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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

住民投票の危うさ

2015年04月30日 08時53分23秒 | 思考試行

大阪都構想が、とうとう住民投票にかけられた。賛成か、反対か、の二者択一である。賛成派は、二重行政の解消というが、権力構造の大幅な変更、集中は、非常に危険なかおりがする。

かつて、ナチスは、住民投票を活用して、権力構造を変更し、独裁態勢をつくり、あの悲惨な状況をうみだした。権力の集中がいかに危険であるかを示す。

憲法が権力をしばる構造を、自民党は破棄しようとしている。立憲主義を理解しない、きわめた低レベルの提案をしてきている。

政治の風景を変えようとする危険な方向が、明白になってきた。報道は、真実を伝えず、知らないうちに、事態が変わっていく。気がつけば、権力のなすがままに、考えない国民がいることになりかねない。

人類は、いずれ滅びる、という感じがしている。自滅するほかない考え方が、有力であり、その流れがいっこうに止まらない。次から次へと、登場する。

戦争をしない国から、戦争ができる国へ、これも国民投票で決めることになる。国民がどれだけ、しっかりするかである。しかし、残念だが、人がいいから、騙されるのだなあ。


印象

2015年04月29日 11時45分42秒 | 思考試行

芸能ニュースなどで、知らないうちに、知っているかのように、何らかのイメージをもってしまっている。

文藝春秋5月号に、辻仁成氏の「父と子のバラッド」の文章をみた。変な髪型をしていて、派手なタレントとしてイメージしていたのだが、文章を読むと、とても真面目な、好感のもてる人物であり、まったく印象が違ってみえた。

インターネットでみると、芥川賞受賞作家であり、その作品は、翻訳されて、海外でも受賞するなど、評価されている。映画をつくり、バンド活動もしていた。まさに、才人である。

そして、離婚に至る日記などの情報も出てくる。かれの生い立ちや、活動具合なども出てくる。

そして、文藝春秋の文章では、子育てのことや、生活の姿勢がでてくるが、、インターネットの情報とあわせると、自分が描いていた彼のイメージが一変した。この文章がウソとは思えないから、こちらのイメージを変えるほかない。

人間だから、いろんなことがある。彼は結婚を3回している。前の結婚の破綻は、彼の側に問題があったようである。

だが、人間は変わる。いつも、彼が問題ではない。思い込みで、判断すると間違えるケースであった。子育てに懸命な、父親像をこの一文は、説得力をもって表現している。

 


テレビと新聞

2015年04月28日 10時00分28秒 | 思考試行

速報性ということではテレビ、となるが、災害があった場合などは、その威力を発揮するが、政治的なことがらについては、敏感には動かない。

込み入った論理などの話は、テレビからはない。相当先まで、何を放送するのか決まっていて、その準備がされている。ために、政治のことなど大事件があっても、とりあげることをしなかったりする。

今朝の朝刊には、アメリカとの同盟関係が大幅に変更されようとしている記事がでている。朝日は、詳しく中味を報道している。が、テレビは、日常通りの番組を、のどかにやっている。

日本がどこへ行こうとしているのか、相当な変更であるのに、テレビは完全無視の姿勢である。テレビだけ見ていたのでは何にもわからない。

もう、日本は憲法9条をもちながら、戦争出来る国になってしまったのだろうか。自衛の名のもと、世界中どこでもいくというのだから、憲法9条は、なんだということになる。

解釈でどうにでもなるというのなら、エライ方法を考え出したものである。小選挙区制で、議席数を獲得した効果を、最大限利用している。戦争を望むはずもない民意を無視する典型となっている。

あきらめることはたやすいが、そういうわけにはいかない。日本がどこへいくのか、しっかりと見ていなくてはならない。


細部まで

2015年04月27日 10時26分31秒 | 思考試行

モノを作る場合も、細部まで神経を行き届かせていたときには、その作品に自信がもてる。そこへ行くまでには、何度も失敗を繰り返して、試行錯誤が続くのだが、それをとことん続けて、徹底して、自信作の完成となる。

そのようにして、人類の科学技術・文化は進歩してきた。

人生そのものについても、細部までに気がはいっているかどうかが、問われる。ある時期がくれば、大胆であるだけではなく、人生を味わいながら、丁寧に生きて行く姿勢が、人生の醍醐味をもたらしてくれるのではないだろうか。

勝手な思い込みや、こちらの斟酌を乗り越えるような事象の発生のなかで、思いがけない喜びや、悲しみの遭遇する。だが、主体的な姿勢において、細部にまで、気を配り努力した結果ならば、主体としての悔いはない。

あとは、受け入れるばかりである。理解されないこともあるだろうし、誤解もあるだろう。全てを受け入れる心境になれば、何ら悔いることもない。自分を騙さず、自分を細部まで気を配って、動かす。その姿勢こそ、大事である。


大阪市をなくしてどうする?

