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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

乖離。

2007年11月29日 07時47分03秒 | 思考試行
 少し真剣に、ものごとに取り組もうとすると、その背景にはとてつもない困難さを感じることがある。たとえば、いいことをしたい、と志を立てたとして、さて、善悪とは何かとなると、この基準がむずかしい、テナことになる。

 哲学的に考えるとエライ難しくて手に負えない。そんなはずはないと思っても、よかれと思うことが、本当にそうかといえば、絶対的には、首を傾げざるを得ない。それでも、狭い地域であるとか、我々周辺世界だけに限っていえば、ある種の基準があって、それで、ことはまわっている感じもある。

 しかしながら、そんな狭い世界に閉じこもっているわけには行かない。となれば、広い視野が、深い思考が必要ではないかと思う。そこで、ゴタガイという気持ちは意外に広いのではないかと思う。自分だけの世界、都合ではなく、相互の価値観の違い、見方の違いを認めつつ、支えあって生きていく姿勢が、これからの世界にとっては、必須ではないかと思う。

 アメリカは、独善にすぎるのではないか。いまから、アフガンやイラクをどうするのか、テロ撲滅ばかりをいう裏側の本音と、本当に人類世界、地球世界を考えていることとの乖離をできる限り、なくして、道を切り開いて欲しいものだ。

画期的な医学革命になるか、骨髄細胞。

2007年11月28日 08時35分38秒 | 思考試行
 自分の骨髄液を取り出して、培養し、薄めたものを静脈から点滴すると、なんと、脳梗塞の患者の回復ができたという。骨髄細胞のなかには、幹細胞があって、どこの部位でも再生させる能力があるという。これは、NHKで放映されたらしく、昨日顧客に聞いた話である。

 インターネットで調べたところ、これは、本当の話で、今年中にも、公的にも研究が始まろうとしているとある。人類にとって、画期的なことであり、これでは「死ねないですね。」という話しになった。

 医療費の削減のみならず、実用化すれば、価値観の大転換が生ずると思われる。発見した研究者は、イモリの切断された足が、指まで再生しているのを見て実験を開始したという。どこに、ヒントがあるか、解らないものである。

 魚などに、共食いをする習性はよく見られるが、人間世界も実際に、人肉をくらうことは一般的ではないにしろ、人を踏み台にしたり、使い捨てにしたり、兵隊として、自分の儲けのタネにしてしまうような現象は、立派な共食いであり、人間の程度はまだまだというしかないのだと思う。

同窓会の幹事だが。

2007年11月27日 08時34分22秒 | 思考試行
 もう11月も終わりである。同窓会の幹事を仰せつかっているので、ボチボチ連絡しなければならないのに、主幹事の動きがない。先回には、小生が主幹事だったので今回は、副、気楽にいたのだが、連絡がないと、どうかしたのだろうかとか、余計なことを心配する。
 毎年、年初めにやることが恒例になっている。二人ずつ幹事となって、もう何年も続いている。特に、何かイベントをするということではなくて、ただ、話しをするだけのことであるが、それが、けっこう楽しい。人数が20数人となるので、毎度近況を、一人ずつスピーチをやる。考えてみれば、みんな大したもので、話し方教室の実習みたいなものである。
 学生時代は、けっこう勉強一筋で、みんなと話もしないというのが、けっこういたが、こうして、ボツボツ現役を引退という時期になると、だんだん味がでてきて、これから、みんな、どのように老後の生活に向かうのか、興味がある。
 
 小生の場合は、まだ、現役のつもりであるが、保険会社の動向が従来とは変わってきたので、(理屈にならない自分本位の理屈をつけて、手数料の切り下げ、をし営業努力は何にもせず、コンプライアンスを口実に代理店の廃業、統廃合をねらう。などなど)手仕舞いの時期が近いのかもしれない。代理店だから、「会社本人」の意向に従ってやらないと仕方がないのだろうが、考えてみれば、小生の人脈財産を駆使して、契約をもらってきたのであり、その貢献度合いを無視するようなことでは、天下の一流会社の名が廃ると思うのだが、案外平気なのでガッカリさせられている。

よき老人への修行の道。

2007年11月26日 08時26分40秒 | 思考試行
 自分は正しく、人は自分に合わせるべきだと考えるのが、自然なのだろうか。知り合いであるとか、親族であれば、自分の利益を損なっても、便宜を図るとういうようなことは、よく見受けられるし、自分も体験している。しかし、他人様であろうとも、そのように心がけている人もいるだろうし、いてほしいと思う。自分のことは、棚においているが、あまり、自己中の人との接触が続くと、人間社会の将来が悲観的にみえてくる。

