写真＆俳句ＶＯＬ９０４～指定席

暖かい日差しの中、仲好く日向ぼこを楽しむカモの番（つがい）。

ひなたぼこ　　　　　寄り添ふカモの　　　　　指定席

「三寒四温」、寒さ暖かさを繰り返しながら、季節は1歩1歩春に向かっている感がする。

この日は、久しぶりに陽光が戻り、散歩コースの黒目川遊歩道では、小春日和の中、野鳥たちが思い思いに羽を休めて暖かい日差しを満喫している姿が多く見受けられた。

写真＆俳句ＶＯＬ９０３～寒中水泳

飼い主の投げた棒を勇躍追いかける黒ラブ。水の中が大好きといっても、まだ水は冷たいだろう。

小春日や　　　　　黒ラブ勇みて　　　　　川の中

黒目川の川岸の階段で、飼い主が川の中に投げた棒を目がけて、黒ラブが泳いでいく。

リードがピンと張って、飼い主は今にも川の中に落ちそうである。

「危ないですから、気をつけて下さいよ」

と思わず声をかけてしまった。

「この子ったら、川の中が大好きなもんで、今日は暖かいから私にせがむんですよ」

と件の飼い主。

そして、飽きもせず何回も川の中に飛び込む黒ラブ。

前日に続いて、3月中旬を思わせる暖かさの黒目川散歩中の一コマである。

写真＆俳句ＶＯＬ９０２～早咲きの梅

赤白黄　　　　　咲き競いけり　　　　　梅の花

列島を襲った時ならぬ「大寒波」もようやく峠を越し、この日は気温がぐんぐん上昇、久しぶりの散歩日和となったので、いつものコースから少々足を伸ばしてみた。

すると、その途中で早咲きの紅梅、白梅、ロウバイが、色を競うかのごとく咲いていた。

我が家の梅は、蕾も固く、小さくて咲きだすのにはしばらく時間がかかりそうだが、この日のような陽気が続けば我が家の梅の開花もそんなに遠いことはないだろう。その日の来るのを心待ちにしたい。

写真＆俳句ＶＯＬ９０１～寒波と初ゴルフ

氷りが張った池の上にはゴルフボールが。

強風にはためくフラッグ。グリーンは凍りつき、堤防には先日降った雪も残っている。

凍える日　　　　　気持ちは熱し　　　　　初ゴルフ

今年の初ゴルフは、生憎なことに週末から続いているこの冬一番の寒気とぶつかってしまった。

今朝の当地はー5度と冷え込み、ゴルフ場はこの寒さを敬遠してか、プレーする人の姿はちらほら。

当方は、「ヒートテックの下着」「タートルネックのセーター」「上下揃いの防寒着」「簡易カイロ」と万全の防寒対策を施してスタート。

凍りついたグリーンと肌を刺す強風に悩まされつつも、気持ちだけは負けまいと気合を入れて初プレーに臨んだ。

最悪のコンディションにしては、結果はまずまずであったが、相変わらずパットが決まらず、今年の課題は、昨年同様パターであることがはっきりした。

写真＆俳句ＶＯＬ９００～雨戸繰る音

先日降った雪がまだ残っていて寒い大寒の朝となった。

雨戸繰る　　　　　音や聞きつつ　　　　　ひと眠り

冬の朝、ご近所で雨戸をあける時間帯、一度目は、6時半頃、二度目は7時頃である。

布団の中でその音を聞くのだが、一度目の時は「まだ30分」は寝られると思い、二度目の時は「もう15分」と、布団の中でぐずぐずしている。

今朝は、特に冷え込んでまさに「大寒」に相応しい寒さ。

布団の中が恋しくて、「もう15分」が、いつの間にか「30分」を超えてしまい、我が家の雨戸が開いたのは何と8時過ぎであった。