折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL1082~「空梅雨」異変

2017-06-28 | 写真&俳句
雨が降らず、ひび割れてしまった小さな池。

池に住むカメたちも水位が減って泥まみれ。




空梅雨や     池のさざ波     罅(ヒビ)と消え


前回に続き、ゴルフ場での話である。

梅雨入り宣言が出てからしばらくたつが、今年の梅雨の前半は雨がほとんど降らずに「空梅雨」模様である。

ゴルフ場のコースにある大小さまざまな池の水位も、例年ならば満々と水をたたえている筈が今年は全く逆で、小さな池は水が干上がって、水底が露出し、ひび割れてしまっている。大き目の池では水位が大きく減って、カメたちの甲羅も泥で真っ白くなっている。

ゴルファーにとっては、雨が降らないのはラッキーであるが、グリーン周りの地面が固く、ボールが大きく、不規則に弾んでままならない。

それにつけても、あの小さな池で生きていた生き物たちはどうしてしまったのだろうと、ひび割れた水底を眺めながらしばし思いをめぐらした次第である。

写真&俳句VOL1081~えぇ、こんな場所に!

2017-06-27 | 写真&俳句
ゴルフ場の天井に取り付けられた監視カメラに作られた巣には、子ツバメが元気に育っていた。



巣作りや     場所を選ばぬ     ツバメかな



梅雨の晴れ間、今月最後のゴルフに行ってきた。

場所は車で20分ほどのところにある、いつもの河川敷のゴルフ場である。

この時期になるとツバメたちが集まってきて、このゴルフ場のあちこちに巣をかけ、子育てをするのが名物になっている。

前回に行って時も本ブログで紹介したが、今回は何と天井に設置されている監視カメラに巣を作っていて、大勢のゴルファーたちが見上げる中、親鳥がせっせと餌を運んでいた。


写真&俳句VOL1080~大仕事

2017-06-24 | 写真&俳句
今年収穫した梅。10キログラム弱あったが、梅干しに使えたのは8キロ弱だった。


梅捥ぎや     梅雨の晴れ間の     大仕事



長崎に行っていたこともあり、今年の梅捥ぎ作業は例年より少し遅れてしまった。

そこで、梅雨の晴れ間を見計らって大急ぎで作業に取り掛かった。

時を同じくしてお隣さんも作業を開始。

作業に入る前に声をかけると、「今年は雨が少なかったせいか、量も少ないし、身も小さいね」とご主人。

我が家の梅も同様で、脚立を使ったり、木に登って窮屈な格好で梅を捥ぐの重労働であるが、大仕事の割には、収穫量は10キログラム弱と昨年に続いて不作であった。

小生の作業は終わったが、これからはかみさんが、収穫した梅を「梅干し」にする行程が残されている。

これは小生の梅捥ぎ作業より格段に大変の大仕事である。

写真&俳句VOL1079~一期一会

2017-06-22 | 写真&俳句




親と子の 一期一会の 旅なれば 過ごせし時や 値千金


息子の転勤とかみさんの古希とが重なったことで、思ってもみなかった長崎の旅が実現した。

今回の旅は2泊3日という限られた日程ではあったが、この間、濃密な時を過ごすことができた。

振り返ってみればこれまで3日間も「親子水入らず」で過ごすことなど全く記憶にないし、多分これから先もないかも知れない。

その意味では、「一期一会」の旅と言えるかもしれない。

何とも心に残る、うれしい、楽しいひと時であったと感謝の思いでいっぱいである。





写真&俳句VOL1078~新三大夜景

2017-06-21 | 写真&俳句
長崎の夜景は2012年に開催された「夜景サミット2012 in 長崎」において、香港、モナコと共に「世界新三大夜景」に選ばれ、また、2015年には、神戸、札幌と共に「日本新三大夜景」にも選ばれたとのこと。

稲佐山の展望台には、夜景を見ようと多くの人が集まっていた。



長崎や    銀河舞い降る     夜景かな



長崎は昼の観光も見どころが多いが、夜の観光も魅力的である。

その一つが、標高333mの稲佐山の頂上から眺める夜景である。

ロープウェイに乗ること5分、展望台にあるレストランで早めの夕食を食べ、暗くなるのを待つ。

8時ごろになってようやく夜のとばりが降り始めると展望台は満員の状態で写真を撮るのもままならない。

それにしても、夜の長崎市内に瞬く明かりは、まるで銀河が舞い降りたようで、ため息が出るほどの美しさであった。