空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

ある作家の思い出

2012年04月30日 09時31分11秒 | 思考試行

連休にはいって、片づけは、いよいよ佳境に至り、最終段階になった。さまざまな思い出の品がでてくる。手紙であったり、品物であったり、そして、絵画がでてきた。

この作家、今は有名になっていている。それも、片づけに協力してくれている親戚のものに、この絵画の話をしていて、今は大物になっているという噂をきいたことがある、というと、インターネットで調べたらとなり、今朝検索してみたのである。

うわさどおり、大物になっていた。あれから、何年経つのだろう。もう40年以上になる。いわば長い間、この絵画を死蔵してきたわけで、ご本人に返還してあげるのがいいのか、インターネットの情報をみて、にわかに、自分のなかで、過去が現実問題となった。

インタビューにこたえて、平和を愛する、と言っている、その作家の目は、当時のままのようだ。彼のほうが年下であるが、温厚だが、ひたむきな性格の人で、誠実極まるアドバイスを受けたことがあった。

思い出は、まったく風化していない。生き方の差を感じないわけにはいかないが、平和を大事に考えているという一点で、同じ時代を生きていることを実感する。

 

 


片づけの成果

2012年04月28日 22時02分06秒 | 思考試行

古い手紙や、若いときに書き散らしたものが出てきて、思わず読んでしまう。見ないで、まとめて捨てるつもりが、そうはできなくなり、時間がかかる。読んでいると、記憶とは、随分いい加減なものということが、あらためてよくわかる。

当時、明確であったものが、当然ながら、今や、記憶が定かではなく、文章を読んでも、ピンとこない。けっこう力んで書いているにも関わらずである。

それは、文章の調子とは別に、本音のところで、それほど真剣ではなかったのかもしれない。結局のところ、すべては必要なものではなく、全部、捨ててしまえばいいのであるが、古い資料から、新しい何かを産み出すことができるかもしれない、などと思い始めると、そこでも、手が止まる。

道具やなんかは、まだ使えるものが多くあって、そのまま捨てることができない。そのうちに、必ず使うつもりになっていたりするから、これは、明らかに、成果である。

そして、照明器具など、使っていなかったものを、復活させて、取り付けるとチャンと機能する。生活に彩が出てきて、相当に豊かな思いを実感できる。これもまた成果である。


片付けに挑戦

2012年04月27日 19時43分55秒 | 思考試行

商売柄、書類がたまる。安易に捨てることができない書類として、それなりの管理を続けてきた。その量がどうしようもないほどのものになってしまった。

このまま、死んでしまったら、後の者が困るのは目に見えている。となれば、やるしかない。回収した書類がどういう風に扱われるのか、質問したところが、自分のところに機械があるので、次から次へと処分していくから心配はない、ということで、思い切って着手することにした。

書類を適当な量でバインドしていく。肩も腕も首も、よく使用したなあ感がある。昨日、集中して肉体労働を続けた。おかげで、昨晩は熟睡した。たまに、こういうことをするのは、本当にいいことだ。思わぬみつけものがあったりする。

例えば、あったことがない祖父がやっていたという浄瑠璃の見台。がっちりした箱の中に入っていた。箱の塗が如何にも立派である。箱も頑丈で、現在では絶対に目にすることはできない代物である。話では何度もきいたことがあったが、実物はみたことがなかった。

そして、食器類の量と質。ものすごく資産家になったような気分がある。積み重ねの力である。生活の痕跡の量に圧倒される。自分たちが持ち込んだ不用品を業者に持って帰ってもらったが、ちょっとした値打ちものには、目の色が変わる。片づけに協力するといいながら、本音はちゃんとビジネスである。それでいいのだが、なんでもかんでも捨てようとする家のものとの行き違いを感じる。


「推定有罪」の後味がよかった。

2012年04月26日 23時51分38秒 | 思考試行

小沢氏は、無罪となったが、実際のところは、バレバレだけど、有罪にはしにくいというところか、うまく逃げおおせたという感じがある。

議員歳費だけで、動かせる金額ではないわけで、小沢氏が、まさに政治を金で動かしていることは、自明のことである。政治家が、本当に国民のために動いているかどうかについて、結構、みんな本当のことに気付き始めている。ごまかしは通じないことに、政治家は、真剣に考えてほしいと思う。

「推定有罪」は、冤罪事件をテーマにしているが、ここには、人間の生きることについて、ちゃんと向き合っていて、すがすがしく、すばらしい後味のドラマであった。

ジャーナリストも、警察官も、弁護士も、その職責を真面目に考えている。そこでのミスを、仕事をやめることで、ケジメとする考えを、やんわりと、しかし、しっかりと否定する国村さんの、笑顔がすばらしい。

