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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

急所はどこか

2013年09月30日 06時58分55秒 | 思考試行

原発を小泉氏もやめたほうがいい、と考えているようだ。みんなの党、渡辺氏と長時間の会合があったようで、朝日に記事がでていた。本質に気付いたということか。

TPP交渉の本質は、アメリカ全体の意思というより、分野別の力を持つ資本が、自分の都合のいい状況をどう作るかという観点を、企業の論理を、あたかも、国家の意志のように仕立てあげていることのようだ。

彼らは、自身の利益追及が、望みであって、世界の状況がどう変化しようと構わないという姿勢である。そこには、全体のことを考える思想がない。

全体のことを考えることは、今や当然のことであり、異常気象や環境問題など、もはや、人間活動そのものが、地球に影響を及ぼしていることが、様々な分野の科学者、学者などの研究成果で99.5%になると数値化された。

この意味は、大きい。この状況を無視したいのは、誰だろうか。それこそ、自らの富をふやしたいとする企業の論理を信奉する連中こそ、あるいは、そういう機関決定しかできない組織体が問題である。

かつて、ヨーロッパは、アジアに進出し、植民地化し収奪、搾取をしてきた。弱肉強食の世界であった。今は、歴史の展開のなかで、力での領土、利権の拡大は、当然のことでは無くなっている。

だが、中国の為政者の本音は、そうではない。拡張主義が生きているようだし、周囲に対する視線は、まことに冷たいものがある。

あちこちで、「問題の急所」が、はっきりしつつあるような気がする。そこを変えなければいけないというポイントである。システムとして、この急所をつく戦略、戦術を作り出したいものである。国際的に検討されるべきときがきている。


基本的なことを知りたい

2013年09月29日 00時18分34秒 | 思考試行

数学などは、基本的なことを充分マスターせずに、きたという人は、結構多いのではないか。かくいう小生も、高校時代に、スピードについていけず、中途半端というか、完全にマスター出来ていないから、これをやりとげてやろうと密かに、決意している。

今、少しずつではあるが、足元から数学に取り組んでいる。といっても、継続的ではなく、興味がわいたときだけに、やるから、能率があがらず、目標達成できるかどうか、怪しいものである。それでも、わかる本をもとめて、手元にそろえてあるので、まさにゆったり、ゆっくりすすめている。

たとえば、球の表面積が、これに外接する円柱の側面積と等しい、ことを証明するくだりなど、なかなか興味深い。

積分で簡単に求まるのだが、そうではなく、直感的にわかる方法を探したりする。そういうことでは、インターネットは、ありがたい。

いろんな解法、考え方が紹介されている。ありがたいことである。今の、学生諸君は、恐らく、相当の実力を持っているのだろうと推測する。

 


映画は2度以上見るべし

2013年09月28日 23時54分45秒 | 思考試行

天地明察を、今日見た。案の定、記憶にある場面があり、筋はさすがに解っているのだが、ほとんど細部については、はじめてみるのと同じである。

発見があり、作る側の、思いが伝わってくるし、やはり、2度以上は見ないと、本当にいろんなエキスを見逃していることになる。

作る側は、何度も稽古をし、台詞も覚えて、軽費も多くかけているのだから、それぐらいの時間はかけなくてはね。


福知山線の事故の真の原因は、当時の過酷な「労務管理」である。

2013年09月27日 22時06分01秒 | 思考試行

今日の判決は、お粗末にすぎる。事故原因を、本当に追究する姿勢は、微塵もみられない。検察、JR経営陣、ひいては、日本の政治状況、これらをみながらの、裁判官の保身の故の判決だ。

この裁判官は、本当に正義を貫いたといえるだろうか。追究すべき、問題の本質から、目をそらして、会社の責任、個人の責任、と分けてみせ、無罪判決にした、言い訳を述べているが、これは、かろうじて残っていた良心の呵責だろう。

なぜ、若い運転士が、あんなに、スピードを出さなければならなかったのか。問題の本質はここにある。労働者をしめあげ、過酷な懲罰をかすことで、職場支配をつよめてきた企業体質。悪名高き、「日勤教育」。ここに真の事故原因がある。

余裕のないダイヤのために、必死の遅れを取り戻そうと、焦る若い運転士。懲罰を恐れ、制限スピードを40km/hもこえて、カーブに突っ込んでいったのである。

企業の労務管理の実態、企業体質、ここにメスをいれないで、問題の究明など、できるわけがない。

ここに触れないで、個別のカーブの安全性を、知っていたかどうか、など、問題の本質を、まったく無視したものである。深刻なのは、誰の目にも、明らかなこの不当性を、報道がまったくといって、ふれていないことである。世の中腐っている。

