不安は、いろいろあるが、もっとも気になるものは、これではないだろうか。自分のホネを、だれが拾ってくれるのか。
とくに、子供がいない夫婦にとっては、お互いそろっているときは問題ないが、一人になった時には、周囲を探す目になっていて、見当はずれになりかねない不安におそわれる。
頼りになるものがいない、という現実。これをどう解決するか。一人ひとりの課題であるが、親族をもたないヒトは、もっと、深刻かもしれない。
大きな家に住んでいても、葬式代がないからと、遺体をそのままにしていた、とか、の話は、これから少子高齢化の社会のなかで、あたりまえの話になるのかも。
そんなことを心配しなくとも、ある程度の態勢があれば、よしとしているのが正解だと思う。生きている間、やるべきことをやっていれば、それでいいのだと思うが、少し準備をして、自分の身の処し方を決めておくのも、いいかもしれない。