空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

これからの日本に

2012年11月29日 17時26分11秒 | 思考試行

地下街を歩いていると、日本は本当に豊かになったもんだと、ふとしたときに思う。だが、あきらかに、貧しいひとがいるし、その貧困を必然的に惹起する制度がもちこまれていて、深刻な格差が生じている。

なぜそんなことをして、平気なのか理解に苦しむ。ちょっとした違いを、増幅しているようにもみえる。みんなが、意欲をもって暮らせるようにするのは、考えれば難しいようにみえるが、実は、そんなに難しいことではない。

富裕層が、譲歩して弱者に思いをかけて、実行するならば、全然違う状況がうまれる。これを、権力を利かして強引な配分をするだけでは意欲を奪い、能力を十全に発揮することはできない。

あくまで、自発的であることが良い。そのことで、成功者が富裕な状況になったことを、全員が喜べることとなる。心からの賞賛が、この成功者の報酬である。

賞賛さえ求めない、ぐらいでなければ、そうはならない。人間性の極致ともいうべき境地である。そういう人に、いままであったことがあるかといえば、ある。確かにいる。見ている。だが、もっとたくさんいてほしい。

私腹を肥やすことが、最大の欲求だとするならば、さびしい限りである。日本には、無私の精神の人が明らかにいたと思う。こういう精神は、おおいに復活してほしい。


嘉田滋賀県知事のさわやかさ

2012年11月28日 16時14分05秒 | 思考試行

琵琶湖を背景にして、会見する嘉田知事は、さわやかである。卒原発は、まことに常識的である。いいではないか。「生活」が合流を決めたらしい。原発をやめるなら、これもいい。どうせなんやら、ややこしいことをするにちがいないが、それは、その時に対処すればいいことである。

なんだか維新の、輝きが落ちた。橋下氏の口調が、どこか石原暴走老人の口調に似てきているようで、彼の良さが減退してみえる。なんで原発をやめるといえないのか。石原氏の本音に迎合してはいけない。

右ばかりで、左は注目されないが、根底に真面目さがあるかぎりは、左は、存在していなくてはおかしい。理想を語るものがいないのは、人類の未来に希望がもてない。

左のはずだった、中国では、大冨居が他国の国籍を取得しているという。金持ちをどうするのかが、これからの世界の課題になるだろう。もはや、左の理想は、中国にはない。

一方で、貧困にあえぐ人々がいて、これを踏み台にして平気な大富豪がいる。これは、どうみてもおかしいし、そのまま、放置していいものではない。大富豪自らが、自分でできる改善策を出していくようでないと、彼らの行く先は、いずれなくなるのではないか。

 


どうせ丸投げするくせに

2012年11月27日 19時01分45秒 | 思考試行

自民党は、ずっと官僚に、丸投げしてきた政党である。少し抵抗した政権もあったが、官僚の反攻にあって、ひとたまりもなくその軍門に下った。自らが何かしようとしても、具体的には、何もないから、憲法を変えようなどと言い出す。

さすがにそれは、官僚の出る幕ではない。安倍さんは、本当に賢いのだろうか。紙幣をすりまくれという。庶民が、虎の子の貯金を持っていても、インフレですべてパーとなる話である。

危ない話である。少々の小金を持っていても、インフレにされると、ひとたまりもない。国の借金は棒引きとなり、国民の貯金は無価値となる。

そんな自民党が、今や、支持率第一位だという。バッカじゃなかろうか。国民は。

それなら、そうなる前に、現金を、実物資産に変えなければならない。ドタバタすれば、何かエライ損をしそうだが座して、インフレに巻き込まれることはしたくない。なんなんだ、安倍さんは。

自分の言動で、円が安くなったと自慢げである。ホントかどうかわからないが、こんなノー天気なオッサンに政治を託す気にはなれない。

どうせ、官僚に丸投げするくせに、何か自分にいい知恵があるような顔をするのはいただけない。彼は本当はバカではないのだろうか。


官僚支配からの脱却の難しさ

2012年11月24日 12時40分35秒 | 思考試行

今朝の朝日朝刊に、民主党がどのように、官僚の支配に失敗したか、軍門にくだっていったか、の経緯の一端が出ていた。予想の範囲であるが、本当に政治主導を貫徹するためには、相当の準備がいるということである。