犯人として12年の月日を経て、そこから立ち上がる人間の力強さ。週刊誌が、商業主義的でないのかどうかは問わずに、ジャーナリストとして、まともに、取り上げているのも好ましい。このような記者が、実際にいてほしいし、育ってほしいものである。


正義への道

2012年04月25日 15時37分24秒 | 思考試行

北朝鮮の若き「指導者」は、「王位」を受けて、なんだか危なっかしい冒険を始めるつもりだろうか。ケッタイな宣伝を展開している。

一方、資本主義の国では、相変わらず拝金主義が蔓延して、貧富の格差は拡大し、「金融工学」という詐欺で儲けた金を懐にして、当事者は市場を後にした。

残された莫大な資産をなくした人々は、悲嘆にくれるばかりである。何の責任もないのに、老後のためにたくわえていた年金資産が消えたのである。

法的には、何の問題もないという。当事者は、自己資産ぐらいは出せよ!

福知山線の事故で、社長が無罪となった。カーブの危なさを認識できたかできなかったか、を問題にしていたようだが、社長が、現場の細かいところまで、危険性の有無までわかるはずがないではないか。それこそ、分担しなければならない問題である。

だが、従業員労働者に対して、労務管理上どういう問題があったのか、これこそ社長の責任である。厳しい労務管理をし、労働者が時間の遅れを取り戻そうと、無理な運転をしたことが、この事故の本質的な事故原因である。

人を人と扱わない非人間的な労務管理の実態こそ、真の事故原因である。そこを問題にしない裁判なんて茶番もいいところである。

かくして、今のいま、正義は、まだ、生を受けているとは言い難い。北のバカ息子や、金儲け専一のバカどもが、ハバをきかしている限り、実現への道は遠い。


"猫弁”に感動する

2012年04月24日 10時23分27秒 | 思考試行

昨晩、テレビで見た。ドラマ大賞を受賞していると、番組表にあったが、なるほど面白かった。すべての登場人物が、関係し、組み合わさってくる。善意の輪が小気味よくかみ合ってくる。まさに、ドラマである。

吉岡秀隆さん演ずる弁護士は、苦労して育ってきているが、それを感じさせない。だが深いところで家族を求めている。その心情が、感動を呼ぶ。杏さん演ずる大福さんのプロポーズもすばらしい。期待に応えて、ちゃんと決めてくれた。中学生のころからの付き合いがある。そして、思いを実現したのである。

「上を向いて、前頭葉に空気をいれる。・・・・」なんという工夫。

原作は、漫画のようだが、小生らの年代は、漫画を見ない。子供のころ見たきりで、漫画は子供のものの感じが強いのである。しかし、考えれば、作品はストーリーであり、活字だけで表現できるのではなく、漫画の場合は、絵でもできるのだから、活字だけより表現する力はより強いといえるかもしれない。漫画にも関心をもっていきたいと思う。

久しぶりに、小気味のいいドラマをみせてもらった。現実は、なかなかこうはいかないだろうが、それでも、善意を現実のものにしていけるならば、日常生活のなかでも、ドラマみたいな感動がうまれるときもある。

善意の輪が、世の中に広がれば、悲惨な争いもなくなるだろうし、大事テーマをもつドラマであった。こういうドラマがどんどん生まれてきてほしいものだと思う。


時代はどう変わりつつあるのか

2012年04月22日 23時57分48秒 | 思考試行

相対的に、優位をしめたい、金儲けをしたい、権力を手にしたい、などなど、旧来からというか、人間の有史以来の価値観は依然主流を占めているのだろうが、新しい流れもでてきている。

それは、金儲けなどに関心がなく、真にやりたいことをやろうとする動きである。企業も終身雇用ではなくなり非正規労働者が、多くを占めるようになってきて、会社に対する帰属意識はもてなくなってきたなかで、自身の価値観を見直し、大事にしようとする動きである。

10年前に、船井総研の創始者船井幸雄氏の著作に「本物の時代の到来」という本がある。当時にすでに、資本主義の行き詰まりを指摘し、新しい動きを予想しているのだが、今日WOWOWで、アメリカのリーマンショック事件の背景をあばくドキュメンタリーをみて、資本主義はもうイカンなあと実感した。

それでもどうやっていけばいいのか、それほど、はっきりはしていないなかで、問題点が明らかになってきたということだと思う。

問題がわからなければ、解決はできないのだから、これは、解決へ向かっているプロセスにあるのだろう。


おかしい更迭ばなし

2012年04月19日 11時12分10秒 | 思考試行

防衛大臣が素人だといって、総攻撃を受けている。何をどれほど知っているかがそれほど問題だろうか。専門家が多くいて、それらのアドバイスを受けながら、大枠の判断をすればいいのであって、細かいことは、どうでもいいのである。

