折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

メモリアルにふさわしい力作

2015-12-11 | 友達・仲間
Tさんがメモリアルの作品として選んだのは、昨年開業100周年を迎えた「赤レンガの東京駅」



ステンドグラスの制作を始めて今年で丁度10年になるんですよ、一区切りですよね。
そこで、記念になるものをと思いましてね。

たまたま開業100周年を記念して復元された「赤いレンガの東京駅」のデザインに魅せられて、「これしかない!」とチャレンジしました。

天蓋の裏は、中央口がデザインされている。


それは大変でしたよ!下絵から設計図そして制作とたっぷり半年はかかりました。

見ていただければわかると思いますが、結構細かい作業の連続なんですよ、技術的に難しい点も多々あって、神経も使いましたね。

それだけに、やりがいも、充実感もあってわくわくした6ヶ月でしたね。



ゴルフ仲間で親しくさせてもらっているTさんの趣味の一つであるステンドグラスの展示会が銀座の画廊で開かれるというので、友達のMさんと誘い合わせて見に行って来た。

上記は、その時のTさんのコメントである。

今までの彼の作品にはなかった新境地がそこかしこにちりばめられた、まさにメモリアルにふさわしい力作で深い感銘を覚えた次第である。

同時に、コツコツと地道な努力を積み上げ、日々精進している彼の生きざまに改めて敬意を表した次第である。

同じデザインをもとに出品者が個性を競い合った興味深い作品。

ステンドグラス展~労作一堂に

2014-12-03 | 友達・仲間
気の合う友人の一人であるTくんが所属するステンドグラス展が開かれているというので出かけてきた。

その感想を写真とコメントで紹介したい。

労作出揃う~ゴルフコンペの優勝者への副賞14点


親友のHくんが主催する、気の合う仲間たちが集まるゴルフコンペがある。
平成11年に始まり回を重ねて14回になる。

そのコンペの世話役がTくんで、彼の尽力なくしてコンペの存続はありえない、といわしめる名幹事である。

その彼が忙しい合間を縫ってコンペの度に優勝者のためにステンドグラスを制作し、提供している。

その努力には本当に頭が下がる思いである。

今回、ステンドグラス展に際し、これまで贈った全作品14点が揃った。
本人にとっても感無量なものがあることだろう。

小生もノドから手が出るほど欲しくて毎回狙うのだが、思うようにならないのが何とももどかしい。
来年こそ、この逸品をぜひともゲットしたいものだと念願している。


労作一堂に集う
今回の展示会の特設コーナーに並んだ優勝者へ贈られた14個の作品。一度手渡してしまったものを取り寄せるのは、さぞ大変だったのではなかろうか。

記念すべき第1回の作品


今年の出展作品


今年の出展作3点は、「可愛さ」「やさしさ」「暖かさ」がそれぞれの作品に表現されていて、Tくんの人柄そのものといった作品になっていて、仄々と幸せな気分を味わった次第である。

作品名「洸」


  
作品名「こもれび」(左)赤い実(右)


あっという間に過ぎる日々~「話の花」の一コマ

2013-04-25 | 友達・仲間
幼なじみたちとの時期外れのお花見会は、結局「話の花」が満開だった、と昨日のブログで書いたが、これは、そんな「話の花」の中の一つである。

浅草をぶらりと歩いてから入った喫茶室。

10人もいると話があっちに飛びこっちに飛びして、あっという間に時間が過ぎてしまう。

小生の前にすわったのはK子ちゃんとS江ちゃん。

賑やかに会話が弾んでいて、小生と隣のHちゃんはどちらかというと聞き役。

そんな中、彼女たちの話題が「時間が経つのが早いわね」ということになってきた。

Hちゃんも小生もこのことは日頃から実感していることでもあり、ようやく出番とばかり、それぞれが最近感じた具体例を上げて大いに盛り上がった。(いっぱいあって具体例には困らない。)

以下は、その時の取り留めのないやり取りの一コマである。

― わたしたち(K子ちゃんとS江ちゃん)2週間に1回会ってるんだけど、次に会うまでまだ時間があると思ってるとあっという間に次に会う日が来てしまうんだもの、時間の経つのが速いのには本当にびっくりよ。

― オレのところの犬、心臓が弱ってしまって、かかりつけの先生からいつも薬を2週間分もらっているんだけど、気がついて見るとその薬があっという間になくなってしまい、もう、2週間が経ってしまうのだ、と薬の減り具合から時間の経つ速さを実感するよ。