コンクリートから人へ、こそ民主党の政策の心髄であったのだった。それこそ、新しい政治の始まりであった。自民の抵抗、官僚の抵抗もあって、ついに、ヤンバダムの中止は、中止となった。後退を余儀なくされた。それでも、成果はあったといえる。何と言っても、現実政治に参加し、トライできたのだから。しかし、官僚支配からの脱却は、簡単ではないことが本当に明らかとなった。

それで、たとえば、共産党が天下をとったとして、直ちに、政策の実行が可能だろうか。その工程表はできているのだろうか。政策の裏付けとなる態勢ができているだろうか。アメリカの「攻撃」に対策はできているだろうか。これは、相当な準備が必要である。人的にも、政策的にも容易ではない。

また、社会主義政権が、人道から外れる傾向を示していることは否めない。権力集中による腐敗、汚職の問題、論理無視の無茶な主張、強欲な拡大主義、弱者切り捨ての問題、格差など、目を覆いたくなる惨状を呈している。これでは、資本主義に対する優位性を主張できない。人間についての科学の進歩に対応していないのかもしれない。

いずれにしても、人間社会は、矛盾に満ち、改善を要することが山積している。どんな社会にしていくのか、その設計図面さえ作れていない。方向も海図もない。

だからこそ生きがいがあるというものである。なんとか、良くして行こうではないか。


変わるも、変わらぬも

2012年11月23日 07時53分12秒 | 思考試行

発言がぶれない、とかぶれるとか、言うけれど、全然変わらないのは、頑固だということで、あまり変わりすぎると、安心してつきあえない。解散が決まって、政党の離合集散ぶりが、激しい。

それでいながら、本当に、核心を貫くような話がきけない。自分に引き寄せて、あれこれ言うが、この世の中をどうしていくのかの、夢や希望がみえにくい。

原発ゼロに向かうかと思われたが、この方向性は少し怪しくなってきた。人類の将来を危ぶむ。何かあれば、甚大な被害があることを、体験したにも関わらず、反省のない人が多い。

菅さんは、コツコツ原発ゼロの運動を続けている。エライ。しかし、マスコミはとりあげない。天声人語は偉そうに、書き写しノートなんぞ売り出しているが、周囲を右顧左眄しながら、適当なことを書いているだけではないか。

原発ゼロを、ドイツは決断した。やめようと思えば、やめられるのだ。

ゴマカシの方向から、本当の方向に、ここはしっかりと変わるべきである。


意地悪対策

2012年11月22日 09時22分24秒 | 思考試行

けっこう意地悪な人がいる。いい人のような顔をしながら、利己主義なのである。それで終わらない。自分が世話になっていたり、感謝しなければならない相手を貶める行動をとることによって、感謝の代わりにするのである。

それを自然にする。された方は気分が悪いし、悲しむのだが、それもどうやら楽しみにしている風情がある。たちが悪いのは、世話になっていることを、こころの底から理解していないから、「みんなにやってもらっている」、などと特定しない記憶に変えてしまう。

本当に、世話をしているのは、誰で、どうやってもらっているのか、の肝腎なところの記憶を自分のなかで変形させる。そのくせ、褒められるのは好きで、そのためには、誤解を招く言い方を平気でする。わざと誤解されるように言ってるのかもしれない。

なにかひとつでも、自分がやったことがあれば、それを吹聴する。そのためには、サポートがあってのことなのだが、それを無視する。事情を知らない人がきけば、エライねえ、となる。そして、その身近にいたものは、サポートしてのことなのに、なにも助けないのか、の視線にさらされる。

