折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL494~威張る夏雲

2014-06-29 | 写真&俳句
空の青と雲の白さが目にまぶしい。(わが家のベランダから撮影)



雨雲を     蹴散らし威張る     夏の雲



昨夜は、明け方にかけて激しい雨が集中的に降った。

その名残か、午前中は雨雲が垂れこめていたが、時間とともに辺りが明るくなったかと思うと青空が急速に広がり、白い大きな夏の雲がむくむくと湧いて空一面を覆った。

その様子は、強力な夏雲が雨雲を追い払い、「どうだ見たか」と威張っているが如くに思えた。

そして、空の青と雲の白さが目にまぶしく映った次第である。

隔世の感~株主総会今昔

2014-06-28 | 雑感
株主総会の記事を掲載した新聞記事(朝日新聞)


6月は株主総会のシーズンだが、昨日の「集中日」が終わってピークが過ぎた。

例年、この時期になると新聞も関連する記事を掲載するが、今年も昨日、今日と関連する記事を比較的大きな扱いで取り上げていた。

総会屋の活動が低調と伝える新聞記事(朝日新聞)。


それによると、

① 警察が把握している総会屋は約270人(昨年末時点)でピーク時の約1700人(1983年)から大幅に減り、目立った活動をしているものは少ないこと。
② 株主総会の開催日については、1995年には同じ日に9割が集中していたが、この10年で開催日の分散化が進み、これまでの最低の4割に減ったこと。
③ 今年は「モノ言う株主」が目立ち、配当の増額を求める提案が過去最多となり、従来型の「シャンシャン総会」は減り、経営陣と株主が真剣に向き合う総会が増えている

と伝えている。

小生が株主総会に関わる仕事に従事していたのは、20数年前。

その頃は、新聞の記事にあるように1700人余の総会屋が存在し、特に暴力団系総会屋が跋扈し、その対策の一環として総会の開催日を同じ日にする会社が9割を超えていた時代、「シャンシャン総会」で終わらせることが担当者の手腕だと評された時代であった。(ブログ「ドキュメント・ザ・株主総会」に詳細)

今、久しぶりに当時のことを思い返し、記事の内容を読むとまさに「隔世の感」がする次第である。

写真&俳句VOL493~至福の時

2014-06-27 | 写真&俳句
木の下で涼みながら、四方山話を楽しむ人たち。



夕涼み     同じ顔ぶれ     けふ(今日)もまた



夕方の黒目川遊歩道。

この日は風が吹き抜けて心地よく、あちこちのベンチで夕涼みを楽しむ姿が。

ここを歩くたびに観察しているのだが、どうもベンチによっては他の人が座ってはならない「縄張り」がいくつかあるようだ。

気の合った仲間たちが、ほとんど毎日のように集まっては、ワイワイガヤガヤ言いながら四方山話に興じている場所がそれである。

いくつかグループがあるみたいだが、そんな人たちを見ると、きっと家で暇を持て余して、ここに来て「おだをあげる」のが何よりの楽しみ、「至福の一時」なのだろうな、と見る度に思う次第である。


写真&俳句VOL492~豪雨の置き土産

2014-06-26 | 写真&俳句
木々の高いところまで、浮遊物が。豪雨の置き土産である。



ゲリラ雨     激しさとどむ     置き土産



昨日の午後、当地を襲った1時間に110ミリという集中豪雨は、何ともすさまじかった。

幸い当方には全く被害はなかったが、場所によっては車が水没するなど被害も出て、夕方のテレビは各局ともこのニュースをこぞって取り上げたので、小生の所にもあちこちからお見舞いの電話を頂いた次第である。

一夜明けて、黒目川の遊歩道を歩くと、川辺の草は泥水につかり、岸辺の木々には高いところまで浮遊物が引っ掛かっているなど、豪雨の激しさが生々しく残っていた。

写真&俳句VOL491~雷恐怖症・愛犬パニック

2014-06-25 | 写真&俳句
パニック状態になって洗面所の床に爪を立てる愛犬パール。



カミナリや     愛犬パニック     なだめけり



このところ大気が不安定で所によってはゲリラ豪雨が降ったり、雷が鳴ったり、突風が吹いたりと荒れ模様の天気が続いている。

この日も、午後から黒雲が湧いたかと思うと、猛烈な雨がカミナリを連れてきた。

この影響を最も深刻に受けたのが、カミナリが最も嫌いな愛犬のパールである。

雷鳴におびえ、ハア、ハアと長い舌をいっぱいに垂らして荒い呼吸を繰り返し、前足の爪で床をかきむしるなどパニック状態である。

それでなくても、歳をとって心臓に病のあるパールである。

パニックは、その心臓に一番悪い。

そこで、獣医さんに言われたとおりに、パールの側に寄り添い、身体をやさしくなでてやりながら、

「大丈夫、大丈夫、もうすぐ行ってしまうからね」

と声をかけて気持ちを落ち着かせることにこれ努めた次第である。



犬の雷恐怖症

我が家のパールの反応は、

息づかいが荒くなる・よだれを大量にたらす・体の震えが止まらない・家中をウロウロして落ちつかない・お風呂場(水辺)に逃げ込む・嘔吐する・水や食べ物を一切受けつけないなどである。