どこまで知っていれば合格とするのか。資格試験があるわけでもない。田中氏の人柄の良さや、人品というのは見て取れる。知識の有無をうんぬんするのは、卑怯である。

どれほどの専門家であれば、大臣が務まるというのか。戦争をしようにもできない憲法を持っているのである。相当へんな人でない限り大臣はつとまる。

自民党や、新聞がいうほど田中大臣がひどいとは思わない。

テストまがいのいじわる質問をして、足を引っ張る。こういう手段が横行すれば、まともに議論をすることはできない。そして、なんで、更迭の話がでるかといえば、参議院では、野党が多数を占めているものだから、いつでもこの種の、いじめが可能ということであり、理屈を言っているがそんなものはどうでもいいのである。

与党を揺さぶり、嫌がらせをしているだけである。システムがこわれているのに、理屈をいっても仕方がない。それだけの水準の議会制度になっているだけのことである。ここに、まじめにとりくもうとするのは徒労である。


具体案を実行すること

2012年04月18日 08時00分54秒 | 思考試行

俳優の山本太郎さんが、太陽光発電の会社に就職したという。営業の仕事につくという。原発反対の運動を起こして、本気の行動を展開してきた彼の真骨頂の就職である。

まさに、その延長上の仕事についた。見事である。こうであって、はじめて行動家といえる。まるで維新のころの武士である。この生き方が、すがすがしくて気持ちいい。

仙谷氏が逆に、原発を再開しなけれは、日本は自殺するのも同じだと言っている。小生は仙谷氏も好ましく思っている。学生時代は、学生運動に身を投じていたこともあるという。

この相反する意見をどうすればいいのだろうか。原発についての技術進歩は、必ず見込めるかと言えば、それは現段階では何とも言えない。だが、可能性がないともいいきれない。

しかし、手をだしてはいけない技術であると考えるならば、山本氏の行動しかとりえない。さて、どうするのか。どうやら、人類はドイツのような選択はしないようである。とことん、のるかそるか、この技術を捨てない選択をしそうである。

ここでも、小生の感覚とは違う。小生は、過ちは改めるに憚ることなかれ、である。


何をもって、生きがいとするか

2012年04月17日 08時55分27秒 | 思考試行

生きるためには、食物が、衣服が、雨露がしのげるところが、必要である。そして、それだけでは足りない。言葉や、つながりや、そして、継続できることも条件である。環境も、より快適なものでありたい。

相対的に、有利に立ちたいという欲は、全体としては、必要かどうかは不明であるが、現実には、とりわけ隠然と存在していて、権力や人間関係のなかでは、意味を持っている。見栄や誇りやモチベーションの基礎的な要素のようである。

全体として、そのバランスを考える状況には、まだ至っていないと思われるし、矛盾や格差やひどい差別も本格的な解消にむけての努力がされているとは思えない。

そういう動きを示している部分と、そうではない部分があり、また、時に応じて流動する部分もある。そのよってきたる根本の価値観についても多様であり、表面と実態が異なる場合もある。

混沌のなかにあって、それでも方向性は探られているようで、時代の変化を観察するなら破滅への道を歩むかどうかは、未だ確定的とはいえないが、それでも、永遠はないのであるから、それは、単に長短を言うだけの話とすれば、語る意味もない。

そこまで踏まえて、いまどう生きるかといえば、自ずと、「ネバならぬ」ではないことは、明確である。

 


思い切ったエネルギー転換を

2012年04月16日 15時31分45秒 | 思考試行

今、絶好のチャンスではないだろうか。放射能漏れの実態もよくわからないままに、安易に再開すれば、新しいエネルギー開発をしようとする意欲をくじき、動きをなくす。これでは、昔のスタイルのままになってしまう。

生産現場での混乱、経済活動の変化も当然かんがえられるが、それでも、解決不可能な技術をそのまま使い続けることはできない。ここは、苦しくとも、筋を通して、初めから考え直す必要がある。

人間にとって、大事なことは何か。原点に戻って検討しなければならない。ドイツが早々と原発からの撤退を表明した。以前から準備はしていたのであろうが、日本の状況をみて、ただちに決断したのである。あれだけの事故を起こしながら、日本は何を学んだのだろうか。

マスコミは、今や社会を牽引できる力量がなくなっているようにみえる。オピニオンリーダーの誇りも見識もないのだろうか。自分の属する「派閥」か、過去からの経緯なのか、そこにいる人たちの自己保身のにおいがする。本当の社会正義の正論を展開してほしいものである。