そうであっても、どうであっても、やるべきことをやる。人の評価は勝手にさせておけばいい。だが、その利己主義者がヘンなことを言えば、直ちに反撃することを始めた。それには、準備がいる。瞬発力がいる。日頃から、いつ火の粉がとんでくるかわからないから、用意していなければならないのだ。むつかしい、人間関係である。


挨拶

2012年11月21日 10時47分10秒 | 思考試行

挨拶が、大事だと思うようになった。相手を認め、こころを開く。敵ではないことの表明。もちろん偽装的な、虚礼もあるだろうが、おおむね、挨拶によって、スムースな人間関係が始まる。

一対一の挨拶と、一対多数の場合もある。自分のこころの状態がどうであるかによって、その形態は異なるだろう。精神状態をいかに健康に保つか、健康にしておくか、気持ちの良い挨拶の基本には、人間としての修養が試される。

多くの人々は、これをクリヤ―して健康で幸せな人間関係を構築しているようにみえる。だが、さまざまな境遇があって、ひどい環境のなかで、人間性に影響するような厳しい状態にあれば、それはかなわない。

金儲けだけが目的であり、それだけが、成功の基準だとするような風潮のなかでは、社会制度も歪み、人間関係についても、いい関係などのぞめない。

世界が狭くなり、相互に関係が深くなっていくなかで、人間関係についての進歩が望まれる。日中関係が悪い状況で、経済的にも多くの損害が発生している。国際会議で、首脳同士の接触もできないというが、いかにも低レベルな話である。まさに、挨拶さえできない状態なのである。


橋下氏のマスコミ利用など

2012年11月20日 08時30分23秒 | 思考試行

橋下氏は、法的な制約があって、国会には立候補できないようだが、解散となって、あちこちのテレビ番組に、登場している。民主党細野氏、自民党菅氏、あるいは、長妻氏などとのやり取りは、軽快であり、従来にない政治家であることは確かである。

共産党の志位さんは、演説の一部を切り取られて流されていたが、少々オオザッパに聞こえてしまう。スタジオに呼んでもらえない不公平に怒っていることだろう。総じて、演説や単独インタビューでは、深まった話にならないから政治家の素顔は伝えられない。真価は発揮できない。

橋下氏が登場する番組では、かなり詳細部分について意見交換をしているから、中味はかなり充実しているようにみえる。そして、対談相手をケナサない。言い分を、全否定しないから雰囲気がよくなる。

細野氏も、さすがである。民主党代表選挙に出ようか、の実力を感じさせられた。魅力ある政治家である。菅氏は、自民党をかばいすぎている。自分の党であるから、すべてを言えないにしろ、橋下氏から、また、細野氏から、彼の仕事を評価しながら、自民党自身が壊したりしている事実を指摘されていた。

自民党の実態がよくでていた。自民党の良心部分なのだろうが、いっそのこと、自民党を出た方がいいようにさえみえる。ウソをつかなければならなくなるからだ。自由な発言ではない。


解散となって、民主ついに本音を言う

2012年11月17日 14時25分34秒 | 思考試行

自公政権から引き継いだ政権。だが、あまりに負債が多すぎた。

自公は、官僚のいうまま、また、財界のいいなり、弱者切り捨て、しかも、秘密主義ときた。それで、政権交代となって、マニュフェストの妨害をしまくった。

そして、民主がねじれのなかで、なくなくマニュフェストをひっこめざるをえなくなると、今度は、マニュフェストを実行しないのは、なにごとだ、とくる。マスコミもこれに同調する。

それこそ理不尽というものだろう。こういう解りやすい、意地悪自公に政権を戻してはいけない。野田さんの言い分はまことに、正当である。

だが、その本音は、資本主義下において、弱者の本当の味方ではない面もある。貫徹はできない。それこそ、共産党の出番だろう。

しかし、中国の例などみれば、権力をもてば腐敗し、尖閣のような騒ぎも起こす。国としての品格を疑う。国民の程度も疑いたくなる。これも、制度と無関係というわけにはいかないだろう。とすれば、まだまだ、人間社会は完璧ではないということだ。


