範囲といってもいいかもしれない。ここまでは、許容範囲だが、それを越えると問題だ、というようなことがある。程度問題で、いきすぎると、問題というもの。
少しなら、刺激となり、いい効果を見せるのだが、多くなるとこれは、害悪となるようなものである。
塩梅ともいうが、このあたりは難しい。料理など、まさにそのとおりであり、絶妙の割合、手順があり、それを外すと、同じ材料であっても、似て非なるものができる。
政治の世界も、予算の分配において、この問題がある。何に、どう金を使うのか、それによって、国民の生活に多大な影響をあたえる。
その配分は、政治に任される。といっても、その現実は、官僚が決めているのだろうが、主体的に政治家が、ここへコミットしようとしても、ことごとく跳ね返されていると聞く。
大枠から、細部に至るまで、国民の生活を考えたものであるかどうか、戦争法案を実施に移す政権がなにをしようとしているかをよくよく見ておかなければならない。