2015年04月26日 12時14分44秒 | 思考試行

大阪市から、金をうばって、それをカジノに投じたり、インフラに投ずる。どんな都市ができるのだろうか。橋下市長の姿勢を見ていると、弱肉強食の論理で、憲法を改悪して、イケイケドンドンだし、これは危ない人だと思い始めている。

タレント時代は、結構好印象だったが、その本音は、権力志向であり、単なる元気のある人というわけにはいかない。

住民投票がどうなるかわからないが、大阪市民の財産を売り飛ばして、彼の野心の餌食にされるのならば、それは、大阪市民の勝手であり、ムードに乗せられて、へんな投資話に騙されないように願いたい。

なにより、彼の右寄り姿勢が気になる。こういう考え方からは、平和をどうやって守ろうとか、戦争にならないようにするには、の発想がない。

成り行きで、戦争になれば、やったろうやないか、ぐらいに考えている。先の戦争の悲劇なんかは、頭の片隅にもないのだろう。


本当に努力だけが勝負?

2015年04月25日 09時27分44秒 | 思考試行

大富豪が、富を独占していることを正当とする根拠は、「努力」の成果だとする。本当にそれだけか。それだけではあるまい。

そして、その後、有り余る富を、貧しい人々に分配せずにいるのは、どう言い訳するのか。

分配すればいいではないか。働いても、テント生活から抜け出せないというのは、いかにも変だし、病気や障害で働けない人々は、キチント救ってあげればいいではないか。放置しないで、無視しないで、取るべき手立てをとるべきである。

そのことで、世の中の多くの紛争、困ったことは、解決可能である。要は、実行である。金持ち諸君の覚悟を期待したい。君たちこそ、人類の不幸を生み出す原因となっている事実に気付いてほしい。

権力、マスコミ、仕組みの全般が、分配に目をむけるとき、解決の方法、手段が明確になる。

福知山線の事故原因について、事実認定の済んだ状況で、JRはようやく真の事故原因の公表に、踏み切ったようである。賠償問題を気にしたのであろう。

今後の事故を起こさないために、という遺族の姿勢が、ついにJRを動かした。これこそ努力である。


役割分担

2015年04月24日 11時02分24秒 | 思考試行

生活保護制度を利用せざるを得なくなった人々を、病院がグループを作ってたらい回しにして、当人が退院したいといっても、先送りにされているという事態があると、テレビで報道していた。

公的扶助を、病院がクイモノにしている姿がそこにある。本来の病院の機能を壊して、病院経営・組織維持のためになりふり構わず、制度を悪用している。

こういうことは、利権の発生するところには、どこでもありうることなのだろうが、マスコミで明らかにならない以上は、問題事件として取り上げられることもないだろう。

その意味では、マスコミの持つ力は大きなものがある。彼らがどういう方向をむくかによって、世の中の状況は大変化をもたらす可能性がある。

朝日新聞の今朝の朝刊には、放送法をめぐって池上さんのコラムが出ている。新聞各紙の論調、マスコミに対する自民党の動き、政治が介入すること自体が、放送法違反の可能性に触れている。

となると、マスコミ自体の取材力が問われる。今のような、娯楽ものばかりをして、視聴率を稼げばいいとしているのは、大問題である。

少しでも、世の中を良くしていこうとする視点を忘れてはならない。


福知山線事故の真の原因はどこか

2015年04月23日 09時23分48秒 | 思考試行

鉄道で起きた事故だから、設備的なことは、もちろん問題となるであろう。それで、裁判でカーブの安全性を社長が知っていたか、どうか、などとやって、それは知りうることはできないと、そして、なんと無罪というのである。

鉄道には、多くのカーブがあり、その一つひとつを社長が知っておかないといけないなどと主張するものはいない。それを知らないから事故が起きたとして、訴えたりするだろうか。そもそもの事故原因に触れずして、今後、このような事故が起こらないようになんてできようはずがない。

裁判員制度を導入したのは、優秀な裁判官は、完全に信頼できるものではなく、大きな穴ボコがあって、それを補完する意味があると聞いているが、まさに、福知山線事故の裁判の場合、その通りの流れとなっている。

なぜ、若い運転手が無謀なスピードで、カーブに向かったのか。彼は、なぜ、そんなに急がなければならなかったのか。

彼は何を恐れていたのか。

恐るべき、懲罰を恐れていたのではなかったか。

日勤教育!