それでも、朝日夕刊に、少しではあるが、この点に触れた立命館大学の先生のコラム記事がでているのは、救いである。ただ、扱いが小さい。


どこまで自分本位

2013年09月26日 07時36分17秒 | 思考試行

考える構造が、とにかく、自分の都合、自己本位であることがわかると、相手は、もうこの人には、なんの期待もないし、利用されるだけのことだと感じることだろう。

それでも、相互にその存在が、有用であることは、たしかなのだが、得るものが少ないことも明らかである。相互の、あたえあいというものが少なくなる。

近所の他人で、自己本位の人がいる。何かと、文句をつけてくる。家の前には、猫よけとされている(本当は効果があるのかどうか知らない)水入りのペットボトルが林立している。

これを見るだけで、猫嫌いですよ、と主張し、同時に、どこかしら、変な人というか、付き合いたくない人でることがわかる。猫だって、この地球の歴史のなかで、築いてきた確固たる種であり、存在なのである。

いわば隣人、仲間、なのである。そういう感覚がなく、嫌いなものは嫌いという。それは、それでいいが、その感性は、改善すべきものであると思う。

この考えの延長上に、自己本位、自分本位の思考形態がみてとれる。


間違えないために

2013年09月25日 13時28分52秒 | 思考試行

仕事をするうえで、間違いをなくすことは、重要だ。給与計算などは、それぞれの大事な給与について、正確でないと、トラブルの元になる。

だが、この仕組みは、簡単そうで、ルールがあちこち、関係し、ミスなくきちんとやることは、結構たいへんである。

まあ、間違えても、訂正は可能だし、間違えた瞬間に、命に関わるということではない。訂正が可能なのである。そうは言っても、あまり、ミスを連発すれば、信頼に関わる。

そして、この業務は、キチンと手順を踏むならば、まちがいを防げるのも確かなことである。世の中には、親切な人がいて、このノウハウを無料で教えてくれる人もいる。

なんでもかんでも、お金にしようとせず、自らが獲得したノウハウを、惜しげもなく公開してくれているのである。キチンとしている仕事、人をみれば、感心するのだが、どうも、他人にきびしく、自分に甘い、傾向のある小生にとっては、このあたりの、生活に対する構えで、今の実態にあるといえるのだろう。

自分の力というよりも、我が祖先のおかげをうけて、かなりの大部分を救ってもらっている。こうしたことのない方にくらべれば、不公平に思われることだろう。

だが、それでも、そこそことも、いえて、他人様に羨ましがられるほどでもない。ただ、しっかりと、良心的に生きていくことを心がけなければならないと思っている。


「半沢直樹」の終わり方

2013年09月24日 07時50分30秒 | 思考試行

意外感が、あって面白かった。最後のどんでん返しは、ドラマの半沢を支える、登場人物達の期待を、みごと裏切るわけだが、これが、現実の銀行の姿とみれば、まことに自然な姿であって、結局、半沢は、取締役会における、パフォーマンスをしただけで終わったことになる。

裏切った近藤のその後や、半沢の出向先でのその後など、まだまだドラマを続けるべきだが、銀行の内部事情や、実際の業務実態からみて、金を中心にして、組織の保身にきゅうきゅうをする実態から、あんまりドラマにはなりそうもない舞台ではある。

社会の将来方向をつくりだしていく機能があるにも関わらず、そこに、そうした理念がなければ、現実にはそんな役割をはたすこともないわけで、たとえば、遊休資産を集めて、世のため人のために、運用をするようなことになっていくならば、新しい銀行の姿もみえるのだが、何年先にそうなるだろうか。

驚異的な視聴率を叩き出し、あの終わり方で、もう続きがないとすれば、とりもなおさず、今の、銀行の実態、社会の実態を、いわば告発したということである。

主人公半沢は、本懐をはたし、「倍返し」をしたかのようにみえたのだが、それは、頭取派の反主流、大和田を、頭取派に抱き込むという、銀行本体の人事面での管理のための材料に使われただけだった、ということであった。現代の世相をよく反映しているドラマである。


仕事

2013年09月23日 10時26分56秒 | 思考試行

自営業だと、定年がないから、いつまでも仕事を続けることができる。それがいいことか、どうなのかはわからないが、それでも、定年退職して完全リタイヤした連中の、優雅に、遊びに、趣味に、奉仕活動にと、元気に楽しんでいるすがたをみていると、多少、羨ましいという気分になる。

