空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

生活設計

2013年05月31日 00時02分27秒 | 思考試行

終の棲家を、こじんまりと確保した。母親を送り、落ち着けば、弟妹に、今住んでいる家を譲り、そこへ移るつもりである。今、住んでいるところは、広さもあり、馴染みもあるから当然ながら、心理的に抵抗がないといえば嘘になる。

母が先になるとは限らず、その時は、準備していた家屋は必要なくなるかもしれないが、小生が先だった場合、妻のいる場所を確保しておくことは、必要と思ったし、そうすることで、現在の状況を受け入れることができる。

準備がなければ、見通しがたたないから、安心できない雰囲気があった。弟妹にはいずれも子供がいるし、自分たちの計画があっても、彼らの頭には、我ら夫婦のいる場所がない。

ありていにいえば、母親がいるうちは、我らを、利用できるだけ利用し、基本的に自分ら家族のことしか関心がない。

母がいなくなれば、我々は、邪魔になるのである。親にしてからが、我ら夫婦を利用する存在として扱い、周囲にも、そのように振舞ってきた。ないがしろにし、こちらの援助や、貢献については、当然のこととし、無視してきた。なんにもせずに、ただ、隣に住んでいる存在として、扱ってきた。

母の日に、花を送ってくるだけの弟妹のことを評価し、近くに住む伯母にそういい、何かの折に、伯母は、小生に、「何にもしてないのになんやのん」と言われ、ビックリしたことがあった。事実をねじまげ、庇護保護されている実態を逆転して伝えていたのである。

何度、泊りがけの旅行に連れて行き、買い物に連れて行き、近場のあちこちへ観光にいったことか、そればかりか、日常生活の全般について、ケアしたきたのである。

妻は、何度もその扱いについて、悔しい思いをしてきたようだったが、小生は、母の、ちょっとした演技に騙されていて、気付かなかった。妻に言われ、伯母の言動、弟妹の態度などを観察するうちに、その事実にようやく気付いた。

いつのまにか、こちらが気付かないうちに、そんな状況になっていた。妻は、心を尽くして食事をつくり、日常のケアをあれこれと、母にしてくれている。それが終われば、弟妹は、その本音を出してくるかもしれない。その時のために、終の棲家を確保したのである。

母親の面倒を最後まで見ることを、放棄するつもりは、我々にはない。年代の特徴かもしれないが、それを格別負担に思ってはいない。ただ、感謝なく、裏切りさえする母の本質をみて、油断なく扱わねばならないのは仕方のないこととはいえ、いささか辛いことではある。人生思い通りにはいかないのである。

そのかわり、義母のときには、いつも感謝の言葉をもらい、その心が伝わってきていた。本当に気持ちよく最後まで、お世話ができた。人生、いろいろである。


楽しみ

2013年05月30日 10時56分06秒 | 思考試行

人を育てるのを楽しみにしている人がいる。欠点だらけの人を、人の役に立つ、いい人に育てることである。いい人とは、どんな人であろうか。

それは、人を助ける人であり、人の役に立つ人であろう。害を与えるばかりの人ではないはずである。ところが、ある局面では、またある一面からみれば、害を与えるばかりとみえていることが、別の面からみれば、有益と思われることもあるかもしれない。

何が正しいか、何が良かったのか、その背景なり、事実を調べなければ、簡単には判断できないこともある。楽しみは、本人がどう考えるか、感じるかであって、そこには、絶対的な基準があるものではない。

となれば、明確に定義をしたり、決め付けることはなかなかできないことになる。だが、悪いことは、悪いといえることがある。本人がそれを知っていてやるから、態度、物腰、表情にでたりする。

見るからに悪そうで、実は、違うということは極めて稀だとみるのが、正しい。威迫する姿勢、態度、はその主張を示しており、それを無視してはいけない。何か感じたら、そのように反応しないといけないのである。

その人が、何を楽しみにしているか、それを知ることは、その人となりを判断する試金石となる。


アメリカの本音

2013年05月29日 08時21分12秒 | 思考試行

橋下氏と会おうとする人もいず、訪米をとりやめたとテレビが言っていた。日本の右傾化を、こころよくは思っていないのだろう。

冷戦時代ではなく、米中接近の時代であり、韓国、中国ともに、日本に対して強硬であり、品が相当悪い。本音・本性を隠そうともしない。時代は変わりつつある。

それもいい方向ではなく、衝突をめざしているかのようだ。日本には、手足がないことを最大限利用してきている。とても憲法前文の精神の前提条件どころではない。信頼できる相手ではない。