 歳をとると、我儘になるというのは、本当だろう。とにかく、自分のことで精一杯という感じがでてくるのは否めないようだ。耳は遠くなるし、足腰は弱る。それでいて、神経は意外にしっかりしているから、傷つきやすい。常にフォローしておかないと、すぐに、捨てられた、とか、自分は一人ぽっちだとか言い出す。言えばまだ良いが、溜め込んで、思い込む。

 そうなると、周囲もやりにくくなるから、悪循環に陥ることになる。そうした時に、感謝を忘れない人というのは、有難いし、前向きに考える人というのは、周囲も励まされ、喜びに包まれることとなる。朋子の母は、その中間あたりにある雰囲気である。感謝の言葉をよく出す。ただし、朋子の気にしていることがある。

 具体的には、食べ物の好き嫌いによく表われる。あれこれ気を使って作った料理を、平気で、残されたりすると、作った側はガッカリする。作る人の、気持ちを慮ることができない。これは、躾だろう。人間性がモロに出てくる感じだ。なにがいいのかと、注文をきくと何でも良い、といいつつ、好き嫌いがあり、嫌いとなったら、猛然受けいれは拒否だから、その辺が、老人介護の難しさである。

 年齢的に、近い者として、自戒しなければと思うところだ。好き嫌いがあるのならば、その旨言っておかなくてはならないし、相手の気持ちが理解できる、したたかな老人になるべく、修行しなければと思う。

「怒りの葡萄」に学べよ。テロ対策。

2007年11月25日 09時11分32秒 | 思考試行
 古い映画を、DVDにしたものが安く売られている。先日、「怒りの葡萄」を見た。ヘンリーフォンダ扮する若者の気持ち、あれが、テロの原点、出発点ではないのか。生活をしたいだけである家族の苦しみ、嘆き、そこから儲けをむさぼりとるヤカラ達、結びつく警察などの権力機構、今のテロの原因も似たような状況にある。

 兵器産業、軍需資本の儲けのために、理屈をこね、人を人とも思わぬこの現状を、どう解決するのか。兵器をつくる金で、人々の生活をたてるようにしなければならないことは自明のことであろう。

 いつまで、こんな馬鹿げたことを続けるつもりだろう。世の中、今狂い始めている。若者をクイモノにする事業主、会社、自分の儲けさえ、確保できれば良いと考えている。これは、アメリカ流のグローバルスタンダードだという。

 それが、不満をうみ、諍いの元となり、そして、テロへと向かう。いわば、必然の流れである。個性を、自由を尊重するといいながら、多様な価値観を認めようとはしない。その本音は自己利益にある。こんな程度の低い連中が、勝ち組という。とんでもない話である。

 損保業界にもそういう傾向がはっきりしてきた。従来からある代理店システムを、モラルなきやり口でつぶしにかかっている。利益をもとめるハゲタカが、恥ずかしげもなくその本性を出し始めている。マスコミは沈黙、政府権力も動かない。弱者として、切り捨てようとしている。競争原理と配分政策がうまく調整されていない。人類社会はまだまだの段階である。しっかりしてくれ。権力者達よ。

強い将棋ソフト。

2007年11月24日 17時07分14秒 | 思考試行
 連休になるところが、月末が近く、所用が押し寄せてくる。もう、昨日あたりは、歳末風景という感じがあって、買い物客が多く、なんだか慌しい。
 今年は、父の死があって、まだ、その後始末も終わっておらず、また、前からの懸案も、少しずつしか進まない。それでも、後からあとから雑用が襲い掛かってくる。これが、生きているということで、万事思うようにはすすまないのである。
 
 いかに考え方を変えて、また、工夫して事に臨む他なく、そのなかで、前進できれば、喜びに転化できる。時間をもて余して退屈することでは、困るけれども、忙しすぎるのは、もっと良くない。適当にしなくては、とも思う。
 しかし、同じことをやっていると、飽きがくる。気分転換も必要である。といいわけをして、余分なことをするから、余計に時間を費やしてしまうのである。

