする『夜型人間』がそのライフスタイルを見直しをせざるを得なくなるのも必定である。