空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

ほんものの連帯

2014年07月30日 08時59分00秒 | 思考試行

フランスの社会保障制度を、放送大学で齧りだしている。日本とは比べ物にならない、「連帯」の積み重ねがあって、さすがと思わせられる。政権が変わっても、簡単にその連帯の構造、制度は変わらない。分厚い国民の連帯意識、行動、が生きている。

自分のことばかり、本音は、そこにある、貧しい日本の富裕層とは違う。まだまだだなあ、と思わざるを得ない。そういえば、最近はフランス映画など見ない、というか、上映していない。こういうフランス文化を日本の富裕層が恐れているのだろうか。

一人ひとりが生きていくうえで、どうしても、助け合わなければやっていけないのは当然のことであるが、それを現実に実行できるかどうかが、問題である。フランスの、福祉制度といっても、簡単ではない。複雑であり、多様であり、公的、私的、自主的な組織が絡み、連帯意識、考え方の水準が高い。

アソシアシオンとよばれる自主的組織に、国民の4割が参加し、8割の人が関係しているという。これには、驚いた。日本も大災害を契機として、ボランティア活動が活発になってきているが、日常生活において、本当に生きた助け合いが行われるような態勢ができるようになりたいものである。


欧米と比較して

2014年07月29日 07時38分23秒 | 思考試行

ヨーロッパでは、長いあいだ激烈な闘いの歴史を連続してきた。フランスとドイツの国境沿いの町は、フランスに帰属したり、ドイツに帰属したりし、その昔には、北欧諸国からの侵略もあり、統治されたこともある。

実に、激しい変遷がある。それが、今や、ユーロという単一通貨の経済圏を作り、さまざまな困難を重ねつつも、過去の歴史を踏まえながら、紛争を回避して、全地球上では、やはり先進部分である。

アメリカは先住民の文化、土地を奪い、アフリカから黒人奴隷を引っ張ってきながら、一方では、その不当な事実を自己反省というか、自己批判しながら、民主主義を謳歌しながら、現在に至っている。

日本の場合、歴史的な、縦社会のなかで、本当に、庶民が自らの権利をまともに主張し、民主主義を自らの手で獲得したとは言い難い。敗戦で、はじめて与えられたものであって、ホンモノとはいえない。

これは、随所にその影響がでている。福祉制度などみても、その薄っぺらさは、そのまま歴史の違いともいえる。本当に、国民、庶民のことを配慮しているか、支配層の思惑が本音が、自己中心的な本心が、裏面にあって、醜い実態が制度にも現れている。

国民がそのことに気付いて、アクションを起こさなければ、なかなか、この事態は変わらない。もう、ぼちぼちその季節がきそうなものであるが。


きっかけ

2014年07月28日 08時31分16秒 | 思考試行

人が、何かを覚悟し、やる気のスイッチをいれる。やる気をだしたときに、何事かが始まる。そのやる気の方向なり、内容が、人間にとって、役に立ち意味のあることだとしたら、これは、人生一回限りの人生において、とても大きな意味を持つ。

やる気スイッチはどうして入るのか。きっかけは、昨日のスマップの27時間テレビだったりするかもしれない。彼らがどんな努力を続けているか、頑張っているか、そんなことに刺激をうけて、やる気が出るということは、考えられる。

子供時代からのグループとして、途中で抜けたメンバーとも付き合いが続く。彼らメンバーの熱い絆、特別の思い、なるほど稀有な存在である。お互いがお互いを、刺激しあっている。

だが、彼等の本音は、あからさまにされることはないだろう。商業的な意味があるから、当然、誰かのコントロール下にあるだろうし、その発言だって、言いたい放題というわけにはいかない。

そこが、資本主義下の世の中である。今朝の朝日朝刊の、電力業界から歴代首相に2000万円もの献金がされていたニュースは、これを物語っている。多分そんなことだろう、ぐらいには思っていたし、意外ではないが、これを当事者が真実を話すようになってきたことは大きい。

あるべき方向へ、人類が進んでいく、そんな希望を持たせてくれる。


親しさの根源

2014年07月27日 23時17分04秒 | 思考試行

なつかしい、親しみがもてる、そんな人との出会いを持てるということは、人生の宝だろう。それこそ、生きがいとなる人間関係である。そのためには、自分自身が相手の人にとって、どんな人間であるかが問われることとなる。

相手に条件を求めながら、自分については、自己本位でいいわけはない。だからといって、周囲にあわせて、その顔色をうかがうようにして、生きていくとするなら、それでは、なんの魅力もない無気力人間である。自分自身も面白くない。

