
NHK朝ドラ「花子とアン」の一場面。
かよちゃん、うちのおかあがいつかいってただ。
おとうが死んじまった時、胸がキュンとなっちまって、苦しくってたまらず、明けても暮れても、ただ寂しくて、苦しくて、腹も空かんし、もう二度と笑えんと思っただとよ。
だけんど、人ちゅうもんは、やっぱり腹が空くし、楽しいことがあれば、笑っちまうもんだ。
ケガが治るように自然と心の辛さも良くなる。だから、かよちゃんも、きっとでえじょぶだ。
今朝のNHKの朝ドラ「花子とアン」の一コマである。
関東大震災で思いを寄せていた郁也を亡くし、絶望の淵をさまよい続ける花子の妹かよに、朝市が自分の父親が死んだ時に聞いた母親の気持ちを、しみじみと語りかけるシーンである。

早いもので、愛犬のパールを亡くして丁度1週間。
今朝の朝ドラのこの場面は、身につまされ、心に深く沁み、「癒し」と「元気」をもたらしてくれた。