折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

チャイコフスキーの「3大バレエ」を満喫

2016-09-27 | 音楽
多い時は2カ月に1回聴きに行っていた幼なじみとのクラシックコンサート。
去年あたりから段々と足が遠のき、今年は3月以来の2回目である。(今後の予定は12月の『第9』)

久しぶりに会って、開口一番Y子ちゃんから、

「ブログ、サボってるでしょう!、9月に入ってからしばらく更新がないので心配してしまったわよ。楽しみにしてるんだから頑張ってよ。止めちゃうのはダメだからね」

と「おしかり」を頂戴してしまった。

昼食はブログの話や近況などで大いに盛り上がった。

さて今回のコンサートだが、著名な指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーがタクトを振るチャイコフスキーの「3大バレエ」名曲選である。

― チャイコフスキーの「3大バレエ」音楽をいっぺんに聴くなんてあんまりないよね。

― そうね、知っているメロディが次々と出てきて、とっても楽しかった。

― まるでディズニーの世界に入り込んだような気分を味わったよね。

― 特に「白鳥の湖」なんか聴くと、中学時代の音楽の時間を思い出したわよ。

― オーケストラもいつもと違って、ハープや打楽器が活躍したりと多彩で、とても楽しかった。

― 特にトライアングル、大太鼓、シンバル、タンブリン、カスタネットといった打楽器が印象的だったね。

― 印象的と言えば、グロッケンシュピールと言う楽器の音を始めて聴いた。

― チャイコフスキー特有の優雅でもの哀しい美しい調べが随所で奏でられうっとりと聴き入っていると、金管楽器が迫力のある音を出したりと、響きが多彩で飽きなかった。

― 指揮者のロジェストヴェンスキーさんやオーケストラの人たちも、リラックスして楽しげに演奏していたように見えたよね。

― 久しぶりの晴れ、そして楽しいひと時、心身ともにすっきりしたわよね。




<第191回 日曜マチネーシリーズ>プログラム


チャイコフスキー「3大バレエ名曲選」


1・バレエ音楽<白鳥の湖>から
序奏、ワルツ、4羽の白鳥の踊り、ハンガリーの踊り、スペインの踊り、フィナーレ

2・バレエ音楽<眠りの森の美女>から
ワルツ、パノラマ、アダージョ

3・バレエ音楽<くるみ割り人形>から

Ⅰ情景、魔法の城 Ⅱ情景、クララと王子・くるみ割り人形の登場 Ⅲディベルティスマン「チョコレート」「コーヒー」「お茶」「トレパック」「葦笛の踊り」「道化師の踊り」Ⅳ「花のワルツ」Ⅴ パ・ド・ドゥ」「序奏」「変奏Ⅰ」、「変奏Ⅱ」「コーダ」Ⅵ 終幕のワルツとアポテオーズ


演奏:読売日本交響楽団
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー

ブラボー、コバケン!~日本フィル演奏会

2016-06-27 | 音楽
当日配られたプログラム。


この所足が遠のいていたオーディオ談笑会だったが、久しぶりにコンサートでメンバーが揃った。

この日のプログラムは、ベートーヴェンとブラームス。

筋金入りのブラームス通であるKさんを中心にビールを傾けながら、しばし音楽談義に花が咲いた。

― 「コバケンワールド」と銘打ったコンサートとあって熱気のこもった感動の演奏会だった。

― 交響曲だけでなく、協奏曲もスケールの大きな演奏でソリストを巧みにサポートするなど堂に入った指揮ぶりだった。

― オーケストラとピアノが渾然一体となった雄渾な演奏でまさに「皇帝」というネイミングにぴったりの演奏だった。

― ソリストの仲道さんも気合が入って、凄い集中力だった。

― 特に弱音の美しさが際立っていて、第2楽章など聴き惚れてしまった。

― いつものことだけど、演奏が終わってソリストが舞台の袖に引き上げる時のあの「満ち足りた」表情は、いつ見てもいいものだね。

― メインのブラームスだけど、演奏を始める前にコバケンさんが自らピアノを使って曲の解説をしてくれたことが、実際の演奏を聴いて「なるほどそういうことか」と大いに役だったよね。

― あのお話しは、コバケンさんならではの試みで、気さくな人柄が溢れていて好感が持てたね。

― ブラームスの交響曲第4番だけど、ブラームスが大好きでこれまで生演奏や有名なCDなどを色々と聴いてきたけど、この日の演奏はとにかく格別だった。
楽曲の「緩」「急」「強」「弱」をこれほど自家薬籠中のものとしている演奏は稀有なんじゃないかな。

― まさに「ブラボー、コバケン」といった感動の演奏だった。

― それを可能にしたのが、日本フィルの演奏水準の高さだったのじゃないかね。分厚い音の広がり、美しい音色、見事なアンサンブル、まさに指揮者とオーケストラが渾然一体となった究極のブラームスを再現してくれた。

― こんな感動的なブラームスを聴けただけで今日は最高に幸せな1日だった。

― アンコールで急逝した楽団員に哀悼の誠を捧げるべく奏でた「ダニー・ボーイ」は、胸に切なく響いて涙がにじんできた。 




「コバケン・ワールド」プログラム


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
ブラームス:交響曲第4番ホ短調

指揮とお話し:小林研一郎
ピアノ:仲道郁代







オーケストラの魅力を満喫

2016-03-10 | 音楽
昨日は、コンサートの前に連れ立って「巣鴨」デビューを果たしたことを書いたが、今回はコンサートの感想をいつものように会話風にまとめて見たものを紹介したい。

