空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

トイレ掃除をした。

2009年12月31日 11時50分35秒 | 思考試行
日頃したことがないことを、してみようと、急に思い立って、トイレ掃除を朝から敢行した。

隅々までやるつもりで、丁寧に、道具を駆使してやる。時間をかけて、いい加減にしないつもりであった。狭いトイレが広い。取れにくいテープの糊のあとだろうか、苦戦する。だが、取るつもりだから、道具を変え、いろいろ試す。

ついたものはとれないはずがない。事実、チョットした汚れも見逃さずに、実行する。掃除が、何事をやるにも、いい効果をあげることは、よく知られている。

事に臨む覚悟、観察力、工夫、根気、いろんな要素が掃除の中にある。そして、確実に成果があがる。汚れていたものが、スッキリしてきれいになると、達成感がでてくる。

自分なりに、どこまでやるか、という判断が、重要で、あまり神経質になるのは、良くないとも思うが、しかし、手抜きでは、達成感が得られない。ソコソコの程度が、その人の物事にむかう姿勢を示すようである。

恐らくは、結婚して始めてではないかという位に気をいれたものだから、家内からは、「お言葉」を頂戴した。

素直に、キレイになってる、と言われて嬉しかった。少しは、もっと、家事にも協力して、心をいれかえなければと、思ったことである。

政権交代

2009年12月30日 12時55分19秒 | 思考試行
今年の国内ニュースのトップは、政権交代だろう。まだ、本当の成果は出ていないがそれでも、さまざまな改革というか、変化が出てきている。

組織としての、秩序という意味では、小沢幹事長の影響力が相当発揮されているようだが、言われるほどの悪影響があるとは思えないようにみえる。

ところが、彼は、今日のテレビ報道で、国連中心主義というか、国連の安保理で要請される事態になれば、憲法9条があっても、自衛隊は海外にいくことはできる、という考えを持っているとしている。

たしかに、湾岸戦争のときに、戦費を140億ドルも投じながら、なんの評価を得られなかった。それどころか、国際社会から、嘲笑された経験からトラウマになっている、というのだ。

金だけではなく、血をも流す危険も厭わないということである。それが、現実的な解決方法なのであろうか。戦争はいずれにしても、悲惨な結果を生む。罪もない人びとに多くの犠牲を強いる。

喜ぶのは、戦争ビジネスに狂奔する、軍事資本のみである。あらゆる手段を講じて平和的解決を目指すべきである。小沢氏は、それを、それほど重視してはいないようである。

憲法9条の存在価値は、ますます高まっている。油断なく、見ていなくてはならない。

仕事

2009年12月29日 10時45分02秒 | 思考試行
もう亡くなった人だが、近所の開業医の方と、電車の中で一緒になり、短い距離であるが、肩を並べて歩きながら、職業についての感想を聞いたことがあった。

医師というのは、切れ目がなくて、ストレスがたまるという。たしかに、その日で完了する仕事ならば、日々新たなり、となるが、次から次から、課題があって、途切れることがないのは、ストレスになることだろう。

しかし、考えてみれば、その日その日にやらなければならない仕事が、何かしらあって、今まで生きてきたように思う。今日は、何にも無い、という日は、なかったような気さえする。

仕事があるということは、幸せである。世間は、やむなく仕事を続けることができず苦しんでいる人が多くいる。行政、政府は、対策を急いで欲しいものだ。

ありすぎても、なさすぎても困る仕事。マイペースで、悠々と暮らすことができないものだろうか。あまり、欲をださず、社会的に少しでも、意義があれば、それでよし、として、静かに暮らしていける世の中にしたいものである。

無理しないウオーキング

2009年12月28日 17時41分39秒 | 思考試行
7月ぐらいから、ほぼ毎日、夕食後に、ウオーキングをしている。あまりサッサと歩いたりせずに、マイペースで歩く。妻も心臓に問題があるのか、(調べても異常なしといわれる。)急いだりすると、シンドイというし、当方も、すでに既往症があるので、まったく無理をしない。

したがって、真面目な運動家達は、我々をスイスイと追い抜いていく。以前なら、競争心がわくところであるが、今はそんな気は少しも起こらない。

毎日、同じコースを歩くので、少しずつ事物について、観察が進む。夜なので、公園の中の外灯がその対象となる。それぞれ同じデザインだが、周囲との関係が変わり、明かり具合が、カバーの汚れなどによって、表情が違う。いちいち掃除などしていないようで、一本だけ、くもの巣の残骸のようなものがこびりついているのがある。