どこに情熱の源泉があり、何をして生きていくのか、そこに自ら確たるものを、人生に対して準備できなければ、と意気込みたいところであるが、それは、簡単ではない。生涯かけて探すことになるのだろうか。

しかし、しっかり考えればそれは、不可能ではないように思う。やることをキチンとやり、前向きに努力していくならば、簡単ではないかもしれないが、けっこういい線いくのではないだろうか。

人と人との関係において、こうしたひたむきさが、親しさの根源になるのではないだろうか。


生きがいは何か

2014年07月26日 12時03分24秒 | 思考試行

生きていて、何が生きがいですか、と聞かれて、ただちに返事ができない。何となく、生きているだけで、そのくせ、生身の自分自身の身体や本心は、貪欲に自分の命を守るべく、全身の各機能をフル回転させているようである。

本人の自覚や、配慮とは関係なく、各部分で自主的にその作業、仕事がなされている。そもそも、身体の見栄えや、心持ちなど、本人の努力なり、意識的な生活が反映される部分も多いが、まったく、本人の自覚を要することなく、基本的な、生命維持の活動がなされていて、まさに、生かされている状態である。

無自覚で、気付けば世の中におり、親がいて、周囲の人の影響をうけつつ、自我が芽生え、用意されたレールの上を、時折選択をしながら、生きてきた。

大きな選択誤りがあったわけでもないが、言ってみれば、大したことのない人生ではある。それでも、ホームレスになることもなく、悲劇のどん底にいたこともない。大恋愛をしたわけでもない。映画やドラマにはなりそうもない人生である。

では、生きがいはないのか。ところが、過去はともかくこれからについては、それなりに、生きがいといえるものを持ちたいと思い始めている。そう思った以上、それは、そのうちに実現するかもしれない。まずは、その気にならなければ始まらない。


果てしない道に見えていたが

2014年07月25日 08時00分35秒 | 思考試行

高齢者といわれるような年齢になって、ようやく、ものごとの理解ができるようになってきたと思ったら、はやくも、終着地点がみえてきた。

若い頃は、果てしない道が続いているようにみえていたのが、予測がつき、ものごとは、ほぼ、予測通りに進んでいくように見える。

それでも介護をする身であれば、完全フリーではないから、その条件のなかで、生活をしているわけで、遠くの、弟妹たちとも違う生活を送っている。

彼らは、とりあえず、目先の介護のことは、関心をもつ必要もないし、我関せずに終始している。それを、特段非難するつもりもないが、自己中心の人間性の本質をみせつけられて、時に、空しく感じる。

相互の思いやりにかけ、自分のことばかりを考えている同士というのは、まことに寂しいかぎりである。弟妹の家庭は、それぞれ独自の路線を走っていて、それほど、劣悪とはいえないけれども、それでも、昔の時代とは違って、失われたものが多いような、貧しさを感じる。

さて、ここから、どう、豊かな人生にしていくのか。元気な老人として、やるべきことを、やれるところを実践していく必要があるようだ。


映像の真実のウラ

2014年07月22日 08時40分33秒 | 思考試行

ブラジルのワールドサッカー「大会」は、世界各国の状況がいろいろ知ることができたという意味でも、有意義であった。

映像は、実像をそのまま示す。といっても、その写し方で、真実は違ってみえる。

ブラジルのネイマール選手の事故は、後ろから来た相手選手の膝が背中に当たったものだが、テレビでみた最初の映像は、大写しになっていたから、あたかも、相手選手が悪意でもって、背中に膝蹴りをしたかのように見ていた。

ところが、後のニュース番組だったか、特集番組であったか、では、高いボールが落下してきていて、ネイマールも相手選手も、ボールだけを見ているシーンがでてきた。

ボールを追いかけて、対処しようとしている二人の選手。悪意とはいえないまさに事故である。

これを最初のように、ボールを映さず、背中にあたった膝だけを写せば、後ろの選手の悪意極まる危険行動にしか見えないのである。

恐ろしい映像の効果である。事実を、正確にとらえ、キチント認識することの難しさを思う。

 


人間社会の行く末

2014年07月21日 09時05分44秒 | 思考試行

上空を飛ぶ、民間旅客機を撃墜するなど、なんの意味があるのだ。結構、こんな事件が何度も起こっている。武器をもっているから、こういう事件は起こる。

核兵器をもっているから、いつ、事故が起こったとしても、なんの不思議もない。本当には、制御しきれない核をもち、その利用の範囲は広範である。何がどこで、どう起こっても不思議ではない。

そして、国、民族、宗教と争いのタネはつきることなく、自らの権益を広げるべく、暴走している国もある。悪意に満ちて、一昔前の、国際感覚をもって、その悪知恵はとどまるところを知らない。