 そこで、最近フリーソフトの、ボナンザ将棋ソフトに挑戦するのだが、マッタをさせてくれないので、せっかくのチャンスを迎えても、とんでもないミスでオジャンとなる。
 まったく、シビアで、真剣勝負のスタイルである。まだ、一回も勝てない。いいところまで、いくのに、勝たせてくれない。戦法もさまざまに変えてくる。よく、こんなソフトを無料で使わせてくれるなと感心する。世の中には、頭がよくて、気のいい人がいるのだと、勝負はともかく、明るい気分にさせてもらっている。作者の方、有難うございます。

和英辞典の付録のなかに宝物が。

2007年11月23日 10時32分17秒 | 思考試行
 昨夜は、割りに早く就寝。お陰で、早く目覚める。半端ではない。3時過ぎだ。しばらくは、寝付けそうにないので、昨日の和英辞典、巻末の付録のところにある、構文例を読んでいく。解説がすばらしい。
 なんと、体系的に読んでいくと、あれほど苦しんだ疑問が次々と解決されていくではないか。なんでもっと早く気付かなかったのか。それは、熱意の不足にあるのが一番だろうが、そればかりとはいえない。貧しさもある。だが、こういう情報は、前にも断片的には知っていることもある。
 しかし、体系的に、網羅的に、すべてを知ろうとしないと、みえない情報があることに気付いたのは収穫である。
 専門家が、英語の特殊性について、勿論すべてではないだろうが、一般的なことは、大部分網羅されているのだろう。解説は一見して、退屈な感じがするが、じっくり読むとそうではない。大事なことがどんどん出てくる。
 英語の場合、語順が決定的な意味をもっていることを、どこかで教わっているが、それだけではない。慣用的な言い方、表し方は、逐語的に勉強してもわからない。そういうものを、纏めてくれているのだ。
 おそらく、今、英語の小説を読んだら、前とは全然違うのではないかと感じている。
 以前に「勉強したらダメだ。ただ、このCDを何回も聞け。」という「教材」を買って、何回も聞いていたら、なるほど、簡単な言葉なら、聞き取れるようになってきたが、なにやら、釈然としない。
 やはり、「文法」を知らないと、読めない。63歳にして、英語にこのような感想を持つとは、夢にも思わなかったが、新しい切り口で世界を眺められたら、楽しいだろうし、何より、一神教のわからずやの、「病気」を何とかするためにも、「和」のこころを知らしめるためにもツールは必要であり、・・・てなことを言っては、傲慢というものだろうが、相互に情報交換ができれば、それは意味のあることだと思う。

和英辞書を通読してみようか。

2007年11月22日 08時57分00秒 | 思考試行
 古い本をあさり始めたら、いろいろと発見がある。学生時代(高校)は、両親の苦しい頃で、もっとも、社会全体が楽ではなかったが、とにかく、金がないのが当たり前、辞書などなかなか買えなかった。
 後に、件の古本屋さんで「大量仕入れ」が可能となって、英和、和英と仕入れていた。その和英辞典を、まるで、小説を読むように、丁寧に「付録」のページやら、文法のところ、不規則動詞などの部分を隅から隅まで、舐めるように読み始めた。
 太字の動詞の不規則変化などは、きちんと頭に入っているのは感心した。付録のページだけでもかなりあるので、例によって完全に読み終えて、マスターするかどうかは不明であるが、それでも、チョットなんで早くしなかったんだろう、と思うぐらいの知識が得られる。
 なんとなく、英語世界の全体に触れかけた気がする。日本語との比較、文化の違い、そうしたことが実例で説明されている。
 辞書といえば、解らない問題があって、それを、逐語的に調べるためのものという概念があったが、そういう使い方では、勿体無いと思う。
 通読を志すべきではないかと思い始めたのである。いってみれば、辞書を書いた側の人々は、全部を読んでいる人がかなりいるだろうし、それぐらいの努力は当然しなければ、新しい境地をめざすためには、必須だろう。

京大の成果をどうみるか。

2007年11月21日 19時45分22秒 | 思考試行
 ニュースが、画期的な研究成果を報じている。小生も心筋梗塞を経験し、回復しないダメージを心臓に抱えている身なので、すごく身近に感じている。
 小生のような日常生活において、あまり、支障がなく心筋梗塞は過去の病気として感じているだけの者にとっては、事実はともかく、あまり影響を感じないが、徐々に症状が悪化する人々や、その他数えきれない人々に、大きな影響を与えることになる。
 放送大学で、分子生物学など単位を取得したことがあったので、割りに、理解できる話しである。
 これから、周辺の課題を克服して、実用段階にはいれば、人間の寿命は相当延びるに違いない。そのことの良し悪しは別にして、生きたいという気持ちが自然のことであるならば、それは、喜ばしいことだし、そのことが、今の、自分本位、自国本位、金本位というような狭い料簡を離れて、より、健康な方向へと進むことを期待したいものである。
 それにしても、国際的にモノを考えようようとしている小生にして、日本の、しかも京大の先生がこうした業績を挙げたということを、セクト的に喜んでいるところがあることを、限界としてみなければならないが、あまり影響があるとも思えないので、良いとしよう。

