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紅葉真っ盛りの箱根美術館には、多くの行楽客が訪れていた。
今年の誕生日に息子からプレゼントされた「旅行クーポン」を使ってかみさんと二人で晩秋の箱根で紅葉を愛でてきた。
思えば、かみさんとはこれまでスイスやオーストラリアやハワイなどに旅行をしたが、いつも兄弟や友人たちなどが一緒で二人だけの旅行となると、まるで記憶がない。どうやら「新婚旅行」にまで遡ってしまうようだ。
これにはどうも親父のDNAが影響しているようだ。
「おやじさんは、旅行好きであちこち出かけるんだけど、いつも一人で出かけてしまうんだよ。一度でいいから連れて行ってよと頼んでも、ウンと言わないんだよ」「全く自分勝手で、思いやりがないんだから」
若かりし頃、実家に帰ると母親からよく聞かされたボヤキである。
「ふ~ん、そうなんだ、しょうがない親父だね」なんて、おふくろに同情し、慰めていた小生が、年月を経て気がついて見れば親父さんと同じようなことになっている、血は争えないなとつくずく思う。
今回、息子からの「旅行クーポン」のプレゼントがなかったら二人だけの旅行は、新婚旅行の時でフリーズしたままであったはずだ。
その意味では、「止まった時を動かす」きっかけを与えてくれた息子に感謝しなければならないと、思っている次第である。