― 今回はよく知っていて、耳になじんだ曲ばかりだったのでとっても楽しかった。

― 最初から最後まで音楽の世界に浸れたっと言う感じね。

― 確かに「管弦楽名曲集」と言ったプログラムで大いに楽しめたね。

― いつもよりもオーケストラの各楽器のソロの演奏部分が多かったので、それぞれの楽器の音色を堪能できた。

― ソロの演奏を聴くたびに思うんだけど、自分が演奏する番になった時のプレッシャーって相当なもんなのだろうな、それだけに存分に演奏で来た時の充実感、喜びは何ものにも代えがたいんじゃないかね。

― 今回は、ボレロをはじめとしてソロ演奏が目立ったので、演奏が終わった後、指揮者が彼らを一人ひとり紹介して、称えるのに大わらわだった。

― アランフェス協奏曲のギターも良かったわね。

― 特に聴きどころの第2楽章は、みんな固唾をのんで演奏に聴き入っていた。

― しかし、何と言っても圧巻は「ボレロ」だったよね

― フルートが有名な旋律を奏でところから先ずしびれるよね、そしてクラリネット、ファゴット・・と移り変わっていき、どんどん楽器が代わり、徐々にリズムを刻む楽器も増えていき、音に厚みが加わっていく。そして、最後の劇的な盛り上がり、オーケストラの魅力をこよなく発揮させる演奏にしびれたね。

― ゆっくりとおしゃべりもできたし、オーケストラの魅力も堪能できたし、今日は最高に楽しい1日だった。(一同、同感!!)


第185回東京芸術劇場マチネーシリーズプログラム


曲目
ビゼー<カルメン組曲>から
ファリャ<三角帽子>第2組曲
ロドリーゴ アランフェス協奏曲
ラベル ボレロ

指揮:ユ0ジン・ツイガーン
ギター:朴 葵姫
演奏:読売日本交響楽団

「ブラボー」なしの「第9」

2015-12-20 | 音楽
幼なじみと聴きに行くクラシックコンサート。
12月は恒例の「第9」である。

今年は幼なじみたちの都合が揃わず、Kくん、U子ちゃん、Y子ちゃんの全員が揃ったのは今回が初めて。
年末の忙しないひと時を、みんなで音楽を聴きながら過ごした。

以下は、いつものように会話風による感想である。

― 第9の演奏と言えば、演奏が終わるのを待ちかねたように、あちこちから「ブラボー」の声が掛るのが通例だが、今回はまったく聞かれなかったね。

― 拍手も熱狂的でなく、鳴り止まぬといったほどでもなかった。

― 第9の演奏会にしては、極めて珍しいね。

― 今まで聴いてきた「第9」の演奏と比べるとちょっと異質に聴こえたね。

― そうだね、テンポが速いよね。第1楽章を聴き始めて、このテンポではちょっと音楽に入っていけないなと思ったよ。

― 第9の演奏と言えば「雄渾でスケール大きく」というイメージがあるので、「テンポよく、エネルギュッシュに」というスタイルは、今一つ馴染めなかったね。

― 特に第三楽章、あんなに「そっけなく、武骨」な演奏は聴いたことがなかった。

― 指揮者の「指揮スタイル」には、それぞれ個性があるので、あとは聴く人の好みの問題だけど、こと「第9」に関しては、このスタイルは好みではなかったね。

― 聴衆はそのあたり正直だと思ったね。



第182回東京芸術劇場マチネーシリーズプログラム


ベートーヴェン 交響曲第9番二短調作品125<合唱付き>

指揮:上岡敏之
ソプラノ:イリーデ・マルチィネス
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:吉田浩之
バリトン:オラファ・シグルザルソン
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史
演奏:読売日本交響楽団

フルート、二胡、アルパ、異色のトリオを聴く

2015-11-22 | 音楽
かみさんが友達からコンサートのチケットをもらってきた。

会場は家から歩いて10分の所というので連れだって聴きに行って来た。

以下はいつものように会話風による感想である。

― 会場も狭いし、音響効果も良くなかったけど、手作り感があって、アットホームな楽しいコンサートだった。

― プログラムも、間に「朗読」が入るなど工夫があって面白い試みだと感心した。

― プログラムに「朗読」とあったので、どんな演出になるのかなと気になっていたんだけど、「映像」と「声」と「楽器」の絶妙なコラボゼーションだった。

― プロジェクターに映しだされた「絵」が可愛くて、またナレーションも情感がこもっていて思わず引き込まれてしまった。

― まさに「三位一体」の演出で感動した。

― 演奏だけど、フルート、二胡、アルパという組み合わせは、珍しいんじゃないかね。

― フルートはメジャーな楽器だけど、二胡、アルパはあまりなじみがないもんね。

― 音色が似ているところもあって、曲によってはそれぞれの楽器の相性が合っていないかなと感じられる所も無きにしも非ずだった。

― 特に、フルートと二胡にその傾向があったあったように思った。

― 確かにそれぞれの楽器が「ケンカ」しないように、アレンジにもう少し変化があったらよかったかもね。

― でも「ツボにはまった」時の演奏は聴き応えがあった。

― 「見上げてごらん夜の星を」、「津軽のふるさと」は絶品だった。

― この2曲に関しては、二胡がいい味を出していたね。

― アルパに関しては、「コーヒールンバ」のソロがこの楽器の良さを十分に引き出していたね。

― 若い女性のトリオ演奏、一生懸命さが溢れていて好感が持てた。




秋色コンサートプログラム


明天
燕になりたい
君の影になりたい
見上げてごらん夜の星を

朗読 くうき  花さき山

津軽のふるさと
snow tears
コーヒールンバ


アンコール ハイオク満タン


演奏

二胡  今井美樹
フルート  前田美保
アルパ  藤枝貴子