一度ぐらいの合意で、話が終わったというわけにはいかない、という文大統領の言葉は、彼の本音を示している。何度謝ろうと、何度合意しようと、フィールドが変わった、ゴールが変わった、とやるのだから、この相手と仲良くなろうとするのは、無理ということだ。
嘘をついておいて、相手が嘘をついたといい、原因を作っておいて、それをすり替え、相手のしたことにする。外国へ嘘をまきちらして、評判を落とそうとする。デマでもなんでも見境なし。
その原因が、植民地化された30数年にあるのかというならば、朝鮮の歴史を、初めから、見直すべきである。どうやら、本当に歴史を見直す必要がでてきたようである。過去のことなど、いくら穿り返そうと、今の生活には関係がないと思っていたが、そうはいかないようである。
朝鮮のたどってきた歴史、日本の歴史、ヨーロッパの歴史、中東の歴史、滅ぼされた民族の歴史、その中から、未来への展望がでてくるのかもしれない。
文大統領は、先の発言で、日本の言い分は、一応知っているということは、確認できた。聞こえていないわけではない。
だが、決して合意したとしても、破ってもいいし、謝られても、許さないとして、彼は、彼の信念にむかって、進むのみであって、朝鮮民族の統一国家こそ、彼の本音であり、日本は戦う対象であり、いつかは、必ず日本に勝利しようという目標をもっている人物だということだ。
いくら、笑顔をみせようと、それは、本物の笑顔ではない。単なる演技であり、本音は別にある。統一国家ができれば、ただちに、日本打倒でその行動はますますエスカレートしてくるのではないか。
みえみえの状況となってきた。いくら善意をもってあたろうと、それは無駄であり、相手の真意を知った以上、そのうえで、こちらの行動を考えなくてはならない。