うそをついても平気、それだけでなく、ストーリーを作って、それがバレバレの大嘘であることが、普通に、見ることができる人ならだれでもわかることを、実行する人々のことを「プーチン的な人々」と呼ぶこととする。
ウクライナ進攻の事実経過は、西側の人間には、全部丸見えであるにもかかわらず、情報統制のままに生きている人びとにとっては、まったく違う世界となって登場する。大嘘を真実と思い込んでいるロシア国民がいる。
大嘘で、人々をたぶらかすなんて、はたしてできるのだろうか、と思うけれども、できるはずがないことを、情報統制により、実行してみせる人物が、プーチンであり、彼の権力におそれおののき、彼の描くストーリーに付き従う人々がいて、いま考えられないような蛮行が実行され続けている。
これに対し、正義の力が直ちに働き、もっとも効果的なやり方が実行されているかといえば、ロシアの「窮極的な反撃」を恐れて、限定的な対決方法にとどまっている。結果として、ウクライナ一人が、現実的な攻撃を防ぐ当事者となっている。
これ以上のウクライナ国民の犠牲者を出さないための最速、最強の鉄槌を下すべきであるが、苦難をウクライナ一人にうけさせる形となっている。
もちろん、ここまでウクライナが持ちこたえてこれたのは、西側のさまざまな分野の援助が効果的であったことは言うまでもないが、今度のことで、まさに、「プーチン的な人びと」が一掃されることを期待する。地球上から、あちこちに存在するとんでもない人々を駆逐したいものである。
中国も国民への情報管理をしている。権力構造を、より独裁的な方向を目指しているように見える、独裁がもたらす行く先は、今回のような、ウクライナ進攻の形をとる。中国国内では、もうすでに、実行されている。国民はそれを知らないという、すでに、病的な姿を露呈している。中国の権力もロシアに似た形になりつつある。
資本主義国であっても、社会構造の中に、「プーチン的な人々」がいて、権力を実行している。本音は法律無視であり、儲けのためには、何だってやる人々がいる。
情報の取り扱い、権力の構成の仕組みが、「プーチン的」であるかどうかの、試金石となっているような気がする。都合よく、情報を管理するような政治権力がうまれたならば、これは、要警戒である。