これらが、ごった煮になって、狭い地球が存在している。見せかけの、鷹揚さ、気持ちの悪い微笑を浮かべて、これらの国の指導者は、動いている。

国際的に、物事の正邪を決める有効な仕組みがない以上、最後は、力関係ということになる。なにが、相手の弱点かをおたがい探り合って、自らの権益を追求する。こういう風潮を一掃することができないのであれば、地球存在そのものが、まことに危ういということになる。


人口減の中で

2014年07月20日 10時18分40秒 | 思考試行

生まれてはきたものの、意外に厳しい生存競争があって、生物的に、いきいきできない。防御的な姿勢の生き方に終始していると、恋なんてできないし、早い段階で、結婚なんかしないとなるのだろう。

あるいは、子孫を作ろうという動機についても、家制度が崩壊し、格別な誘因がないなかで、困難が目に見えるなかで、極めて弱いものとなっている。

かくて、人口は減り続けている。周囲をみても、増えている状況はない。大家族だった頃を知っている身にすれば、今の状況は、考えもしなかった事態である。

老人がどんどん増えるなかで、集団的自衛権をふりかざし、戦争のできる国へと政権は舵をきった。具体的に、法案を作っていくわけだが、議会で多数を占める彼らは、基本的に、自らの主張を通すことができる。

彼らは、どんな国にしていくつもりだろうか。戦争できる国となって、昔の日本に戻したいと思っているようだが、多大な犠牲を払って実現した平和国家を、なんの評価もしていないようだ。

そんな国で、新しい命を育てようという気合も生まれようがないかもしれない。かくて、どんどん人口は減少していく。

 


損保代理店手数料が、五分の一になった

2014年07月19日 09時18分22秒 | 思考試行

売上高(契約保険料の集金額)が変わらなくとも、去年より売上高が増えなかったとか、細かいポイント操作で、売上高にたいする手数料率をどんどん下げてきている。

規模の大きい、小さいでまずは、ドンと区分を変える。昔は、手数料率はみんな同じであった。

保険料に手数料率を乗じたものが手数料となる。規模の大きいところは、それだけ身入りが増える。あたりまえであった。

それを規模の差で、その手数料率を、五分の一にしてしまった。昔なら、年間100万円あった手数料が、20万円となった。貯金式の保険の場合には、銀行口座の手数料に全部もっていかれて、ナント赤字の場合もでてきた。

代理店の合併が進んだ。規模が大きくなれば、手数料率は維持できる。ただし、自分中心でやっていたのが、雇われる側になる。それが嫌なら、手数料が下がるというわけだ。

ここまで、下がると、もはや、ビジネスにならない。顧客との長い付き合いがあって、それなりに、契約とのバーターで、個人的な努力もあったし、投資もしてきた。それらが、根こそぎ、保険会社にうばわれてしまった。

背景には、株主の要求があるという。保険会社の社員が減り、人件費を切り下げ、株主の取り分を増やすための策動が展開されている。保険料はどんどん上がっても、従事している人間の支払は、徹底的に削る。

非正規雇用、パートへの切り換え、儲けるものは、さらに儲けて、そうでない人間はとことん追い込んでいく。貧富の差をとことん広げたい連中の策謀が続く。

 


原発再稼働から

2014年07月17日 08時22分25秒 | 思考試行

ものすごい金をかけ、実績のある原発を、そう簡単にはやめられない、ということになるのは、政権が自民党である限りは、いかにもあたりまえのことのようにみえる。

健康な庶民感覚では、もう原発はやめようというのが、数的には多いと思うが、資本・支配層はそうは思わない。憲法を変えたがっている層とダブル。

戦争してもかまわないし、原発再開も当然である。

秘密主義だし、儲け主義だし、国民切り捨てだって厭いはしない。いつかは、この方向が是正されると思うが、対立抗争にあけくれる人類社会は、まだまだ、発展途上にある。

紆余曲折は、まだまだ続く。それは覚悟するとして、一人ひとりが、意識的に国・行政・資本の動向に注意しなければならない。

富裕層の動向は、これも関心の埒外にしてはならない。そのなかに、問題、課題が多く含まれている。そこから、具体的な改善課題が明確になることがある。

 


悩みの解決のために

2014年07月16日 10時03分04秒 | 思考試行

昔からの問題だろうが、家族内でのギクシャクが悩みとなっているという。

娘さんと母親の問題である。年老いた母親と同居するようになって、母の性格が、こんなだったとはしらなかったとか、娘が職場でのトラブルがあったのを、母親の育て方が悪かった、愛情をかけられた想い出がない、などと娘に、責め立てられて、気分が落ち込んで、食欲もない、という母親の悩みなどである。

