仕事をやり残して、その始末をどうつけるか、というような夢をみる。仕事を辞めてもう何年もなるのに、これをどう始末をつけたらいいかと、いろいろ考える。仕事の段取りや、パソコンの暗証番号とか、覚えていなくて、どうすればいいかとか、解決のつかない問題に頭を悩ませる。そのうち、目が覚めて、現実は楽になっていることを確認する。
別段現役中に、取返しのつかないミスをしたわけではない。いろいろミスはあったが、その都度、隠したりせずに、「やり直し」をしてきた。顧客の温情もあって、大事件になることはなかった。ところが夢では、けっこう自分がキチンとしなければならない要素があって、当然ながら、まずは自分がやるべきことをやらなければならないのだが、それが、いままで簡単にできていたことが、夢の中でそう簡単ではなく、できないことから、焦る気持ちが、わいてくる。
目が完全にさめるまで、続くので、悪夢といえるのだが、そのなかでも落ち着いていて、さほど大変だとは思っていない。どうにもできないのに、余裕がある。夢だとわかっているようなのである。
なんでこんな夢を今頃見るのか、不思議だが、現役時代のなんとも落ち着きのない生活が思い出されるようで、結構ストレスがあったのだなと思う。
義務的にやらなければならないことは、何もなくて、いわば、本当に自由を与えられているのだが、周囲とは、なんの関係もなく、どのようになっていても、しばらくは発見されることもなく、時が過ぎることになるのかと寂寥感もある。
なにごとか、やれることをやろうとしなければならないと、思い始めている。なにをすればいいのか、真剣に探さなければならない時を迎えているようだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます