外から見ているだけではわからない。実際の生活で、危険から逃れてばかりだと、危険はなかったが、なんともつまらないということになる。
やりたいことをやったほうが、人生山谷あっても、その方が、豊かであったといえるかもしれない。それほど情熱的でもなく、事なかれで終始するならば、それなりに安全な生活であったということになるであろうが、それで、満足できる人はそれでいいだろう。
だが、やってしまう人がいる。そして、それなりの苦労を体験することとなる。自分のせいならば、それは致し方ないと諦めもつくけれども、時代というか、世の中に、引っ張り回されることになるのは、悲劇である。
とりわけ信頼していた相手に裏切られ、あるいは、見込み違いで、苦難のときを迎えてときには、ここから抜け出るのは、身体の不調であるとか、どこかに、不具合がでてきたりする。それは、後になって考えると、得難い転機だったりする。
人間万事塞翁が馬ということもある。真面目に、真剣に生きていくならば、何があろうと、致し方ないのである。自ら、自分を騙してはならないということだ。