日本が憲法をかえ、戦争できる国となり、国民を締め上げる態勢ができたときには、日本には、戦争できる口実が山ほど揃っているのではないか。

経済の行き詰まりを、戦争資材の確保に投ずるとするならば、需要は無尽蔵である。国民は、戦争資材を造る仕事に動員されて、そして、兵隊として踊らされる。

喜ぶのは、大資本であり、富裕層である。彼らはゲームを楽しむ。適当なところで、おとしどころを見つけて、彼らの安心できる国を目指しているのかもしれない。

アメリカは、冷戦時代のようには、日本を遇しない。ならばどうするのか。子飼いとして、適当に扱いたいだけであるから、一人前の国など目指そうものなら、なんらかのダメージと与えてもかまわないぐらいに思っているのかもしれない。

日本に、民主主義のホンモノを根付かせ、国民一人ひとりが、地球規模の視野をもち、意見をもって、行動できるかどうかに、かかっている。付和雷同しているわけにはいかないのである。


橋下氏は、間違っていない

2013年05月28日 09時34分40秒 | 思考試行

慰安婦問題をめぐって、昨日、海外メディアに釈明した会見の内容をみて、橋下氏は、間違ってはいないと思った。彼のいうとおり、前提をぬいて、わざと誤解してみせたのが、マスコミの仕事であった。

それに海外も乗った。なんと脆弱な構造であることか。こんなことで政治家を葬れるのならば、地球人はたいしたことはない。程度が低い。

朝日新聞の今朝の記事をみて、その扱いの大きさをみてびっくり仰天した。彼の影響力の大きさを示すものだが、これで、誰が悪いのかが読み取れないとするなら、国民も大したことはないと言わざるをえない。

彼はしっかり話している。朝日の見出しは、民主党政権のときのような不当性は見当たらなかったが、姿勢はどこにあるのかといえば、どっちつかずで、はっきりしない。だが、内容を詳しく報道しているのは、いいことである。

せっかくの大きな論争になったのだから、この際、すべてをまな板にのせて、徹底的な議論をすべきである。敗戦国が、戦勝国の言うままの歴史観を受け入れるのは、人類の未来にとってもいいことではない。

アメリカはすべて正しいのか、韓国のいうとおりの歴史だったのか、中国の歴史観はどうか、徹底的な解明をしていくことである。民主主義についても、日本は誇れる状態だろうか。世界の民主主義の状況はどうなのだろうか。

弱肉強食の実態を覆い隠す、非人間的構造を温存したままではないのか。そういう課題が、ただちに浮かび上がる。


慰安婦問題についての橋下市長発言

2013年05月26日 08時52分47秒 | 思考試行

今朝、橋下市長がテレビに登場した。弁舌さわやかである。彼のすばらしさを、あらためてみた思いがする。

聞いてみて、橋本市長の意見が、エライ的外れなことを言っているとは思えない。むしろ、常識的というか、真っ当な発言だときいた。

比較して、共産党の笠井氏の発言は、感情的な態度、発言の仕方に無理がみえる。自分の本当の意見を言っているのかという思いがかすめる。

この問題は、日本だけではなく、世界にあった問題だろうが、韓国、中国の言い方、やり口をみていて、反感を覚える。世界の反応もガテンがいかない。

戦争がもたらす悲劇のあらわれの一つであるが、整理した見解、歴史観を、この機会にあきらかにすることがあってもいいのではないかと、思う。

今朝の橋本市長の登場、発言は光っている。彼はさすがにブームを起こしただけの人である。この正当性がとおる時代がくるならば、日本はもっと世界のリーダーになりうる素質、実態があるようにみえる。


笑いとは

2013年05月25日 09時38分59秒 | 思考試行

人生、この中で、笑いはどういう位置を占めているのだろうか。いつも笑っているばかりはおれないが、笑いのない人生は、これもまた、つまらない。

笑いの満ちている人生とは、なんだろうか。人間関係の問題である。お互いがどのように、お互いを考えているか、けなしあっていたり、にくみあっていたりすれば、そこには心からの笑いはない。

笑えるということは、余裕である。愛しく思ったり、親しみを感じたり、魅力を感じたり、なんかしら肯定的な気分でないと笑いを呼ぶような台詞は出てこない。

いつもほがらかな看護師がいて、八重歯がかわいい。採血を言われて、そちらへ行く。こちらへどうぞ、「はい」お座りください、「はい」、左手ですか、「はい」お返事がいいですね、と笑う。「はい」

それだけで、また笑う。年頃なのだろう。笑顔がすばらしい。いつでも恋愛できる態勢である。人生の美しきときである。以前は点滴をされてましたが、今はされてませんね、調子いいのですね。

