こんなことってあるのかな、というような話をロシアの英字新聞「モスコー・タイムズ」で見つけました。日本ではありえない(?)、ロシアらしい話です。
ロシア最大の航空会社「アエロフロート」の機内で、パイロットの出発前のアナウンスが聞こえてきました。でも、最初は何を言っているかわからず、乗客は何かの間違いかなと思ったそうです。始めはロシア語で、次に英語に切り替えたものの意味不明だった。そのうちに「この男は酔っている!」と気付き、乗員たちに「パイロットを替えてくれ」と頼みました。ところが、乗員たちは「パイロットが酔っているなんてありえない」と言って取り合わなかったそうです。
機内はパニック状態になり、乗客は思い思いに乗員や会社幹部に訴え始めました。アエロフロート側はなかなか乗客の言うことを聞こうとしませんでしたが、乗客の中に有名人が乗っていて、彼女が訴えると会社側もしぶしぶ言うことを聞き、パイロットを交代させることになったといいます。
その後、コックピットから出てきたパイロットは顔が赤く、目がしょぼしょぼしていて、足元もふらついていたそうです。酔っ払っていることは明らかでした。ところが、会社側はその後も、パイロットが酔っていたことは認めず「パイロットを替えたのは乗客が集団ヒステリー状態になっていたからだ。交代による出発遅れの損害が大きい場合は乗客に対し、損害賠償請求訴訟を起こす」と開き直ったといいます。
その後、くだんのパイロットは事件前夜、誕生日で酒をしこたま飲んだことが分かりました。そのときの酔いがコックピットに入っても残っていたことは間違いありません。だが、アエロフロート側はその事実が明らかになると、今度は「パイロットがたとえ酔っていたとしても、そんなにたいした問題ではない」と開き直っているそうです。ちなみに、そのパイロットは今も病気治療中とかで、仕事に戻れるかどうかは不明という。
この事件は昨年暮れに起きたもので、酔ったパイロットがそのまま操縦していたらどうなっていたかと考えると、空恐ろしい話です。みなさんはどう思われましたか。ロシアの官僚主義のひどさに驚きましたか、それともウオツカの国・ロシアではよくある話と思われましたか。
ロシア最大の航空会社「アエロフロート」の機内で、パイロットの出発前のアナウンスが聞こえてきました。でも、最初は何を言っているかわからず、乗客は何かの間違いかなと思ったそうです。始めはロシア語で、次に英語に切り替えたものの意味不明だった。そのうちに「この男は酔っている!」と気付き、乗員たちに「パイロットを替えてくれ」と頼みました。ところが、乗員たちは「パイロットが酔っているなんてありえない」と言って取り合わなかったそうです。
機内はパニック状態になり、乗客は思い思いに乗員や会社幹部に訴え始めました。アエロフロート側はなかなか乗客の言うことを聞こうとしませんでしたが、乗客の中に有名人が乗っていて、彼女が訴えると会社側もしぶしぶ言うことを聞き、パイロットを交代させることになったといいます。
その後、コックピットから出てきたパイロットは顔が赤く、目がしょぼしょぼしていて、足元もふらついていたそうです。酔っ払っていることは明らかでした。ところが、会社側はその後も、パイロットが酔っていたことは認めず「パイロットを替えたのは乗客が集団ヒステリー状態になっていたからだ。交代による出発遅れの損害が大きい場合は乗客に対し、損害賠償請求訴訟を起こす」と開き直ったといいます。
その後、くだんのパイロットは事件前夜、誕生日で酒をしこたま飲んだことが分かりました。そのときの酔いがコックピットに入っても残っていたことは間違いありません。だが、アエロフロート側はその事実が明らかになると、今度は「パイロットがたとえ酔っていたとしても、そんなにたいした問題ではない」と開き直っているそうです。ちなみに、そのパイロットは今も病気治療中とかで、仕事に戻れるかどうかは不明という。
この事件は昨年暮れに起きたもので、酔ったパイロットがそのまま操縦していたらどうなっていたかと考えると、空恐ろしい話です。みなさんはどう思われましたか。ロシアの官僚主義のひどさに驚きましたか、それともウオツカの国・ロシアではよくある話と思われましたか。