大阪都構想が、とうとう住民投票にかけられた。賛成か、反対か、の二者択一である。賛成派は、二重行政の解消というが、権力構造の大幅な変更、集中は、非常に危険なかおりがする。
かつて、ナチスは、住民投票を活用して、権力構造を変更し、独裁態勢をつくり、あの悲惨な状況をうみだした。権力の集中がいかに危険であるかを示す。
憲法が権力をしばる構造を、自民党は破棄しようとしている。立憲主義を理解しない、きわめた低レベルの提案をしてきている。
政治の風景を変えようとする危険な方向が、明白になってきた。報道は、真実を伝えず、知らないうちに、事態が変わっていく。気がつけば、権力のなすがままに、考えない国民がいることになりかねない。
人類は、いずれ滅びる、という感じがしている。自滅するほかない考え方が、有力であり、その流れがいっこうに止まらない。次から次へと、登場する。
戦争をしない国から、戦争ができる国へ、これも国民投票で決めることになる。国民がどれだけ、しっかりするかである。しかし、残念だが、人がいいから、騙されるのだなあ。