世間は本当に賢いか

2012年11月16日 22時58分47秒 | 思考試行

いつも世間は正しいかといえば、それは違う。簡単に騙されるし、熱に浮かされて、軽挙妄動もする。そうかと思えば、実に賢明な選択もする。

わからない存在である。騙されやすく、傷つきやすく、時によっては、したたかである。とにかく、国会は、解散になった。正しい選択をしてくれることを願うばかりである。

長期的な視点にたって、賢い選択をしてほしいと思う。では、何が正しいのか。周辺諸国とのこと、アメリカとのこと。人間としての生き方のこと、政治はすべてに関連する。軽視はできない。

世の中、力の強いものに都合のいいようになっている。貧しい、力のないものが、その境遇から脱出する機会があるとすれば、選挙こそ最大の機会である。

よくよく考えて、自らの現状を打破し、将来に希望のもてる国にするべく大胆な投票行動をとってほしいと思う。この票は、意外に力がある。

思い切って「冒険」してほしいものである。マヤカシのナショナリズムに惑わされてはならない。統計や世論調査に出ないような、びっくりするような投票結果を期待する。人間をバカにしてはいけない。


乾坤一擲の決断

2012年11月15日 11時23分07秒 | 思考試行

野田首相の反撃は、今朝の朝刊に詳しく報道されている。民主党政権は、政権奪取には成功したものの、参議院選挙でねじれが生じた瞬間から、苦難の道にはいる。

すべての政策は、自公の邪魔にあい、思い通りにはすすめなくなった。決める、進めるという自民党は、決めさせない、進めさせない、なりふり構わない、てっていしたいやがらせ、邪魔攻撃がつづいた。

まるで、犯罪者のように民主党政権を攻め立てた。過去の自公の悪政の後始末に翻弄されながら、それでも、民主党政権は、議事を公開したり、議論の過程がみえるように努力してきた。ふんぞりかえっていたイメージの政治家は、皆無となった。

さまざまな利権構造、支配構造も見えてきた。隠されていた事実がみえてきた。原子力ムラの理不尽な支配機構、電力会社の威光に振り回され、支配されていた事実が白日のもとにさらされた。

マスコミにもその力が及んでいたことも明らかとなった。菅内閣に対する大新聞社の取った態度は、とんでもないものであった。さすがのボンクラの小生にも、公平でないマスコミ、大新聞の実態を知ることとなった。

そして、このたびの野田さんの「正直な声」は、党首討論で全開となった。岡田副首相は、政治家の器ということばで、安倍さんとの対比をしてみせた。ガマンにガマンを重ねてきた政治家の本音の声を、はじめて聴いた。

いいではないか。これでどうなっていくのか。事態の推移を見守ろう。小学校時代の通知簿の話は、実にすばらしかった。人格がどのように形成されるのかの実例をみた。


党首討論の野田首相をみて

2012年11月14日 23時06分31秒 | 思考試行

久しぶりに、本音をいう野田首相をみた。伝家の宝刀を抜くことが、背景にあって、迫力がでてきたのだろう。報道ニュースもやりとりの内容を、編集せずに、流した。

自民党の安倍さんの言い方には、かなり無理がある。解散の時期を、野田首相にはっきり言われて、議論をさけ、また、邪魔ばかりをしてきた政党の詭弁が続く。

総選挙となって、民主は政権を離れることになるという観測である。世論調査ではそうなっているという。自民党の政権復帰が濃厚だといわれている。

世論調査は、大体において、選挙結果に符合することが多い。しかしながら、自民党がしてきたことを冷静にみるならば、官僚任せの体質、弱者切り捨て、右翼的な傾向、また、参議院選挙以降、理不尽な政権に対する邪魔の連続などの所業をみるならば、こんな政党には政権はとらせたくない。

しかし、そうなれば、それは国民の選択である。致し方のない話である。だが、憲法9条をなげすて、戦争のできる国になって、国益を声高にさけぶ日本となれば、あちこちで紛争は免れない。

