折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL963~梅雨の合間

2016-06-30 | 写真&俳句
梅雨の合間を縫って行われたゴルフコンペ。雨は降らず、時折雲間から日差しが差すことも。


梅雨曇り     気分快晴     コンペかな


梅雨は、ゴルフ好きにとって憂鬱な時期である。

先日も予定されていた他のコンペが中止になり(前回も雨で中止)、昨日のコンペも予想は雨で開催が危ぶまれていた。

ところが過去19回開催されているこのコンペは、雨で中止になったのはわずか1回と雨に強い。

20回目の今回も、前日は雨であったが、当日は曇り。雨に強いコンペであることを改めて証明することになった。

暑くもなく絶好のゴルフ日和となって、集まったメンバーは気負い立っている。

実は、当方このコンペ「2連覇」していて、今回は3連覇がかかっていたのだが、気持ちだけが空回りして、早々と優勝争いから脱落してしまった。

技量の未熟もさることながら精神面での未熟さも露呈する結果と相成ってしまった次第である。

ブラボー、コバケン!~日本フィル演奏会

2016-06-27 | 音楽
当日配られたプログラム。


この所足が遠のいていたオーディオ談笑会だったが、久しぶりにコンサートでメンバーが揃った。

この日のプログラムは、ベートーヴェンとブラームス。

筋金入りのブラームス通であるKさんを中心にビールを傾けながら、しばし音楽談義に花が咲いた。

― 「コバケンワールド」と銘打ったコンサートとあって熱気のこもった感動の演奏会だった。

― 交響曲だけでなく、協奏曲もスケールの大きな演奏でソリストを巧みにサポートするなど堂に入った指揮ぶりだった。

― オーケストラとピアノが渾然一体となった雄渾な演奏でまさに「皇帝」というネイミングにぴったりの演奏だった。

― ソリストの仲道さんも気合が入って、凄い集中力だった。

― 特に弱音の美しさが際立っていて、第2楽章など聴き惚れてしまった。

― いつものことだけど、演奏が終わってソリストが舞台の袖に引き上げる時のあの「満ち足りた」表情は、いつ見てもいいものだね。

― メインのブラームスだけど、演奏を始める前にコバケンさんが自らピアノを使って曲の解説をしてくれたことが、実際の演奏を聴いて「なるほどそういうことか」と大いに役だったよね。

― あのお話しは、コバケンさんならではの試みで、気さくな人柄が溢れていて好感が持てたね。

― ブラームスの交響曲第4番だけど、ブラームスが大好きでこれまで生演奏や有名なCDなどを色々と聴いてきたけど、この日の演奏はとにかく格別だった。
楽曲の「緩」「急」「強」「弱」をこれほど自家薬籠中のものとしている演奏は稀有なんじゃないかな。

― まさに「ブラボー、コバケン」といった感動の演奏だった。

― それを可能にしたのが、日本フィルの演奏水準の高さだったのじゃないかね。分厚い音の広がり、美しい音色、見事なアンサンブル、まさに指揮者とオーケストラが渾然一体となった究極のブラームスを再現してくれた。

― こんな感動的なブラームスを聴けただけで今日は最高に幸せな1日だった。

― アンコールで急逝した楽団員に哀悼の誠を捧げるべく奏でた「ダニー・ボーイ」は、胸に切なく響いて涙がにじんできた。 




「コバケン・ワールド」プログラム


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
ブラームス:交響曲第4番ホ短調

指揮とお話し:小林研一郎
ピアノ:仲道郁代







写真&俳句VOL962~胸突き八丁

2016-06-19 | 写真&俳句
山頂への険しい一気登りの斜面は、まさに「胸突き八丁」となった。

急斜面に作られた階段を、喘ぎ喘ぎ登る。


頂上へ     一気登りの     試練かな


久しぶりの山歩き、歩いたのは秩父鉄道野上駅から宝登山神社までの約8・8㎞の「長瀞アルプスハイキングコース」

入り口の萬福寺から宝登山(497m)まで2時間10分とのことなので我々は3時間と言う目標を立てて小休憩を何回も取りながらゆっくりと歩く。途中は緑のシャワーと小鳥たちのさえずりを聴きながら順調に来たのだが、最後に思わぬ試練が待ち構えていた。

宝登山の山頂へ続く一気登りー200段の急な階段である。

健脚家のMくんを除く我々3人にとって、この一気登りの急階段はまさに「胸突き八丁」、精も魂も使い果たし、喘ぐように山頂にたどり着く仕儀と相成った。

そして、改めてこの1年間の体力の衰えを痛感させられた次第である。

頂上からの絶景は、試練に耐えた登山者へのご褒美だ。

写真&俳句VOL961~緑のシャワー

2016-06-18 | 写真&俳句
久しぶりの山路は、緑のシャワーに溢れていた。


雨上がり     緑したたる     山路かな


前回いつ行ったか定かでないほど、久しぶりに幼なじみたちと山歩きに行って来た。

リーダーのKくんの左ひざの調子が思わしくなく、歩いてもせいぜい平地歩きというのが実情であった。

今回も当初は、平地を歩こうとKくんは考えていたようだが、仲間の一人Mくんが「久しぶりに思い切って山歩きにチャレンジしてみようよ」と説得して実現の運びとなった。

当日は、夜来の雨が上がって晴れ上がった絶好の日和。

地上は真夏日となったが、山の中は前夜の雨にぬれた木々の緑が滴るような美しさで、まるで「緑のシャワー」を浴びているような快適さに、一同「やっぱり、山はいいなぁ」と異口同音。

今回の試みが、「山歩き復活」の第1歩になればと念じた次第である。

写真&俳句VOL960~巣立ちの時

2016-06-15 | 写真&俳句
戸袋からそろりと這い出して様子をうかがうヒナ鳥。

2階の屋根の上に飛び上がって辺りを窺うヒナ鳥。


巣を出でて     ヒナ飛び立てリ     未知の空


この所、ご近所をお騒がせしていたムクドリのヒナたちが巣立ち、平穏の日常がようやく戻って来た。

その兆候は、2,3日前からあった。

ヒナたちが巣から這い出して、屋根の上に飛び上がったりと「足慣らし」のような行動を取っていたので、巣立ちは近いと思って様子を見ていたところであった。

今回は想定外の場所に巣を作られてしまい、ご近所の人たちに迷惑をかけてしまったので、戸袋を封印するなど対策をしっかりと取らなければと思っている次第である。