なぜ、そんな恐怖的な労務管理が常態化していたのか。

国鉄時代の労使関係は、今の、JRとは、全然違う。

民営化され、競争があり、かつての労使関係を悪として、労働者を押さえ込みのために実行された、非道な労務管理の実態が、若い運転手の「恐れ」を誘発して、猛スピードで、カーブにつっこんでいかせたのではないか。

であれば、どんな労使関係が展開されていたのかに、真の事故原因があるのではないか、そこに経営陣の責任問題が存在するのではないか。そこに触れないで、何が無罪かといいたい。


原発再開の判断

2015年04月22日 10時21分14秒 | 思考試行

裁判所の判断が別れた。地裁で、原発再開を止めるという、仮処分をみとめたところと、みとめないところ、まさに正反対の判断である。

すべての人が意見を同じになるということは、通常ない。それぞれの考え方があって、結果的には、さまざま、別れることになる。

裁判所の判断も別れてもいいのだが、法律の専門家であり、いわば、事の正否を判断するところが、真反対の判断結果になるのは、問題の難しさを示す。

もう一回、原発事故があったら、今度こそ原発は終わるだろうか。それでも、続けるという意見はありうる。どこまで行くか。

課題を抱えたまま、それも解決の見通しも立たない状態で、将来、何とかなるだろうという考えでやるのは、どうなのだろうか。

それは、問題があることを承知のうえで、将来には解決できるだろうと、先送りにする無責任極まる考え方である。

良かれと思ってやったが、うまくいかなかったということではなく、今がよければといいと、先のことは、先で考えてくれという虫のいい姿勢である。


ワードの世界

2015年04月21日 14時37分54秒 | 思考試行

簡単な線を引こうと思って、挑戦してみると、これが、簡単ではない。結局「逆引き大全」なる分厚い教科書を購入。

やはり、簡単にできるものではなかった。じっくり構えて、習熟するよりない。それにしても、簡単な文章を書くだけなら簡単なのだが、少し凝ったことをするためには、そのための努力が必要ということである。

何事もそういう面があって、知らないと、せっかくの道具を生かせず、宝の持ち腐れである。機能が豊富で、全部はとても使いこなせないが、こういう技術から、新しいビジネスが生まれるかもしれない。

なかなか時間がかかるが、これも、人間の作り出した世界であり、全てを理解できる範疇なのだが、とてもそうは思えないぐらいの複雑さである。

気づけば、世の中コンピュータなしでは、動かない。使いこなすかどうかで、生活の質に大きく影響する。単純なシステムで、世の中は大きく変わる可能性もあるのだが、こうした、道具が人と人との間に格差を持ち込んでいるさまは、異常さを強く感じさせられる。


緑内障が出た。

2015年04月20日 11時52分47秒 | 思考試行

目が充血して、眼科受診。緑内障が出ていると言われる。今日の視野検査ではっきりした。右が視野の上方向、左が下方向が見えていないという。

真ん中のオレンジ色の光をみていて、ランダムに出てくる光がみえたら、ボタンを押すという検査である。7ないし8分の所要時間であるが、長く感じる。結構ボタンをおしていたとおもうのだが、はっきりデータ画面で結果がでているのには驚いた。

緑内障の薬もいろいろあって、どれが効くのか、7日後にまた行かなくてはならなくなった。この薬は、点眼後周囲を洗っておかないと、皮膚が黒ずんでくるという。

面倒なことだが、早く発見できて良かった、と思わなくてはいけない、と医師はいう。治ることはないらしく、進まないようにすることだという。

これが、年齢ということなのだろう。いよいよ病名のオンパレードの開始かもしれない。まだ、ほかにも不具合があるが、順番に対処していくほかない。

ただ、生物としての限界もある。それも、思えばそれほど長いともいえない。様々な変化、条件を受け入れて、残された時間を味わいながら行くとするか。


公平か

2015年04月19日 12時17分33秒 | 思考試行

なにごとをするにつけても、公平でありたいものである。人によって表情を変えたり、ことばをかえたり、対応を変えるのはどうも、好ましく思えない。

それは何故か。考えるに、そこには、本人の信念、姿勢が定まっていないように思えるからである。相手によって、対応を変えるのは、現実にはよくみられることであるが、あまりにひどいと、嫌な感じがする。生理的にということもあるが、不信感さえ芽生える。