注目してくれていたのか、とうれしくなったりする。


超訳「論語」がいい

2013年05月24日 08時14分13秒 | 思考試行

コンビニで入手した。

解説がいいのである。現代の事例をあげて、孔子の言わんとするところを、わかりやすく説明している。筆者は韓国人のようだが、もちろん日本語で書かれている。

学歴は、韓国の大学院と書かれていて、堪能な語学力はどこで得られたのかは不明だが、ゲームなどのビジネスをしてきた人のようだ。

ともかく、聞いたことのある論語は、「論語読みの論語知らず」であったのが、この本では、とにかく現代において、どう読むか、の一例が提示されていて、わかりやすい。

 


大海の一滴

2013年05月22日 08時44分57秒 | 思考試行

広い海、大量の水、この中にある一分子としての、個々の人間。そう考えると、一人ひとりは、取るに足りない無視しうる存在と思いかねない。

ところが、この一分子がなければ、全体は成り立たない。かけがえのない一分子であって、相互に大量であるけれども、尊重するか、しないかは、全体存在に関わる。

ないがしろにすれば、そのような現象が招来するだろうし、バランスはくずれる。

アメリカでの竜巻による大被害をみて、人間の環境破壊の所為ではないかと直感する。こんなはげしい竜巻など、過去にあったのだろうか。

マスコミが発達する以前には、こういう現象があっても、知らなかっただけなのだろうか。調べればすぐわかるのだろうけれども、個人の記憶をたどっても、これは、あきらかに、最近の現象であり、この間のエネルギーの消費量は、莫大な増加を示しているし、その効果であることは、明らかである。

人間が馬鹿か、どうかは、ここからの対応をみれば解る。どうやら馬鹿であるようだ。一滴はそう見ている。


誇ることが、できる

2013年05月21日 10時22分21秒 | 思考試行

同窓会で、みんな高校生にもどった。それぞれの人生の重み、解放されたあとの試み、歴史の勉強を始めたもの、その読書量は半端ではない。

会話の自然さ、スマートさ。そして、心意気、配慮。同期のみんなに魅せられた。

自慢とか、対立とか、対抗とか、そんな空気は微塵もない。感心しあい、高め合い、心配しあい、・・・、校歌や応援歌、寮歌、などなど、ガン治療のため、直前で出席出来なかった友が作ってくれた伴奏をラジカセで流してくれる友がいる。

30分以上も大合唱が続く。もう、歌い納めかもしれない、そんな気分も少しはあるのだろうか。声をかぎりに30数名のおっさんが歌う。こんな風景は、まず見られないだろう。

充分に報道の価値があるかとも思うが、それは、参加者それぞれの胸のなかに生きている。生き残るだろう。

はやくも、来年の再会しよう、のメールがとびかっている。


もう「しばらく」はいい

2013年05月19日 23時21分53秒 | 思考試行

二日間の同窓会は、まことに面白かった。だが、いつまでも続けたいものではない。くたびれてくる。いびきで眠れない。全然寝ていないようで、実はねているのだが、寝足りないのは事実。

気分が高揚して、感情が盛り上がり、交歓しあって若かりし頃にもどるだけ、その分反作用もある。信じられないぐらい、親しい関係が展開するだけに、心のどこかに、油断が忍び寄っている。それに気付いて修正をかける。

くたびれ果ててきている実態というものがある。友が、電車のなかで、若者に席を自然に譲られたという。そう言われてみると、譲られても仕方ないか、という現実がある。

病気のはなしも、現実味があって、決して例外のことではなく、直視しなければならないことであることも同期だけに、身につまされるし、最高の参考である。

50年ぶりの会話。それぞれに、新鮮でありながら、たちまちのうちに、昔の面影と関係がよみがえる。日常生活を共にしないが、いつでも親身に語り合える関係。素晴らしいが、ずっと続けるとすれば、しんどい。

自分の家庭があるということの幸せを、あらためて感じるのである。


今日から明日

2013年05月18日 07時23分11秒 | 思考試行

今日から明日にかけて、高校時代の同窓会が、泊まり込みである。全国にちらばった同期生が、卒業以来3回目になるが、集まる。

全学年のほぼ3割強となる参加者となる。すでに物故している同級生もいて、今回が最後かもしれないという思いもある。お互いの近況をメール、手紙等で事前に知らせてもらっているが、やはり、健康問題が大きい。

当初、出席を予定していた人も、よんどころなくキャンセルしてきた人もいる。奥さんを同伴してくる人もいる。これも、身体を心配されてのことと思っている。

それぞれの人生をすごし、今や、ほぼ全員がリタイヤ組で、数人が現役でいるものの、もう先がみえている。どんな交歓がおこなわれるか。楽しみである。

お互いが、慰めあい、刺激しあい、励ましあいながら、残りの人生をより豊かなものにしていきたいものである。幹事など逃げ回ってたクチなのだが、今回、まわりあわせで、幹事団のひとりとなった。

歓迎の挨拶の担当となっている。今日、夕方には、みんな集まる。さて、何を話そうか。


感謝感謝やで!

