折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL351~大晦日・紅白

2013-12-31 | 写真&俳句
紅白出場50回を機に紅白卒業を宣言し、熱唱する北島三郎。



大晦日    紅白見つつ     行く年や



平成25年も、あと数時間を残すのみとなった。

今年は、小生にとっては「古稀」、70台へのスタートの年であったが、その1年もあっという間に終わろうとしており、年が明ければ71歳とまた一つ歳を重ねることになる。

大晦日、今年も何事もなく「健康で楽しく過ごせたこと」を感謝するともに、家族と一緒にテレビで「紅白」を見られる幸せをかみしめている次第である。



お礼

この1年、「折々の記」を訪問していただいてありがとうございました。

新しい年が皆様にとって幸せな年でありますようにお祈りしています。

よいお年をお迎えください。

来年もよろしくお願いいたします。




写真&俳句VOL350~大晦日の古刹

2013-12-31 | 写真&俳句
新年を迎える準備も終わり、静かな佇まいを見せる古刹・東圓寺の山門。



くる年を     静かに待てる     古刹かな



今年の散歩の歩き納めは、当市内では最古でかつ指定文化財である真言宗智山派の古刹・松光山薬王院東圓寺。

穏やかな大晦日。

古刹は、静かな佇まいで明日の初詣の人々を待ちうけていた。


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ブログを始めて7年半になるが、この間、月間で毎日ブログを更新できたことは一度もなかったが、どうしたことか12月度で達成することになった。

多分、こんなことは最初にして最後であろうが、今年の最後のブログを「有終の美」で飾ることができたのは、何よりであった。

写真&俳句VOL349~寒波の朝

2013-12-30 | 写真&俳句
畑には、びっしりと霜が降りていた。


そこかしこ     白き世界ぞ     寒波かな


年末寒波の到来である。

この日の朝は、この冬一番の冷え込みで、昨日に続いて外の水道が凍った。

道路では、撒いた水が凍って、滑って危ない。

歩道は、流れた水が凍っていた。


畑には、びっしりと霜が降りて日差しを反射し光っている。

畦道には、霜柱が立って、歩くとバリバリと音がする。

畦道には霜柱が。


散歩で出会う人の吐く息も白い。

そこかしこ、寒波により白一色の世界である。

写真&俳句VOL348~丸坊主

2013-12-29 | 写真&俳句


枝打ちや     丸坊主にて     空広し



近くの小高い公園に行こうとしている時のこと。

歩いていると、いきなり目の前が開けた。

あれっ、と思ってよく見るといつもなら右手に大きな木々が枝葉を伸ばしているのだが、その木々の上の方の幹がことごとく切られてしまっていて、丸坊主になっていた。

切り口が真新しい所から、どうも最近、枝打ちがあって『芯止め』されたらしい。

そのため、視界が開けて、これまで見えなかった空が見えるようになったのだ。

いかに「木のため」とは言え、途中から切られて、ずん胴をさらしている図は痛々しく、かつ寒々とした佇まいに見えた次第である。


写真&俳句VOL347~渋柿の運命(さだめ)

2013-12-28 | 写真&俳句
もの凄い勢いで柿の実を食べつくす鳥の群れ。



渋柿や     鳥に食わるる     運命(さだめ)かな



今の時期、エサを求めて鳴き交わす鳥たちの声がかまびすしい。

そんな鳥たちにとって、残された最大の餌場は熟した渋柿だろう。

散歩していると、あちこちで真っ赤に熟した柿の木を見かけるが、どの木にも鳥たちが群がって実を食べつくしている様子は実に凄さましい。

そんな光景を見るにつけ、「渋柿は鳥たちに食べられる運命なんだ」、「そのためにこの時期まで実をつけていたのか」と「自然界の命の営み」に思いをいたした次第である。


人が通りかかると一斉に電線の上に逃げて、いなくなるのを待つ鳥の群れ。