自民党だけが、「ゼロを目指さない」と回答した。朝日一面にデカデカと写真が出ている。感じたのは、福島原発事故当時は、自民党もゼロをめざすとしていたのではないか、それが、時日の経過とともに、また、経済界の支持をとりつけるべく、そして、どうなるのか不明のアベノミクスによる高支持率をえて、いよいよ本音をだしてきたというところだろう。
とみると、ゼロを目指すという他の政党は、本当にそうなのか、という疑問が生じる。ゼロといいながら、財界からの資金調達を考えるならば、自民党と気脈を通じて、実は、原発の継続を図っているのではないかと疑う。
街を散歩していて感じるのは、空家が多いことである。人口減が現実のものと感じられる。近所も子供の姿が見えない。早晩、このあたりは、空家だらけになってしまうのが目に見えるようだ。
これは、若い人たちをクイモノにする、儲け本位の資本家たちの要求にそった政策が続いたことの反映であり、結婚できない若者たちが増えて、子供も作れない状態に陥っているわけで、その結果、人口減が続き、このままでは、全体としてもやっていけないのではないか、と思われるほどの窮地にあるということである。
いい加減に目をさまして、人間が人間らしくすごすことができるように、みんなが考えないといけない状況になったということだ。参議院選挙は、その意味で重要である。国民の意思が、今の流れのままであれば、自民党にいくようにみえる。そうなったときの、今後の状況がどうなるかは、まことに心配である。国民の選択だから致し方ないが、マスコミに踊らされ、いつまでも目覚めない国民自身の自業自得というしかない。
残念だけど、落ちるところまで落ちて、勉強するしかない。