折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL873~布団干し

2015-11-29 | 写真&俳句



小春日や     布団の花の     そこかしこ


ここ数日日中は、暖かい。

それにつられて、この日は久しぶりに1万5千歩ほど長時間の散歩を楽しんできた。

そして、歩きながら目についたのは、あちこちのベランダに所せましと干されている布団である。

この時期、日中十分に日の当った布団の中に包まって寝るのは至福の喜びであるが、我が家では残念ながら今年の初めかに引っ越してきたお隣さんが3階建ての家を新築したため、日照時間をすっかり奪われ、布団干しもままならず、あの暖かい布団に包まれる喜びを奪われてしまったのは、何とも不条理であるな、など思いながらあちこちにほされた布団の花を眺めながら歩いた次第である。

写真&俳句VOL872~凛と咲く

2015-11-26 | 写真&俳句
今年一番の寒い日となったこの日、満開の皇帝ダリアが凛として咲いていた。


寒空に     皇帝ダリア     凛と咲き


昨日は前の日の小春日和の陽気から一転10度も低い寒い日となった。

午前中降っていた雨が止んだので、昼過ぎに散歩に出た。

黒目川遊歩道沿いの畦道で咲く満開の皇帝ダリア。

このところの雨や風ですっかり痛めつけられてしまっているのでは、と心配していたが案に相違して寒空の中、凛とし咲いていた。

散歩の度に楽しませてもらった皇帝ダリア、いよいよ見納めの時を迎えた感がある。

写真&俳句VOL871~木漏れ日と落葉の中で

2015-11-25 | 写真&俳句
落葉が降り積もった公園のベンチで大の字になって本を読む人。

件の人、最初はこういう姿で本を読んでいたのだが・・・。


落葉敷く 城跡にてや のんびりと 木漏れ日の中 本を読む人


昨日は、小春日和の絶好の散歩日和。

いつもの黒目川遊歩道の散歩コースからちょっと足を伸ばして城山公園に立ち寄ってみた。

この公園、小高い丘の上に造られた平山城の跡で、4つの郭と櫓台(本郭)堀の形状がはっきり残っている。

晩秋の季節、降り積もった落葉を踏んで散策するのにはもってこいの場所である。

誰もいないだろうと、木々を通して差しこむ木漏れ日と落葉のコントラストを写真に収めていると、公園の片隅に置かれたベンチで本を読んでいるご仁を見つけた。

最初のうちはベンチに腰掛けて読んでいたのだが、そのうちベンチに大の字になって読み始めた。

そんな姿を見て、このままベンチでまどろんで風邪でも引かなければいいが、と余計な心配をしてしまった。



写真&俳句VOL870~孫の七・五・三

2015-11-24 | 写真&俳句
祈祷をする明治神宮内の「神楽殿」の大広間に向かう娘夫婦と孫たち。


祈祷が終わり、いただいた千歳あめを大事に抱えて参道を歩く孫のNくん。


幼子の     晴れの舞台や     七五三


3連休の最終日の昨日は、孫のNくんの七五三のお宮参りということでかみさんと一緒にその晴れ姿を見届けに行って来た。

場所は4年前、お兄ちゃんのKくんがお宮参りをした明治神宮である。

この日、Nくんは風邪気味で体調はいいとは言えなかったが、Nくんなりに 「今日の主役は自分だ」 と、わかっていたので、朝からテンションが上がっていた。

4年前、お兄ちゃんのKくんが着たスーツを着て、ニコニコと嬉しそう。

式場の「神楽殿」へ向かう明治神宮の参道を兄弟仲良く手を繋いで歩く後ろ姿を眺めながら、4年前はまだ乳母車の中にいたNくんがもうこんなに大きくなったのかと感無量であった。

そして、家に帰って来てからかみさんと二人して4年前のKくんの七五三のアルバムを久しぶりに開き、時の流れの速さを改めてかみしめた次第である。

4年前の七五三でポーズをとる孫のKくん。



フルート、二胡、アルパ、異色のトリオを聴く

2015-11-22 | 音楽
かみさんが友達からコンサートのチケットをもらってきた。

会場は家から歩いて10分の所というので連れだって聴きに行って来た。

以下はいつものように会話風による感想である。

― 会場も狭いし、音響効果も良くなかったけど、手作り感があって、アットホームな楽しいコンサートだった。

― プログラムも、間に「朗読」が入るなど工夫があって面白い試みだと感心した。

― プログラムに「朗読」とあったので、どんな演出になるのかなと気になっていたんだけど、「映像」と「声」と「楽器」の絶妙なコラボゼーションだった。

― プロジェクターに映しだされた「絵」が可愛くて、またナレーションも情感がこもっていて思わず引き込まれてしまった。

― まさに「三位一体」の演出で感動した。

― 演奏だけど、フルート、二胡、アルパという組み合わせは、珍しいんじゃないかね。

― フルートはメジャーな楽器だけど、二胡、アルパはあまりなじみがないもんね。

― 音色が似ているところもあって、曲によってはそれぞれの楽器の相性が合っていないかなと感じられる所も無きにしも非ずだった。

― 特に、フルートと二胡にその傾向があったあったように思った。

― 確かにそれぞれの楽器が「ケンカ」しないように、アレンジにもう少し変化があったらよかったかもね。

― でも「ツボにはまった」時の演奏は聴き応えがあった。

― 「見上げてごらん夜の星を」、「津軽のふるさと」は絶品だった。

― この2曲に関しては、二胡がいい味を出していたね。

― アルパに関しては、「コーヒールンバ」のソロがこの楽器の良さを十分に引き出していたね。

― 若い女性のトリオ演奏、一生懸命さが溢れていて好感が持てた。




秋色コンサートプログラム


明天
燕になりたい
君の影になりたい
見上げてごらん夜の星を

朗読 くうき  花さき山

津軽のふるさと
snow tears
コーヒールンバ


アンコール ハイオク満タン


演奏

二胡  今井美樹
フルート  前田美保
アルパ  藤枝貴子