折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL926~野良仕事

2016-02-28 | 写真&俳句
暖かい春の日、田んぼでは農家の人たちが農作業に汗を流している光景があちこちで見られた。

  

 
春うらら    汗もにじむや     野良仕事



朝晩はまだ冷え込みが残るものの日中は日差しも一段と強まり、まさに春うららの陽気である。

そんな中、田んぼでは農家の人たちが汗をかきながら、農作業に勤しむ姿があちこちで見られた。

写真&俳句VOL925~陽光の恵み

2016-02-27 | 写真&俳句
暖かい日差しが降り注いだこの日、布団を干す家々が多く見られた。



布団干し     寝心地約す     日差しかな



「久しぶりに布団を干したから、昨夜は暖かくてぐっすり眠れた」

とかみさん。

この日は、その日よりもっと日差しが強かったので続けて布団を干すことにした。

そして午後になって布団を取り込んだのだが、日差しが強かった分、布団は昨日取り込んだ時よりもずっと暖かく、ふかふか状態。

これならば今夜もぐっすりと眠れること請け合い、と太陽の恩恵に改めて感謝した次第である。

写真&俳句VOL924~古刹と古木とメジロたち

2016-02-26 | 写真&俳句
真言宗智山派の名刹、寶幢寺( ほうどうじ)の境内に咲く梅の古木。

梅の花に集まり、息づくメジロたち




古木にや     メジロ息づく     古刹かな


「今年はもう寶幢寺(ほうどうじ)の梅を見てきた?」

「毎年行ってるんだけど、今年はまだだ、うっかりしてたよ」

「27、28日が梅まつりだって友達が言ってたわよ」

お茶飲み話の話題の一コマである。

思い立ったが吉日と散歩がてらに出かけてみた。

埼玉県志木市にある 寶幢寺( ほうどうじ)は、真言宗智山派の名刹である。

境内には、梅としだれ桜の古木があり、季節ごとに実に見事な花を咲かせる「名所」である。

ブログを見て見ると昨年は3月5日に行っているが、この日行ってみると地面には白く梅の花びらが降り積もっていた。

昨年に比べて今年は随分早く咲いたものだ、この分では今年の「梅まつり」はちょっとタイミングが悪かったなと思った次第である。

とはいうものの咲き誇る梅の古木には、メジロを始め多くの鳥たちが集まって来て、花から花へとせわしなく動き回っていた。





写真&俳句VOL923~未練!!

2016-02-25 | 写真&俳句
いつもの「指定席」をコサギに取られて、離れた場所から様子をうかがうカモの番。

この場所は、いつもはこのようにカモの番の「指定席」なのだ。



先客に 居場所取られし カモのペア 未練残せる 風情なるかな



「あれ!、きょうはどうしたんだ?」と思わず立ち止まってしまった。

いつもカモの番(つがい)が、仲好く日向ぼこを楽しむ場所に、この日はコサギがいるではないか。

そう言えば、このコサギも時折この場所で羽を休めているのを何度か見かけたことがあるので、さてはカモの番はコサギに先着されてしまったのか、はたまた追い出されてしまったのかと辺りを見回すと、「いた、いた!」ちょっと離れた場所に件のカモのペアが泳いでいた。

いつもの「指定席」をコサギに取られてしまったその姿からは、「残念!」「早く別な所に飛んで行ってよね」という様子が、垣間見えるように小生には思えた次第である。


写真&俳句VOL922~かくれんぼ

2016-02-24 | 写真&俳句
満開の花の間から顔をのぞかせたメジロ。

そして、あっという間に花の中に姿を消してしまったメジロ。まるでかくれんぼをしているみたいだ。


かくれんぼ     花から花へ     メジロかな


散歩の途中、マンションの横を通りかかると中庭に1本の木で紅白の花を咲かせている梅の木があった。

紅白の花がびっしりと盛り上がるように咲いていてまさに満開、見ごたえ十分な眺めだったので急いでカメラを向けると、花の間からメジロがひょこっと顔を出して、すぐに花の中に引っ込んでしまった。

その様子は、あたかも花の中で「かくれんぼ」でもしているかのように見えた次第である。