「田子山富士塚」全景
この富士塚は、古墳といわれてきた「田子山塚」の上に盛り土をして築造されたものです。
富士塚とは、富士山を模して築かれた人造の小山で、主に江戸時代から明治時代にかけて築造され、県内だけでも約百基の富士塚が現存し、市内では、この他に一基羽根倉の浅間神社にあります。
工事は、明治二年(一八六九)十月から五年六月にかけて行われました。
塚は、高さ十二メートル、樹木や岩石の配置に工夫が施されており、富士山に模して登山道・人穴・胎内・烏帽子岩・釈迦割石や富士山から運んだ熔岩などが置かれ頂上の祠の中には木花咲耶姫命が祀られています。また塚のふもとには、浅間神社の祠があり承海の逆修板碑が祀られています。「富士塚」としては県指定第1号であり、市内における県指定文化財としても第1号である。(志木市教育委員会掲示(境内掲示より)
下から頂上を見上げる。
富士塚に 積りし雪や はや斑(まだら)
朝のうちはみぞれまじりだった今年の初雪、9時過ぎごろから本降りに。
そして、雪のピークは午前中いっぱい。午後からは小雨模様に。
そこで雪が止んだのを機に雪景色を撮るべく長靴をはいて外出する。
目的場所は、かねて居合の仲間のTさんから「行って見たら」とすすめられている「田子山富士塚」。
この富士塚、「志木のお富士さん」としてつとに知られているとのこと。
辺りの景色を見ながら歩くも、思ったほどには雪は積もっていない。この分では富士塚も真っ白に雪化粧とは行かないかもと、少々不安になる。
そして歩くこと30分、富士塚のある敷島神社に到着、拝礼を済ませて雪をまとったお山を仰ぐが、不安が的中、お山に積った雪は早やまだら模様を呈している。
雪がピークの時に来れば、また違った趣の写真もとれたかもしれないと思ったが、後の祭りであった。
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