それでも、現役でいると、人に頼られていることを実感するから、それは、それで捨てがたい魅力もあることを自覚する。

もう年金もあることだし、そんなにガツガツする必要はない。むしろ、仕事が減ることは、本音では歓迎というところもあって相手の都合によって、仕事が減ると、うれしかったりする。

したがって、仕事の仕方も変わってきた。より、質的に高めたいとか、スマートにとか、そちらの方向への関心もでてくる。

コンピュータについても、もう少し技術面での進化を図りたいと思うし、新しい可能性も探したりしている。とても、退屈どころではないのである。


人との出会い

2013年09月22日 07時47分25秒 | 思考試行

新しい関係が、突然始まる。人を介して、紹介されて、出会いには、いろんなケースがあるだろうが、思えば不思議なものである。

どこか、気があったりすれば、旧知の人よりも、身近になるかもしれない。それは、紹介した人間との関係で、一挙に、何かが省略されて、ある出発点まで、移動するかのようだ。

人生への思いが、ポロリポロリと出てくる。ある意味、極上の体験である。昔、汽車で旅行した祭、向かい側に座った人や、隣の人と、よく会話したことがあった。列車のなかだけのことであるが、それでも、豊かな気分がしたものだった。

それよりも、はるかに、身近である。今後も、そうしようと思えば、何かが始まる可能性がある。そういう人である。相手の方から、名刺を出されたものだから、タイミングが遅れたが、こちらからも、出した。

思えば、どこで、どんな関係が始まるか、解らないものである。実業家というのは、こういう機会を逃さずにビジネスチャンスと考えているようだ。さすがである。


どう生きていくか

2013年09月21日 15時19分35秒 | 思考試行

相対的に、有利でありたい、とか、地位なら高くありたい、とか、富をたくさん持ちたい、とか、異性との恋愛に生きるとか、家族と幸せにくらしたいとか、自分のことはともかく、悲惨な生活をする人を、助けたいとか、科学技術の世界で、成果をあげたいとか、文学作品をものにして、感動をまきおこしたい、とか、演劇、映画、の分野で、成功したいとか、世界のために、役立つ哲学を、ひねり出したいとか、ともかく、快楽を求めるとか、さまざま考えられるが、もとより、どれが正しくて、どれが間違いなどとはいえない。

ある価値基準があれば、その条件下で、決定可能だという話である。

人間社会は、混沌として、すべて解決に至るとは、なかなか思えない。ただ、歴史をみれば、今よりも明らかに、ひどいと思える状況があった。全体として、徐々に、改革され、よくなってきているといえるだろう。

昔が良かったこともあるだろうが、全体として、多くの人にとって、よくなってきているといえるのではないだろうか。これから先、もう少し良くなるにはどうすればいいか、と考えていくならば、必ず、そうなると思える気分ではいるが、どうなるかは解らない。


東電は情報を隠すな

2013年09月20日 10時57分46秒 | 思考試行

東電に対する不満の大きいものは、情報を隠していることではないか。朝日新聞にコラムで連載されている「プロメテウスの罠」をみていると、原子炉に携わっていた技術者の元社員が、専門的な立場から、東電のデーター隠匿を指摘している。

安全性の問題や、今後の問題など、多大な影響があるから、データーの公開には思惑が働いているのは、間違いないだろうが、真実の解明のために、大事なことである。

データーを公開して、真実を追究しなければ、収束も不可能だろう。原子力エネルギーのもたらしたものは、人類にとって、大きなものだった。通常では、到達し得ない分野の技術が、さらに密室化しているようでは問題が起こったときには、対処のしようがない。

原子力村といわれ、安全性に危惧を持つ人などが、排除され、閉鎖的な集団を構成してきた事実がある。背景には、利権が動き、様々な工作が行われ、今もなお、それは続いているのだろう。

記事によると、原子力に見切りをつけて、田舎へ移住していた元技術者が、発表されるデーダーに不信感をもち、問題意識から、立ち上がっている。専門家であるからこそ、黙ってはおられなかったのだろう。

朝日のこの連載は、非常に重要な意味を持っている。こういう仕事をしてくれるのなら、朝日も大したものだと思う。


秘密保護?なんて言う奴らナンテ、最低だ!