「ちりとてちん」もいいですが、500円DVDもいい。

2007年11月21日 09時06分17秒 | 思考試行
 最近というか、少し前からコーナンとか、百均などで、昔の映画をDVDにしたものを安く売っている。妻の母が、来るようになってから、このDVD「映画会」をやる。 昨日は「心の旅路」をみた。悪漢はでてこないし、アクションシーンもまったくない。その代わり「他人を見るように見た。」というだけで、相手の本当に思っていることを見抜く力がドラマに登場する。
 人間が上品で、よくは解らないけれども、英語の喋り方も解りやすいし、言葉がキレイな感じがする。
 なんせ、我々夫婦が生まれる2年前の作品なんだから、65年前の作品である。だけど、新しい。若い人たちにも是非見てもらいたいものだ。
 「ちりとてちん」も面白いし、これもいい作品だと思うが(よく泣かされる)昔の原点の作品もたまには、見て欲しいと思う。そのことで、現代の作品にも深みがでてくるのではないか。
 義母も、毎回良かったですね。を連発する。86歳になるが、若いときに映画が好きで、よくみたそうだが、その頃とかわらない感動があるらしい。簡単に、昔のいい作品にふれることができるようになった。いい時代になってきている面もあるのだ。

自分の都合ばかりではね。

2007年11月20日 07時45分11秒 | 思考試行
 人が面白いということには、一応注目して少しためしてみる、そして、面白ければそれは、明らかにプラスであり、さもなくば、やめればいいことである。まったく関心を払わないというのは、チャンスを逃すことになる。 
 勿論、すべてに挑戦することは、不可能であるが、少なくとも注目するところに意味がある。同じことの繰り返しの人生なんて、面白くないではないか。
 常に、なんかオモロイことはないかと、虎視眈々というのは、生きているという感じがあって、好ましいと思う。
 なんでも、最初から、うまくはいかない。失敗の連続の中から、何らかの発見があれば儲けものである。積極的に生きて行きたいものである。
 さて、もう残すところ、あと一月と10日、今年も暮れようとしている。日本社会は、これからどうなっていくのだろうか。
 人が自分のことばかり、考えて、利己的に行動すれば、みんながそうするとすれば、こんな住みにくいことはない。助け合い、かばいあって生きていくとすれば、これは、まことに気持ちのいい世界になる。
 国際社会も同じだろう。自国の国益ばかりを主張してばかり、という雰囲気がぷんぷんしている。これでは、地球もなかなか住みよくならない。自明の理ではありませんか。

ノウハウ

2007年11月19日 09時46分23秒 | 思考試行
 ノウハウについて、考えてみると物事の進み方に大きな違いが生ずる。知っているのと知らないのとでは、まるで、天と地の違いである。
 仕事の段取り、手順、考え方、ものの見方、それで、事の成否が決まる。コツという言い方もある。
 この積み重ねで、人類は進歩してきたと言える。ただ、行き過ぎて、どうなるのか解らない、現象も出てきている。
 今年の秋は、なにかヘンだと思ったら、虫がなかない。この静けさは、異常である。何かが始まりかけているのだろうか。報道でもでているようだが、拙宅にも小さな庭があり、いつもは虫がにぎやかなのに、気付けば、まったく聞こえない。
 気付くというのは、ノウハウの始まりだと思うので、このことから、やるべきことが見えてくる。
 「宣告」を読み終えた。これは、力作であり、明らかに、多くのノウハウをもらった。
 人間として生を享けて、死を迎える。みんな必ず死ぬのに、あまり、そのことを考えない。この本はマトモに、生と死をとりあげているから、テーマとしては重いのだが、読後感は、不思議に重くない。
 もっと、よく生きようと思うこと、間違いなしである。
 こういう本にふれることも、ノウハウの一種であろう。テーマが重そうだから、避けるというのでは、みすみす、大きなノウハウを逃してしまうのである。

空をみながら(45)