どちらのサイドからも、肉親としての近さと、それがゆえに、まぬがれ難いストレスにさらされることになる。これからどうすれば、悩みから抜け出す事ができるだろうか。

要は認識の世界、考え方の問題であって、具体的な不都合な理由があるわけでもない。気分転換をすれば済む話かもしれない。

たとえば、そういう気分を転換するのに、適当なドラマとか、音楽とか、気分をかえるためのツールとして使う、試みがあってもいいかもしれない。

ドラマなど、今まで夥しい量の蓄積があるのだし、悩み別に効果のありそうなデーターベースでもあればいいなと思う。そのお悩みでしたら、このドラマをどうぞ、てな具合である。

当事者は大変だが、第三者は、客観的なものいいになる。深刻にならない前に、ツールとなるかもしれないと頭をかすめた。


庶民のゼネラリストをめざして

2014年07月15日 08時41分47秒 | 思考試行

日常生活において、意識的に、あらゆる方面に関心をはらって生きていくことは、不可能である。だが、ある分野のみで満足というわけにはいかない。

せっかく眼前に森羅万象が展開していて、その気になれば、面白いことがあるのに、スルーするのは、勿体無いことである。

そうしながら、関心の対象をなるべく狭めないようにして、その一助として、放送大学など、永年つきあってきた。沢山の科目をうけてきたのだが、何をどうものにしてきたのか、確たる信念ができたわけではないし、格別力がついたようにも思えないけれど、それでも、各分野の卒業要件をクリヤーすることを、当面の目標として、コツコツやってきた成果はあるように思う。

それは、すぐに、慢心しそうになるつまらん人間性を、かなりコントロールしてくれたし、さまざまな威嚇にたいして、動ずることのない効果を与えてくれた。

根源的なところで、自分を支えてくれる人智のありがたさを味わっている。この調子で、行きつ戻りつしながら、進んでいくつもりである。


中国の暴動騒ぎの賠償はどうなったのだろうか

2014年07月13日 22時52分56秒 | 思考試行

在中国の店舗が壊されたり、燃やされたり、具体的に、大きな被害を被ったのだが、その後の顛末がどうなったのか、知らない。あれだけのことがあっても、賠償要求をしなかったのだろうか。

日本に原因があるのだから、中国政府にはなんの責任もないとでも言っているのだろうか、また、暴れた人間についても、逮捕されたり、損害賠償責任を負わせたのだろうか。

曖昧に、ウヤムヤになっているような印象である。新聞報道は、時系列できちんと報道していたのだろうか。政府広報で、事件をまとめるような、何らかの見解をだしたのだろうか。

最近、西宮選出の兵庫県県会議員の政治活動費が問題になって、きちんとした説明もできず、号泣した議員がいたが、あの場では、何の説明もできずじまいだったが、いままでの説明できなかった分の返却、議員辞職と、一応顛末がわかるおさまりになった。

しかし、政務活動費のような問題は、実は、あちこちに問題があって、明らかにされていないことがおおくあり、いい加減なことがされていることが透けてみえる。

権力をもち、自分の意思で好き放題にできるとすれば、庶民からみれば、とんでもないご都合主義が結構まかり通っているのだろう。こうしたことが、明るみにでないことが、人間社会の進展を妨げる暗部となっている。


自衛隊の自殺者

2014年07月13日 17時30分15秒 | 思考試行

イラク、アフガンに派遣された自衛隊員の自殺が多いと知った。派遣されなかった隊員と比較して、何倍も高率であるという。帰還後のケアが充分でなく、何度も派遣されている隊員がいるという。

そこには、不公平な、上官の意向や、密室的な選定がされているのではないだろうか。軍隊組織は、亡くなった父にもよく聞かされたが、すぐにビンタが飛んできて、人間扱いなんてされない残酷極まる組織であったという。

人が人を殺すのである。とんでもない非人間的行為をするのである。命より大事なものがあろうか。富裕層は、よほど、もの好きでなければ、戦争なんかにはいかない。かれらの欲するのは、さらなる富であり、外国への対抗意識であり、見栄でしかない。

アメリカ兵だって、ほとんどは、貧しい階層の人々である。日本でも、貧富の差の拡大を実行し、真剣にこれらの是正をしようとしないのは、自衛隊員の増員をたくらむ見通しを支配層は計算しているのだろう。

こんごの選挙では、絶対に、戦争勢力への投票などしてはいけない。今の、ほとんどの政治家は、プライドと国家主義的考えから、他国との戦争をやりたがっている。とんでもない連中が多い。

我々庶民は、絶対に戦争なんてしないし、させない。その心構えをキチント持っていないとならない。それが、自国のためでもあり、他国にとってもためになることである。