そんなことをするならば、これは、人類は、もう滅びざるをえない存在だということだと思う。人類は、いい仕事もしてきたが、まだまだであった、ということになる。核兵器をもち、殺人兵器をビジネスとし、儲け本位の利己主義が蔓延する、こんな世界では、もうもたないではないか。

党首討論をきいていて、そんな気分になった。

 


アメリカ大統領選挙をみて

2012年11月13日 07時59分59秒 | 思考試行

意外に、浮気をしている人なんて少ないと思うし、不倫だってそんなに多くはないと思う。しかし、男性の場合は、相当まじめで通っている人でも、いわゆる「女あそび」の経験はある、と思っていた。

しかし、案外そうでもない。一切、そういうこととは、無関係の人もいる。男性だけど、女性に関心がない人もいるし、人は多様で、男性が女性だけを愛するとか、関心があるとかだけではなく、男女共に、同性愛もある。これは、どうしようもない現実、事実であって、生物学的にも、今や明らかである。

そこで、アメリカの大統領選挙では、こうした同性愛者の婚姻を認めるかどうかも、一つの争点となったという。オバマ氏がそれを認めたために、選挙活動に協力する人が増えたという。

徐々に、人の生物としての真相が究明されていくなかで、制度もこれに対応しなければならないし、アメリカのこういう傾向は、素晴らしいことだと思う。

それにしても、二極分化の状況が、これでいいのかどうかは、不明だが、国の代表としての大統領選びが、金であったり、考え方であったり、能力であったり、人類の文化は、どうなっていくのだろうか。


多様、総合について

2012年11月12日 08時37分20秒 | 思考試行

散歩をしていると、紅葉が美しい。同じ種類の木であっても、その位置など環境の差があってか、色づき具合が違う。

そして、木の種類が違えば、その様子は当然のごとく違う。多様な色あい、秋の風景は華やかでありながら、迎える冬の準備としての一抹の寂しさもある。

この多様性が、華やかさであり、豊かさを感じさせてくれる。それぞれの木が、お互いの関係性のなかで、その位置を占め、人間の手も入りながら、現在の状況を構成している。

散歩の道中の家いえは、いつの間にか、建替えられたり、リフォームされたりしてどんどん変化していく。町の風景は、とどまることを知らない変化を続けている。

こうして、散歩している自分も、ここまで来るのに、いろいろあった。その結果として、今ここにいる。認識する世界も、ひろがりを感じる。

さらなる広がり、深さを求めて、世のため人のために、そして自分のために、人生を楽しみながら、味わっていきたいと思う。


「元素周期表で世界はすべて読み解ける」を読む

2012年11月11日 17時16分23秒 | 思考試行

吉田たかよし氏の著書である。量子化学から、NHKのアナウンサー、そして医師となったという珍しい経歴の人である。

光文社新書で今年10月の発刊されたばかりである。元素周期表が、解りやすく説明される。医師としての知識、量子化学の知識の双方向からの説明で、融合した今まで経験したことのない理解ができる。

元素と体との関係について、意味づけがされる。これは、どちらの知識が欠けてもできない。これからは、ものごとの理解は、こういう具合でなければならないと思う。専門分野だけの認識では足りないのである。

たとえば、政治と科学技術の融合は、必至だろう。人類のかちえた全ての知識、技術、すべてを動員して、人類の将来を考えていかなければならない。

中国の行為や、意図をみて、国粋的な動きがある。武力でなければ、この動きを止められない、などとあっさりと言いのける政治家、評論家がいたりする。

こういうヤカラに煽られて、軍事衝突へまっしぐらということにならないように注意が必要である。世界規模で、戦争をしない、させない、ものの考え方を作っていかなければならない。

そのために、何をするのか。こうした低レベルの連中の発言を、いちいち咎めて、粘り強く批判していかなければならない。そのためにも、この本のような、広い視野、学問的成果を生かした知識レベルを、一般市民が持つことだとおもう。新しい傾向、広い視野をもつこの本は、そうした役割をも持っている。