折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

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親父のDNA

2015-11-19 | 家族・母・兄弟
紅葉真っ盛りの箱根美術館には、多くの行楽客が訪れていた。


今年の誕生日に息子からプレゼントされた「旅行クーポン」を使ってかみさんと二人で晩秋の箱根で紅葉を愛でてきた。

思えば、かみさんとはこれまでスイスやオーストラリアやハワイなどに旅行をしたが、いつも兄弟や友人たちなどが一緒で二人だけの旅行となると、まるで記憶がない。どうやら「新婚旅行」にまで遡ってしまうようだ。

これにはどうも親父のDNAが影響しているようだ。

「おやじさんは、旅行好きであちこち出かけるんだけど、いつも一人で出かけてしまうんだよ。一度でいいから連れて行ってよと頼んでも、ウンと言わないんだよ」「全く自分勝手で、思いやりがないんだから」

若かりし頃、実家に帰ると母親からよく聞かされたボヤキである。

「ふ~ん、そうなんだ、しょうがない親父だね」なんて、おふくろに同情し、慰めていた小生が、年月を経て気がついて見れば親父さんと同じようなことになっている、血は争えないなとつくずく思う。

今回、息子からの「旅行クーポン」のプレゼントがなかったら二人だけの旅行は、新婚旅行の時でフリーズしたままであったはずだ。

その意味では、「止まった時を動かす」きっかけを与えてくれた息子に感謝しなければならないと、思っている次第である。

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母、子二人三脚の成果

2015-11-15 | 家族・母・兄弟
「ナイスバッティング!」 バッティングマシーンから繰り出される80キロのボールを孫のKくんが打ち返す姿をビデオで撮影しながら、思わず大きな声をかけてしまっていた。

思えばつい2カ月ほど前、バッティングセンターを初体験した孫のKくん、80キロという球の速さに怖がって腰が引け、おまけに非力でバットを振るのではなく、「バットに振り回されて」ボールにかすりもしなかった。

涙をぬぐいながらゲージを出てくる孫の姿を正視できなかった。

そこで娘に今のままではどうにもならない、「体力」をつけるトレーニングを毎日やらせる ようにとアドバイスした。

負けず嫌いな娘は、バットの素振り、腕立て伏せ、腹筋、背筋 など、やるべきことを具体的に数値でボードに箇条書きにして母、子二人三脚で毎日課題に取り組んできた。

2か月前は、バットに振り回されていたKくんが、目の前でバットを力強く振ってボールを前に飛ばしている姿を見て、短時間でよくここまで体力、腕力をつけたものだと、胸にジンと来て練習が終わった後、娘に「凄く良くなってるよ、今撮ったビデオと1ヶ月半前に撮ったビデオとを見比べて見てよ、雲泥の差だよ」「頑張ったね、とKくんを褒めてあげて」 と電話していた。

そして、日々コツコツと努力することの大切さ を孫から改めて学んだ次第である。
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老母に会って、思うこと

2013-09-13 | 家族・母・兄弟
2週間ぶりに施設で生活する老母(97歳)に会いに行って来た。

会いに行っていつも思うことなのだが、行ったばかりは会話もそこそこ弾むのだが、そのうち話も尽きてしまい、何とも間が持てない時間が続く。

そんな時、しみじみと思うことはこれが息子でなく娘であったら、きっと取り留めのない話が途切れることなく続き、「間が持てない時間」などありえないのだろう、と。

今日もその話を老母に言うと「男の子は誰でもそんなもんだよ、まだ、お前はよくしゃべってくれる方だ」と逆に慰められてしまった。

思えば、物ごころついてからこの方、母と面と向かって気のきいた会話を交わしたり、長々としゃべったりした記憶が余りないことに気付かされ、内心忸怩たるものがある。

そこで今日は女学校の頃やおやじさんとの馴れ初めなど、母の若かりし頃の話をあれこれと聞いて見た。

いつもは自転車で通学していたが雨の日は、男用の長靴をはかされて遠くの学校まで歩いて通ったこと、上級生になるとそんな日は大胆にも家に帰らずに友達の家に泊ってしまったこと、クラブ活動はバスケット部で正選手だったこと、体型はすらっとして、背の高さはクラスの中で後ろから5番目と高かったこと、おやじさんとの最初の出会いは小学校6年生の時で、おやじさんはその時の担任であったこと、その時もうメガネをかけていたこと、女学校卒業後は二十歳で結婚するまで実家で花嫁修業をしていたこと、結婚式は2日がかりの豪勢な式であったこと、などを問われるままに昔を懐かしむような表情で話してくれた。

そこには、今まで小生が知らなかった母の青春の断片があった。

そして、これからも折に触れて小生の知らない母の一面を色々と聞いて見たいと思った次第である。

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孫の誕生日に本(「バッテリー」あさのあつこ著)を贈る

2013-06-23 | 家族・母・兄弟
Kくん、13歳の誕生日おめでとう!