― 犬は、歳を取る早さが人間よりもずっと早いって言うけど、人間だって歳を取って来ると、犬ほどではないにしても、時間の流れは早くなるような気がするよね。

― 歳を取ると、人間も犬と同じように体の中の「体内時計」が時間が速く進むようにセットされてるんじゃないかと思ってしまう。

― 人によって違うんじゃない、中には1日が何て長いんだろうと思っている人だっていると思うよ。

― そうだね、今年から施設に入っている老母(5月で97歳)に会いに行くと、何時も言うんだ、「1日が長い」って。

― 時間が早く経ってしまうと感じている人は、それだけ生活が充実しているということだから、幸せだっていうことだよね。今の境遇に感謝しなくては。



桜ならぬ、「話の花」を咲かせる~幼なじみとの「時期を失した」お花見会

2013-04-24 | 友達・仲間
盛りを過ぎて、ちょっとさびしくなってしまった牡丹を前に記念写真(浜離宮恩賜庭園にて)


―築地でおいしい寿司を食べ、浜離宮の八重桜を愛で、隅田川を舟で行き、浅草で買い物を楽しむ―

そんな「キャッチコピー」が幼なじみたちに発送されたのが3月中旬。

そして、桜の季節がとっくに終わってしまった昨日、この時期を失したお花見会が行われた。

それでも10人の幼なじみたちが参加してくれ、

「今年は桜が早すぎたんだから」とか「桜は口実で、花よりも【話の花」を咲かせるのが目的だから」

と口々に言って、慰めてくれたのには、幹事としては「桜もないのにお花見なんて」と忸怩たる思いがあっただけに、救われた次第である。

確かに、八重桜はもう散ってしまっていたが、築地の老舗の寿司屋でおいしい寿司に舌ずつみをうちながら、また、緑したたる浜離宮を散策しながら、浅草に向かう遊覧船の中でお菓子を食べながら、そして浅草見物を終えて一休みした喫茶店でコーヒーを飲みながら、それこそ話の花が次々に咲いて、それこそ「満開」。

それはそれは、「お花見会」ならぬ、楽しい「お話し会」になった次第である。

遊覧船から「レインボーブリイッジ」を望む。


浅草浅草寺に詣でる。


そして、話はこの秋の「紅葉狩り」に。

そして、今度は「紅葉も見頃」の頃に、紅葉をダシに「お話し会」をやろうと約束して散会となった。


想定外の「結末」~発風山・山歩き顛末

2013-03-30 | 友達・仲間
里は花がいっぱいだったが、山の中ではミツバツツジが咲いているぐらいで、山の春はもう少し先か?


昨日の山歩きの続きである。

咲き競う花々を愛でながら4人で歩くことしばし、ようやくそれらしき場所に出たが、登山口がわからない。

たまたま、近くにいた地元の人に聞くと、やさしい登り口とちょっと大変な登り口と二通りの行き方を教えてくれた。

われわれは、歳のことも考えずに後者の方を選んだのだが、これが結果的に想定外の結末を迎えることになるとは・・・・。

久しぶりの山歩きに張り切る幼なじみたち。



登山道入り口に「クマ出没、注意」の立看板が。

登り始めてしばらくして、先頭を行くMくんが道の真ん中にうず高く盛り上がっている動物の「ウンコ」と遭遇、「これ、クマのウンコ?」

一同、余りの量のウンコに思わずクマの「ウンコ」とギクリ。

山道の真ん中に大量のウンコが。このウンコ、この後も再三見ることになる。


いつもはクマ対策用にと鈴を付けているMくん、Kくんともにこの日に限って用意なし。

「それでなくても、われわれ4人の声は大きいから、それだけでクマよけになるよ」と強がるKくん。

そんな訳で、この日はいつにも増しておしゃべりに花を咲かせながら歩く4人組。

里は春の花で溢れているというのに、1歩山に入ると新芽が少し芽吹いているとは言え、辺りはまだ冬の様相が濃く、花と言えばミツバツツジを見かけるくらいである。

山の春は、もう少しらしい。

 
山歩きで見つけたもの。シュンラン(左)と山繭(右)



10時半に歩き始めて、約2時間、大分歩いたが発風山まであと何キロの表示が出て来ない。

取りあえず昼食を済ませ、発風山の頂上を目指す。

そして、しばらく歩くとやっと案内の標識があった。

しかし、標識には発風山まで「1・1キロ」とあるではないか。時間を見ると午後1時半過ぎ、頂上まで行く時間的余裕がない。

そこで、急遽「鳩首会談」、その結果、登頂はあきらめてこのまま下山することに。

このメンバーで何回も山歩きをしているが、頂上を極めなかったのはこれまで一度もない。

やっぱり、最初に言われた「楽なコース」を選んでおけばよかったかな、とぼやいても後の祭りであった。

今回は何とも「締まらない」結末になってしまったが、あのまま頂上を目指していたら下山が遅くなり、帰りのバスもなくなって、大変なことになりかねなかった、あれで正解だったんだよ、と帰りの電車の中でみんなで胸をなでおろした次第である。