2013年09月19日 06時50分57秒 | 思考試行

自民党は、政治権力を握っても、実質は、官僚制度に乗っているだけだから、結局は、官僚機構の意向に従うしか能がない。

民主党は、かなり、頑張ったけれども、官僚の高等戦術、戦略の前に、マスコミどもの餌食となり、自民のバカ政治家どもの、悪口雑言に耐えに耐えてきたけれども、ついに、国民は実態の背後を見抜けず、自民党の復活を許した。

そして、この国の将来方向は、もちろん、自国のことだけで、考えるわけにはいかない。中国のとんでもない態勢、韓国の恐ろしい実態、これらをみながら、地球規模で、平和を守る方策を選んでいかなくてはならない。

そのためには、相当、質的に高度にならなければならない。なんなら、中国に屈服し、韓国の言うとおりにしてみせて、彼らの属国になるとしても、その中から、ひっくりかえすことを考えるぐらいでもいいかもしれない。

日本の制度が、世界中でもっともいいとは思えないし、富が偏在して問題だというのに、持ってる連中は、さらにまだ欲しい、と考えているようでは、いずれ、地球は破滅である。根本的な「助け合い精神」がなければ、地球はもたない。

別に、地球上から人類がいなくなっても、地球全体が消滅したからといって、宇宙からみれば、なんということもないのであって、そのなかでの、アレコレであるのだけれども、赤ん坊の笑顔をみてしまえば、そうも言っておれない。


放射能汚染の打開をどうする

2013年09月18日 11時25分37秒 | 思考試行

日本の総力をあげて、対処しなければならない大事故である。現実行動は、事故に対処して、総力をあげてやっているのだろうか。

安倍政権が、必死になって、この問題に対処しているようにはみえない。憲法解釈であったり、秘密保護法案であったり、彼等の望む政治環境づくりに懸命で、方向がまるで違う。

国民の安全、生活についての関心は、ほとんどないのではないかとみえる。国民への働きかけがない。問題解決にむけての動きがにぶい。

共産党は、東電を破綻させて、「コスト優先・安全なおざり」を抜本的にただす、など、計4点の提言を発表した。要は、もてる人材・物的資源を集中して、事にあたろうということである。

汚染水処理をみても、なかなかの難事業であり、簡単ではない。だが、どこか緊迫感に欠ける。それは、マスコミの対応にある。特に、テレビは、ほとんど、この関係のニュースを流さない。事態の緊急性、深刻性が伝わってこない。

共産党の緊急提言は、事態の本質をついている。どのように、実行されていくのか注視したい。


してもらうこと、すること

2013年09月17日 10時47分07秒 | 思考試行

してもらうことに感謝し、してもらった人に、してよかったと、思ってもらえるならば、してもらう人も、それは一方的に、してもらうばかりではないともいえる。

ところが、それを当然としたり、何らの感謝も感じないようでは、する人の心情は通常、穏やかではない。感謝の心を期待してはいないが、それでも、流れとして、まったく期待しないかと言われれば、嘘になる。

開き直ってしまう人をみると、その心の狭さに、気分がめいる。狭量さをせめるこころは、そのまま、自らに、かえってきたりもする。根底は、素直でないことである。

素直でないから、バランスが悪い。本人もエラそうにしたり、卑屈になってみたり、本当に居心地のいい場所を見つけられないようだ。居心地のいい場所は、まさに、素直に感謝し、物事を素直にみることだ。

それができない人は、余計な虚勢や、誇りや、対抗心に自ら苦しむと同時に、周辺の人々にも、悪影響を及ぼすこととなる。

人は一生勉強だというが、意外に、シンプルなことかもしれない。基本的な心構えができていれば、積み重ねも可能だし、どんどん豊かになっていくことも可能だと思う。


異常気象をどうみるか

2013年09月16日 12時48分56秒 | 思考試行

何十年に一度というような、大雨が近畿地方に降り注いだ。各地で川が氾濫している。関東では、突風で屋根が吹き飛ばされている。最近の気象は、荒々しく、かつてなかった様相を見せている。

地球温暖化の影響と、一時期問題にし、エネルギー問題を検討する気運が高まった。今や、あまり問題にしていない感がある。原発事故で火力発電に頼るほかなく、環境問題どころではないということだろうか。

これだけの気象変化は、人間の活動による可能性が高いと言われていたのに、まったく、そういう話がでなくなり、単に、異常気象のみの被害に関心があるのは、なぜ、異常気象が起こるのかの、根本の問題から、目をそむけていることであり、このままでいいはずがない。

自然エネルギーへの移行に、もっと、力をそそがなくてはならないし、世界各国にも日本の環境技術を広めなくてはならないだろう。どこか、指令できるようなオピニオンリーダーがいないのだろうか。マスコミは、まったくそうした取材をしていないし、あるいは、どこかから圧力があるのだろうか。

アメリカの元副大統領、ゴア氏が、「不都合な真実」という環境問題をとりあげたレポートがあった。事態はその後どうなっているのか、その後の活動はどうなっているのか、知りたいものである。