変なこと、納得できないこと、が増えてきた気がする。ロシアの進攻は、弱い国は統合されるのは当然だ、という昔の常識のような感覚が背景にあるのではと思うが、とんでもない理不尽さを感じる。
その結果、多くの人命、財産が失われ、気候温暖化がすすみ、地球環境が限界と言われているなかで、環境破壊も著しい。プーチン大統領の異常さに驚くばかりである。
そして、この異常さに反応する世界の動きは、鈍い。自国の事情やロシアの反撃を恐れてか、正義を貫く勢いが思うように進んでいない。アメリカは、国情から支援をストップしてしまった。健康な議論が交わされているとは思えないような、分断状態となり、先行きが心配である。
日本の政治の世界も、裏金問題で揺れているが、政治家は当選することに必死であり、何をしようとしているのかが、みえない。理想にむかって、あるいは、世の中をどうしたいのか、理念がみえない。当選することが目的であり、目標となっているようにしか見えない。世のため、人のためという姿勢が、みられない。さびしいことである。
イスラエルのガザ進攻も、度を過ぎている。どちらかが完全に消えてしまわなければ、問題の解決ができないのであろうか。ここでも、多くの人命が失われ、うらみと怒りが渦巻いている。
うそやデマや、ごまかし、権力亡者の蓄財、弱者を食いものにする強者。その仕組み。人類はいつ滅びてもおかしくない状況に立ち至った。せっかくの努力で積み重ねられてきた成果が、すべて空しくなってしまう。
簡単なことに気付けば、すべては瞬時に解決するような気がするのだが、それができないのであれば、残念だがなるべくしてなる他ないのかもしれない。
当方はすでに若くない。もう、何があってもここまで生かされてきたのだから、充分生きたといえる。だが、いたいけない赤ん坊や、幼い子供たち、そして、生きるために懸命生きている世界の人々がいる。これらの人々のことを、為政者は考えているのだろうか。彼らの頭をはたきたい気分である。