2013年05月17日 10時19分18秒 | 思考試行

老人、それも元気な93歳の婦人が、大きな声で、タレントの八光君の両手をつかんで、歌うように、感謝感謝やでという。耳はとおいが、元気そのもの。

花屋さんの店先で展開する光景は、いいものをみせてもらったという思いが自然とわきあがる。家族関係のよさ、それぞれ、本質をつかんでいる感じがする。。

庶民のすばらしさである。不満をなんやかやと見つけるようでは、こういう具合にはいかない。

作ろうとしても作為的には不可能だろう。いろいろあって、たどりついた境地なのかもしれない。それをこともなげに、現実にみせてくれる。

テレビの良さは、こういうところにある。よーいドンは、いきなり訪問しているのだと思うのは、事前の打ち合わせを感じさせない。

本当は、準備がいろいろあるのかもしれないが、録画だから編集はあるにしろ、画面上の偶然さは、自然そのもので、それは演技では得られないものだ。


どれが正解だろう

2013年05月16日 15時32分25秒 | 思考試行

ガンの治療について、手術はしない方がいい、検診など受けないほうがいい、という医師がいる。「がんもどき」というべきガンがあって、これは、転移しないし消えたりもする。そして、本物のガンが見つかったときには、すでにがん細胞は、全身にあって、これから逃れる術はなく、従って、痛みをとったり、気道が狭くなれば広げるというような治療をしていくべきだ、という。

一方では、早期発見、早期治療が大事で、こちらの方が正当とされているが、はたして、どうなのか。

先の論者は、手術など、治療の意味がないどころか、がんを広げ、QOLが低下するだけで、治療で殺されるという言い方である。

この両者の言い分は、結論を出そうとはしないのか、マスコミで意見をたたかわせるという場面は見たことがない。患者が、自分の思うところを選択するしかないのである。

もう少し、時代が進めば、はっきりと結論がでるのかもしれないが、今は、矛盾する考え方が混在しているということとしてとらえるほかないのだろう。


すべてにこだわらないこと

2013年05月15日 14時17分18秒 | 思考試行

人気者もいずれは忘れ去られ、その存在すら知られなくなる。といっても、いつまでも人気があって、ずっと語り続けられたからといって、それが何なんだ。

つまるところは、自己満足の問題である。その人が、どう生きたいのか、それだけの問題であり、他者頼みの生き方では問題ありということだろう。

人それぞれの生き方は、いよいよ終盤になって、店じまいになるときは、あれこれ溜め込んだとしても、そんなものは、ガラクタとして処分され、値打ちのある者は、メキキが自分の懐へいれるだけのこと。

金は、真面目な人間を堕落させるだけかもしれず、そんなものは、自分の時代できれいさっぱり使い切ればいい。

となれば、営々として、積み上げてきた人生とはなんだったんだろう。子孫を残し、次の世代への架け橋となることのみが、人としての仕事のようだ。

自らの子孫はなく、弟妹の子供たちとは、さほどの関係もないとすれば、社会的に寄付でもすればいいということであるが、社会にもそれほどの思い入れがない。困ったものだ。

結局は、何に対して、愛情を持ち得たのか、どこに、自分の価値観をすえていたのかということに突き当たる。自己愛すら怪しいとすれば、あれほど、嫌っていた快楽主義にむかうのだろうか。


慰安婦問題の橋下発言

2013年05月14日 09時36分03秒 | 思考試行

とんでもない、という反応が出ているが、人間の性的エネルギーの存在は否定できないことであり、その問題は、扱いにくい。あからさまに、ふれてはいけないような扱いになっている。

かつては、花街があり、男社会の中にあって、公然と認められていた存在の性的処理施設があった。当時は、そういう施設の存在は普通であった、という橋下氏の発言は、至極あたりまえのことを言っているようにみえる。

橋下氏は、米軍の司令官に、風俗を使うようにと勧めたという話が出ているが、米軍はこれを禁止していることを司令官は、顔をこわばらせながら、明言したという。そして、その話はこれまでにしようと言ったという。

NHKは、ニュースで、民主と共産党に取材していた。当然ながら「あたりまえ」の発言をえたいための取材選択である。そして、そのとおりの発言をしていた。「言語道断である。」と答えた。

人間というのは、悲しいものでもあって、品行方正がすべてではない。恋愛もすれば、性交もする。不倫もあれば、売春、買春もある。今のところ、それが実態である。

みんながみんな、そうすることはないにしろ、開き直って、どこが悪いんじゃ、と言わないまでも、弱々しくはあっても、実態はみとめざるを得ないのではないか。強く断言し、完全に非難しているところに現実遊離のつまらなさを感じる。