2007年11月17日 18時11分03秒 | 思考試行
 今日は終日、泰吉は、離れの、片付けに精を出した。母屋をゆくゆく弟妹に相続させて、その際には泰吉夫婦は住みなれた母屋を引き払い、父が所有していた古い小さい家に引き移ることにして、次男を通じて他の弟妹にも話し、それぞれ了解したのであった。
 長年、両親と暮らし、父がなくなって、相続に関して、そのようにすることにしたのであったが、何か一言が欲しいと思ったけれども、弟妹がどのように、考えているのかどうかは不明で、ただ、単に了解した、というのでは、少し寂しい感じがしたのは否めない事実であった。
 両親との同居、物心両面の援助、それなりの介護等、古い家なので、さまざまに手をいれ、経費もかけて維持してきたのであったが、そのことに関しても何らの言及もない。
 泰吉の母は、長男夫婦に援助してもらうことについて、もともと抵抗感がまったくなく、むしろ、泰吉夫婦は、利用する存在として、考えている風があって、朋子は、近所に住む、泰吉の伯母の前で、自分たちがまったく評価されず、むしろ、他の弟妹のことばかり良くいうので、まるで、自分たちが気の利かない、なんだか女中さんのようだと嘆いたことがあった。
 しかし、子供がない泰吉夫婦の決断としては、彼らの考えがどうであろうと、正しいと考えている。
 古いけれども、広さは充分すぎるほどある家なので、モノがたまってしまった。いつかは、手をつけなければと考えていたが、このままでは、引っ越すこともままならないので、思い切って着手したものである。
 必要のない書類が、たくさん出てくる。それぞれ、その頃は必要であったものもあるが、こうして見ると、あまり活用できないまま、今となっては、陳腐化したものが多い。時間が経ったのだ。

損保会社の本音

2007年11月16日 11時36分33秒 | 思考試行
 「本当の気持ちは隠しておいて、しかしながら、その線にそって、相手を追い込んでいく、まことに、気持ちの悪い現象が、いま、損保業界に吹き荒れている。現行の代理店制度を、打ち壊して、新しい方法をやることを決心したらしい。各社一斉にである。代理店手数料が、諸外国に比べてたかく、そのフォローのために、経費がかかりすぎであると、どうやら、外資の株主からの要求が強く、それに経営陣が屈したようなのだ。手厚いサービスになれきっていた、代理店および顧客にとって、これからは、相当の変化を余儀なくさせられることになるだろう。直販社員に対する労基法違反がいわれ、公取も、金融庁も、現状の問題点を知りつつ、動こうとはしていないみたいだ。
 日本全体の調子が、ヘンテコな方向へ向き始めたようなのだ。この本音をかくしていたのが、どうやら、12月からの銀行の窓口販売が開始となるにおよんで、道理にあわない基準を、持ち出してきた。早期に(平均10日前まで)更改契約をしないところは、手数料の切り下げだと、一方的に通知してきた。そんな基準聞いたことがない。
 保険は満期前に更改契約すれば、何の問題もない。言いがかりの材料にすることではない。こんな調子では、本音が本音だけに、こちらとしても、代理店である以上抵抗しても、無駄なようにも思うが、人が、生活の手段としてきたことを、簡単に切り捨てしようとするヤカラども、(世間では勝ち組というのだろう。)のシワザを、最後まで、とくと眺めてやろうという心境である。」と泰吉は日記に書いた。

空をみながら(44)

2007年11月15日 10時01分39秒 | 思考試行
 泰吉は長く、放送大学に在籍してきたが、今、壁にぶち当たっている。自然の理解という、理系の分野に挑戦中なのだが、数学系統の科目を選んだところ、これが、手強く、基礎が充分でないことが、主要な原因であることは、明確だけれども、取り付く島がないという現状にある。
 順に、ステップを踏んで進まないと、理解ができない。それで、元に戻っていくのだが、適当な本が、なかった。ところが、そういう本があることを知ったことは、前にも書いたが、マセマ出版の「数学を人に教えられる本」である。まだ、3冊の本をマスターしきれていないのだが、これが、当面の課題となっている。今、漸化式あたりで、ストップしているのだが、慌てることはないので、いずれ、そこそこの水準まで、到達したいと考えている。課題があることは、幸せなことである、と言う風に捉えている。
 今、国会は、防衛省の出入り商社である山田洋行社長の参考人質疑をやっている。お金は、儲けたかもしれないが、背景がいろいろあって、彼らは、幸せと言えるだろうか、と思う。泰吉は、もし、彼らと同じ立場にあったとしたら、と考えると、ゾッとする。