写真＆俳句ＶＯＬ６０９～午（うま）年ゆく

今年の紅白歌合戦のオープニングシーン。

紅白や　　　　　午（うま）駆け去りぬ　　　　　矢の如く

早いもので、今年も残すところ今日１日となった。

「もう１年が立ってしまうのか」と今さらながら時の流れの速さに驚かされる。

特に１２月に入ってからの速さたるや「矢の如し」の感がある。

今年の干支の『午・馬』が、２０１４年（平成２６年）のゴールを今まさに駆けぬけんとする図である。

大晦日と言えば家族揃って「紅白」を見、年越しソバを食べ、ゆく年くる年を見て新年を迎える、我が家の大晦日の過ごし方である。今年もこうして大晦日を過ごすことのできることに感謝である。

お礼

この１年、「折々の記」を訪問していただいてありがとうございました。
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新しい年が皆様にとって幸せな年でありますようにお祈りしています。

来年もよろしくお願いいたします。

写真＆俳句ＶＯＬ６０８～「拍子抜け」の大掃除

今年の７月までは、台所には愛犬のパール垂らしたよだれの跡がこびりついていたのだが・・・・。

愛犬の　　　　　毛ひとつなし　　　　　大掃除

昨日は小春日和の暖かい１日だったので、床に掃除機をかけたり、雑巾で拭いて磨きあげたりと室内の掃除をした。

いつもの年であれば、床には愛犬パールの黒い毛がいっぱい落ちていたり、また、特に台所には大量のよだれがこびりついて、「パール、お前のよだれ中々おちないんだよ」　と話しかけながら、雑巾でこすり落とすなど一苦労したものだが、７月に愛犬が旅立ってしまった今は、床には体毛１本、よだれの跡一つすらない。

何か拍子抜けすると同時に愛犬のパールがいなくなってしまったんだ、と実感させられた今年の年末大掃除であった。

写真＆俳句ＶＯＬ６０７～「やっつけ」仕事

押し詰ってからの年賀状書きは、やっつけ仕事で深夜に及んだ。

押しつまり　　　　　夜なべ仕事や　　　　　賀状書き

「毎日が日曜日」の日々を送っているわが夫婦、年賀状を書く時間など売るほどあるのだが、例年のことながら切羽詰まらないと重い腰が上がらない。

気が付いて見れば「年賀状は、２５日までに」というタイムリミットはとっくに過ぎてしまっている。

「残すところあと数日」となって大慌てで作業を開始。

そして、小生は午前零時半、かみさんは午前２時半までかかってようやく年賀状書き作業終了。

なんともその場限りの「やっつけ」仕事である。

果たして、我が家の年賀状は元旦にみなさんのお手元に届くのだろうか。

写真＆俳句ＶＯＬ６０６～まとめ買い

　　　　　
まとめ買いした本
「村上海賊の娘」（上・下）（和田　竜著）（左）と「銀翼のイカロス」（池井戸　潤著）

話題本　　　　　まとめ買いする　　　　　歳の暮れ

先日、新聞の広告で「今年を読む　来年を読む」という読書特集をしていた。

その中で「今年の収穫　各種ベスト１」が選ばれていた。

単行本・文芸書年間ベストセラーでは「村上海賊の娘」（和田　竜著）が、単行本・フィクション年間ベストセラーでは「銀翼のイカロス」（池井戸　潤著）が選ばれていた。

年末、年始に読む本を探していた矢先だったので、まさにグッドタイミングな企画広告であった。

最近は、もっぱら図書館の本を借りて読んでいて、本屋で購入することはほとんどないのだが、図書館は年末年始の休館に入ってしまっているので、久しぶりに本屋に足を運んでまとめ買いをした次第である。

写真＆俳句ＶＯＬ６０５～寄り添い、身を丸め

寒さをしのごうと寄りそい、身を丸めるカモの番（つがい）

寒風に　　　　　カモの番（つがい）や　　　　　身を丸め

前回に続いて黒目川に生息する鳥たちの観察の結果である。

この日も西高東低の典型的な冬型の天気。

空は青く澄み渡っているものの、北風が強く吹き、降り注ぐ陽の光は弱々しい。

黒目川では、水から岸に上がってひなたぼこをしているカモの番（つがい）にも容赦なく寒風が吹き付け、少しでも寒さを防ごうと２羽で寄りそうように身を丸めてじっとしてる姿は、いかにも寒々とした光景に映った。