折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL757~生つばごっくん

2015-05-31 | 写真&俳句
たわわに実をつけた枝豆。ぷっくりと膨らんでいかにもおいしそうである。


広い畑には食べ頃の枝豆がいっぱい。



枝豆や     生つばごくり     生(な)り姿


居合の練習場の鍵を借りるため近くの中学校に出向いた時のこと。

家並みが途切れると左右に畑が広がっている。

何が植わっているのだろうと近寄って見てみると、たわわに実をつけた枝豆であった。

いつも夏になると夕飯に良く冷えたビールを飲むことにしているのだが、今年は暑さが例年よりも早く来てしまったので、それに合わせビールを飲む時期も早まった。

ぷっくりと膨らんだ大ぶりな枝豆を眺めながら、稽古が終わった後の一杯はさぞかしおいしいことだろう、と生つばを飲み込む思いであった。

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写真&俳句VOL756~牛も競って

2015-05-30 | 写真&俳句
30℃を超える真夏日、放牧されている牛も競って木陰に。



真夏日や     牛も駆け込む     木陰かな



今回の主役は、ポピーでなく牛である。

我々がポピーを見に訪れたのは平日であったが、今がピークとあって専用の駐車場は、混み合うことが予想されたので、秩父高原牧場の駐車場に車を止めてポピー畑まで歩くことにした。

その途中でのこと。

歩き始めてすぐに放牧されている牛たち遭遇した。

その数およそ10頭ぐらいか、どの牛も木陰でのんびりしていたが、中には、何頭かが暑い場所でじっと我慢している姿も。

「この暑さだもんね、牛たちも木陰がいいんだよね」

「でも、日陰でなくて暑い中にいるのもいるぜ」

「あれは、きっと木の下の場所取りに『後れ』をとったんだよ。」

「人間社会だけでなく、どこにも「要領の悪い奴」『はみ出されてしまう奴』っているんだね」


そんな取り留めのない会話を交わしながらのんびりと歩く。

目的地までは20分ほどかかったが、駐車場に入るために長々と続く車の列を横目に見ながら

「牧場の駐車場に止めたのは大正解だったね」

みんなで悦に入った次第であった。

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写真&俳句VOL755~「万華鏡」の如し

2015-05-29 | 写真&俳句
風に揺らめき、きらめくポピーの花。あたかも万華鏡の中を覗き込んでいるような風情である。



ポピー揺れ     きらめく色や     万華鏡



この日の秩父地方は、30℃を超す真夏日だったが、時折、高原特有の風が吹き、木陰では一息つくことができる。

散策路をそぞろ歩きしていると、その風が時折ポピーの畑を吹き渡り、それにつれてポピーの花が一斉に風に揺らめき、キラキラと輝く。そのさまは、あたかも万華鏡の中を覗き込んでいるような風情である。

また、ある時は盆地特有のつむじ風が突如発生し、満開のポピーの花びらを空高く吹きあげる。

最初は、鳥か蝶でも飛んでいるのかと思ったが、目を凝らすと無数のポピーの花びらであった。

ご覧いただけるだろうか、突然のつむじ風に天空に巻き上げられるポピーの花びら。


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写真&俳句VOL754~赤い稜線

2015-05-28 | 写真&俳句
頂から散策路を下りきって、下から眺めると稜線が真っ赤に染め上げられていた。



稜線を    くっきり染めし     ポピーかな


「この間、見に行った鴻巣市のポピー畑は、広さ12・5haとここの倍以上の広さだけど、余りに広すぎて、ちょっと散漫な印象だった」

「そこにいくと、ここは斜面に広がって咲いているので、見栄えがするよね」

「秩父の山々に抱かれた山間に忽然と現れたという雰囲気が、何ともいいよね」

「頂からの眺めと、下からの眺めとでは全然印象が違うのもいいよね」

「上からは、ちょっと『箱庭』的に見えるけど、下から見上げると稜線が真っ赤に染まって迫力があるよね」

「赤いポピーと夏の空が一幅の絵のような素晴らしい眺めだ」


散策路をそぞろ歩きしながら交わした感想の一部である。


赤いポピーと夏空に張り出した雲のコラボ。一幅の絵のような眺めである。


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写真&俳句VOL753~天空を彩る

2015-05-27 | 写真&俳句
標高500mの頂から眺めたポピー畑の絶景。
面積5haの広大な敷地に1500万本のシャレーポピーが咲いている。



山間を     真っ赤に染める     ポピーかな



標高500mの頂から眼下に広がる真っ赤なポピー畑を目にした途端、

「ウアァ!」としばし声を飲んだ。まさに絶景である。

秩父の山間に抱かれるようにして広がるポピーを見に、幼なじみのKくん、Hちゃんと3人で出かけてきた(常連のMくんは、この日体調不良で急遽お休み)。

場所は、埼玉県皆野町と東秩父村にまたがる埼玉県営秩父高原牧場内の皆野町側の一角にあり、我々にとっては、季節ごとに訪れるおなじみの場所である。

以下、何回かに分けてこのポピー畑の眺めを拙い五・七・五で紹介したい。

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