誕生日のお祝いとして「バッテリー」という本をプレゼントします。

この本は、きみと同じ中学1年生のピッチャーとキャッチャーの二人が主人公です。

あさのあつこ著「バッテリー」(角川文庫)


きみは今、野球が面白くて、楽しくてしょうがなくて、「野球命」と思うほど野球に入れ込んでいるよね。

じいじも、中学時代は1年生からレギュラーになり、3年生では4番でピッチャーそしてキャプテンとそれこそ野球にのめり込んでいました。

そういう野球漬けの毎日でしたが、野球以外に唯一興味を持ったのが読書でした。

じいじが、本を好きになるきっかけは「三国志」(吉川英治著)でした。面白くて、楽しくてすっかり夢中になってしまいました。

野球以外にも楽しいこと、面白いことがあるのだとその時思いました。

それ以来、野球をしていない時は図書館から本を借りてきてひたすら本を読んでいました。

中学生活は、「野球と本」の虫でした。

今回きみにプレゼントしたバッテリーと言う本は、7冊で完結するけど、じいじは、その全部を読みました。

文句なく面白く、楽しい、そして、色々と参考になる物語で、野球が大好きなきみなら、きっと想像を膨らませ、胸をときめかせて一気に読んでしまうことでしょう。

物事には何でもきっかけが大切です。この本がきっかけになって、読書ってこんなにも楽しいのかと思ってもらえたら、じいじはとっても嬉しいし、プレゼントした価値があったと思います。



孫のKくんが13歳の誕生日を迎えた。

野球に熱中していて、野球以外に関心がないというので、せめて読書の楽しみをわかってもらおうと興味を持ちそうな本を選んでプレゼントしようと決め、本を贈る時に孫宛てにしたためた手紙である。
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老母97歳の誕生日に思う

2013-05-09 | 家族・母・兄弟
今日はわが母の97回目の誕生日である。

老母は昨年立ちくらみで倒れた時に打ち所が悪く左大腿骨を骨折し、手術を受けた。以来、病院を転々とし、治療とリハビリにつとめたが、何と言っても高齢(96歳)のためリハビリの苦労も実らず、「車椅子」での生活を余儀なくされ、今はある施設で日々の生活を過ごす境遇である。

去年までは、誕生日と言えば老母が住む実家に子どもたちみんなが集い、賑々しくお祝いをしていたが、遂に今年はそれが叶わなくなってしまった。

そのことを老母に話すと、老母は

「みんなが集まってお祝いしてくれる誕生日を指折り数えて楽しみにしていたんだが、こんな体になっちまって・・・」と目に涙を浮かべた。

そんな老母を見ながら、骨折前と今との日々の過ごし方の余りの違いに愕然たる思いである。

去年の誕生日の頃は、新聞を読み、テレビを熱心に見て、その表情はとても96歳には思えないほど生き生きとしていたが、骨折、入院、手術、リハビリという苛酷な環境が、老母から気力、体力を根こそぎ奪い取ってしまったようで、今では新聞はもとより、好きなテレビも見ようともせず、日がな一日ベッドにいるか、車いすに座っているかで、その表情は生気がなくうつろである。

そう言う日々の中での唯一の望み、楽しみは、我々子どもたちの顔を見ることなのだ、ということを今回実感した。

というのは、4日前にも老母の所にケーキを持って顔を出していたのだ。

しかし、もし今日の誕生日に誰も訪れなくては寂しい思いをするだろう、と間をおかず顔を見せたのだが、老母とすれば想定外だったようで、「来てくれたんかい」と涙を流して喜んでくれた次第である。

イメージしている「母親像」が少しずつだが、確実に壊れて行くのを目の当たりにするのは、実に辛いものがあり、足も重くなるのだが、われわれが訪れるのを、ひたすら待っている老母の気持ちを思うと、もっと、もっと顔を見せて話し相手になってやらねば、との思いを新たにした次第である。

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