誰がみても、原発は怪しいではないか。このまま進めていって、いいはずがない。


啓発本をいくつか読んでいると・・・

2012年04月15日 11時17分40秒 | 思考試行

その人自身が、何かの事業をして成功したという人は、例えば、松下幸之助さんのような人は、運もあっただろうが、生きている人間として、間違いもあり、困難もあったなかで、成功したということで、だれもがそうなるとは、当然限らないし、同じようにできたとしても、あんな大成功をするとは思えない。

しかし、アメリカの啓発本のなかに、その人自身が、考え方を改めて、積極的な生き方そのものを提唱して、その事業が大成功して、成功者となったという人もいる。

人間として、健康的というか、あたりまえというか、ものの考え方や、行動の源泉となるようなことを研究して、コンサルタントとして、成功しているのである。

これなら、いわば、誰にも可能な成功者になれる道筋である。そして、そこには、利他的であることや、感謝や喜びや、感情のコントロール、対人関係について語られる。至極もっともなことが書かれている。

自分に今いる状況下で、こういうことを実践してみると、たしかに、意味がある。妻がなんだか不機嫌になっているとか、疲れ気味だとか、気付けば自分の振る舞いを反省してみて、手を差し伸べると、自分に原因があったなどということがわかったりするのである。

とにかく、自己本位とか金儲け専一だとか、こういうせまい了見では、人生はつまらない。豊かで、幸せな人生というのは、そんなに、難しくないのかもしれない。


脱原発でいこうやないか!

2012年04月14日 11時16分20秒 | 思考試行

ドイツのメルケル首相は、福島の事故をみて、まことに、早い段階で脱原発を決意した。管さんも同じ方向をだした。ところが、民主党政権は結局のところ、再開を決めて、地元の説得に向かうという。

ここが分水嶺である。

橋下氏の、君が代うんぬんとか、日の丸についての考えには、きわめて不満であるが、原発についての意見には、賛成である。脱原発にむけて、行動するのなら、彼を支持したいと思う。

君が代を歌わされるようなところへはいかないし、国歌斉唱などといわれたら、強制されるのは、まっぴらごめんだから、そういうところにはいかない。戦争につながるような、考え方を是認したくないのである。したがって支持しない。

原発は、まだまだ完成している技術ではなく、また、人間のコントロールが可能となるには時間がかかる。当面は、再開なんてありえない。福島の事故をふまえて、エネルギー政策を根本から変えていくべきである。

橋下氏の行動力で、あるべき方向を打ち出して、脱原発を実現したいものである。


北朝鮮のミサイル騒ぎ

2012年04月13日 10時59分54秒 | 思考試行

どうやら、北朝鮮のミサイル発射は、失敗したということらしいが、この間の日本政府の準備などをみていると、結局のところ、突然ミサイルが発射された場合は、とても防ぎきれるものではないということだ。

莫大な費用をかけたとしても、とても防ぐことができないものを、なぜ購入するのかといえば、アメリカとの関係が思われる。たとえば、貿易不均衡の是正であるとかである。

武器の調達、それも役立たないもの、であれば、貴重な財源をミスミス捨てているに等しい。これもまた、人類の歴史における過渡的なバカバカしい現象といえる。

人が人を食って生きる状況が、あちこちで繰り広げられている現状のなかで、改善されるべきことはいくつもある。これもその一つであろうが、この際に、そういった問題点を洗い出していくことの視点を持ち続けていく必要がある。

一方では、飢えた人々がいるなかで、かたや飽食の人々もいる。こういうアンバランスをどうすれば解消できるだろうか。富の偏在も、いかにもひどすぎる。こうしたことが、解決されないようでは、人類の未来は暗いけれども、それは、必ず、解決できると信じたい。


考え方と言葉の使い方

2012年04月12日 09時13分34秒 | 思考試行

同じ状況下でも、悲観する人と、楽観的で前向きな人がいる。考え方が、違うことで、その後の暮らしぶりが変わる。

そういう啓発本にめぐりあった。確かに、「ちょっとしたこと」のように思うが、日々、前向きに努力し、改善し、悲観的なものの見方から、脱することができたら、これは、人生に多大な影響を与えるだろう。

著者は、アンソニー・ロビンズとある。アメリカで有名な人物らしいが、あとで、調べたいと思っている。調べるといっても、インターネットで検索するだけのことであるが、便利になったものである。

日本でも、松下幸之助さんの言葉や、考え方を紹介している人もいる。松下哲学とでもいうべき内容であるが、これも、素晴らしいと思う。

成功者だから、説得力があるのは、当然だが、困難にあったときのものの考え方は、ひとのせいにしないで、自分のこととして考える姿勢は、さすがと思わせられる。

怒りをぶちまけるのではなく、表現方法も考える。言葉も選ぶ。ちょっとした、心の余裕が、人生を大きく変えるという。実行してみようと思う。そのほかにも、いくつもノウハウがありそうである。

いいと思うことは、やってみることにしていきたい。