成長しないとすべてはうまくいかない、そう安倍政権は考えているようだ。成長できないと、なんにもできないような口実となっている。
要は、分配である。片や有り余る富を持ち、片や、生活にも事欠く状態にしてしまって、成長をいうのは、さらに、この貧富の格差を拡大するだけである。
日本は、そういう国ではなかった。非正規雇用が合法化され、派遣業が合法化され、労働者の賃金は、どんどん下げられ、手数料でくう保険代理店なども、一挙に五分の一の手数料になってしまった。
こんな馬鹿げたことをやって、貧富の格差を拡大して良しとするものの考え方こそ、追い込まれた人々が本気で怒り、行動を起こすとき、テロのうまれる素地ができる。
武器をもてば、当然殺人が増える。アメリカでは、年間1万人もの人が、銃で殺されているという。だが、銃規制に反対する根強い「文化」がある。防御のために、必要だという。
とんでもないことである。人を殺める以外に、用途ないものを、誰もが持てるというのは、とんでもない状況だと思う。
経済は成長が必須だという口実も、この武器所持自由とつながるものがある。