収入があっても、その使い方が分かっていなければ、クイモノにされたり、するわけで、人の世界は、油断ならないものがある。相手によって、対応を変える傾向の強い人間は、人をクイモノにして平然としているイメージがある。

こういう手合いにあったら、よくよく観察して、その真意を把握しなければならない。誠心誠意を表面上装いながら、その実は、何処か隙がないものかと見ている可能性があるからである。


面白いと思うか辛いと思うか

2015年04月18日 09時13分16秒 | 思考試行

正反対のようにみえて、実は、ちょっとした違いでもある。同じ事件があったとして、ある人は面白いと感じある人は、辛いと思う。

ものごとを、悲観的にみるか、楽天的にみるか、ラッキーとおもうか、残念に思うかである。そして、たいていのことは、考えようであって、すべてを受け入れることは可能のように思う。

これは、あってはいけないことだと思わずに、起こったことは、起こったこととして、そこからどう前向きにいくかである。

力関係になってくると、引かざるをえない場合もあるかもしれない。それで、相手が理不尽であれば、それをどうやって、こらしめるか、弱者の側は、必死で考えざるをえない。だが、必死といっても、そこに、楽観的ともいえるような立ち位置をありうる。

大変なようで、これしかないという道を、それこそ、反撃に向けて楽しく対決していくのである。全てを奪われているようにみえて、すべては奪えない。奪えない以上は、反撃が可能である。

反撃がかなわなくても、成功するまで、反撃はする。強者はそれを覚悟しなければならない。


重量表示の違い

2015年04月17日 11時17分03秒 | 思考試行

トナーの減りが早いような気がして、このほど納品のあった新品カートリッジについて、重量を計った。新品で、納品書には重量は3.3kgとある。

実際に測って見たところ、1.5kgであった。これは、どういうことかと問い合せたところ、これは、容積重量だという。それは、製造と運送業者の間の話であって、それを納品書に書くのは、意味不明だ。

ユーザーは、あくまでも、当該品物の重量としか思えない。それが、半分ということになれば、トナーの量をケチっているとしか思えないではないか。

実際に何枚の印刷ができるのか、カウントしなければなんとも言えないが、トナーの量が適正かどうかは、ユーザ-としては、わかるすべがない。

グレーのままである。インチキができるところは、インチキが存在する可能性がある。さて、どうするか。

メーカー担当者は、人を変えてきたが、いうことは一緒であり、重量表示のおかしいことを認めて、ひたすら謝るばかりである。


着手金+とりあえず経費=54万円

2015年04月16日 11時35分51秒 | 思考試行

老朽家屋があって、今は人がすんでおらず、屋根の一部が破損している。この家屋の現在の実際の持ち主は、登記上ではわからず、固定資産台帳の名前でもわからない。

この家屋を撤去しようとして、弁護士に依頼したところ、弁護士は、調査に着手し、名義人の子孫が何人か判明したところで、(これは弁護士の職権請求で判明したもの)いよいよ本格的に、「仕事」に着手するとなったもので、そこで、表題の請求を受けたという次第である。

弁護士になるためには、相当な勉強が必要であり、事件の解決のために、法的な知識が必要なのだからこの額は正当なものだろう。

報酬規定があって、説明があった。当初は、これで全部にする、という話であったが、その後、ひょっとして時間がかかる場合もあるので、ほか、成功報酬についても、モゴモゴ言い出して、どうやら追加ということらしく、話が若干変わったりしたが、致し方なし、それで、契約した。

なんせ家の撤去は、近所からの強い要望であり、借地権者として、できることをするとなれば、行政が動かない以上、若干の利益を見込める地主が何とかしろという話になる。はたして、この資産を活かすことができるかどうかであるが。

これから、出費が続き、建物の取り壊し費用もこちらの負担となってくるだろうし、いろんなことが起こる。モノを持つということは、そういうことだが、せっかく、先祖代々、ここまできたのだから、簡単に売り払って、自分達世代で消費することには、抵抗感がある。いずれは、どこかの世代で、そうなるかもしれず、こだわる方がおかしいのかもしれないが、ともかく老後資金を充当することにした。