日本の歴史認識を、中国、韓国が目の敵にしている。といっても、日本の歴史認識が、まとまったものではないだろうし、意見も一つには集約できないから、安部首相の靖国神社公式参拝についてのものだろう。
拝むのは、石ころだって、鰯の頭でもなんでも構わない、人が何かを大事がっていることに、一々興味ももたないし、それぞれ勝手だと、日本の常識では、普通と考えるのではないか。
理由もなしに、戦争する馬鹿な国があるとも思えないが、国というのは、ツボにはまると、戦争でしか解決できないとする論理があったりするから厄介である。
個人の世界で、国を巻き込んで戦争に持ち込もうとは、普通は思わないだろう。それでも、子供を拉致されていることがはっきりしているのに、有効な手立てをとらない国に対して、場合によっては戦争も辞さないというぐらいの、焦燥感があったとしても不思議ではない。
要は、動機の問題であって、他国の弱点をついて、これを属国とし、その資産を食いつぶすねらいは、少し前まで、いわば自然のことであって、弱ければやられてしまってきていた。
アメリカや西欧諸国にいる黒人のルーツは、アフリカから奴隷として運ばれてきた子孫であることは、周知の事実。インカは、スペインに滅ぼされたし、残酷非道な行いが横行していたのである。
日本も自己防衛の論理があったにしろ、その内実は、西欧諸国に変わらない、弱肉強食論理を実行していたとみられても仕方がない。
人類は、過去について、もっと論議し、歴史を分析し、来るべき社会構造について、おおいに議論すべきだ。