この外灯は、他のものに比べると、明るさにハンデがある。毎日、見るたびに、これを掃除するのは、どうすれば、などと思ったりする。

池のまわりを回るのだが、日によって、鳥達のなき具合にも変化があって、同じようで違うところが面白い。

今日で、ほぼ仕事は終わった。あとは、いよいよ年賀状にかかるとするか。

人生の目標

2009年12月27日 21時12分37秒 | 思考試行
折角生まれてきたのだから、何事かなして、その生を終えるときに、自分なりに頑張ってきた、と思えれば最高だろう。

そのためには、夢や理想を持つことは、必須のことのように思える。少しでも、世のため人のためになれれば良し、である。

心がけさえ、注意すれば、なんとかなる、というものでもない。時代の流れが、否応もなく、一個人の人生を翻弄することもある。

社会が、個人を犠牲にし、人間軽視に傾斜する動きを許してはならない。金儲けの為には、手段を選ばないヤカラがいる。こういう連中が、敵である。

この考え方を、撲滅し、追随する馬鹿者達に鉄槌を下さなければならない。とりわけ、特殊な技術、有利な条件を得た者ほど、この誘惑にかられやすい。

庶民を、侮蔑し、人を人とも思わない。高級官僚にも、その類のものが、数多くいる。今、民主党政権になって、新しい動きがあるにはある。だが、始ったばかりで、その方向が確たるものかどうかは、まだまだ予断を許さない。

小泉元首相が、自らの怪しい過去を隠しつつ、開き直って、儲け専一の資本の要求に応えて、格差社会を実現した。これを払拭できるかどうかが、問題である。

世のため人のため、これ以外は、人生の目標足り得ない。しっかり心して、眼を開き、チャント生きていこう。

叔父からの電話

2009年12月26日 08時48分11秒 | 思考試行
叔父から電話をもらった。年賀状を出すのに、パソコンが壊れて、当方が、住所録から抜けているという。電話をかけ直す。当方は光電話で、通話料は安い。その旨言ってそうする。

はじめての話がでてくる。父の弟だが、兄弟に幼少の頃、事故で亡くなった人もいるという。そんな話は聞いた事が無い。

電話で話していると、叔父から見れば、こちらは、子供時代で、当方からは、叔父は若者全盛期の状態である。

次から次と、昔話やら、近況の話が続く。今年は、ルミナリエに来たという。長女の招待で、近くのホテルを取ってくれたと、いい思い出になったと、言う。

子供時代に、栗拾いに連れて行ってもらった話をした。すっかり記憶にはないという。新婚時代のことである。子供心に、両親とは違う感触、社会のニオイを始めて嗅いだという気分があった。

それは、叔父には言わなかったが、情景を思い出した。地名は覚えているのに、風景は足元の道しか覚えていない。若い二人を覚えていない。子供の取り扱いに、困っていたことだろう。

それにしても、昨日の電話で、はじめて叔父との会話が成立した感じである。年の差は、変わらないけれども、比率が変わる。同じ年金世代なのである。漸く話が合うようになってきたということだろう。

感動すること

2009年12月25日 17時09分47秒 | 思考試行
永年の顧客を訪問。今度の景気の悪さは、大変という。もう閉めようとしていたところだと、言う。

時間に余裕があって、ゆっくりと手続きをする。そのあと、思い出話となった。そこで、はじめて聞く話が出てきた。

昔倒産したことがあったこと、離婚の経緯、子供たちとも、付き合いのない理由。そして、今、老後のために頑張っていること。

夕方に訪問して、すぐに、日が暮れる。お互いの人生を語り合う。人柄がいい。優しい。にもかかわらず、不当にみえる。寂しげにみえる。

だが、それは、自然である。無理がない。逃げずに、借金を完済し、自分の筋を通してきた。倒産のときに肉親との絆が切れた。

仕方が無い話。悔やむことは何も無い。どうしようもない。これ以外にない道を歩んできた。

だから明るい。人にも、生き物にも。いい表情である。人には慣れないという雀が作業所の中にいる。

日が暮れて、もう外には行かないという。優しさの中で、雀たちがいる。クリスマスプレゼントのふれあい。大丈夫、いい人生だ。

政治献金が個人で、しかも身内でしたことが、なぜ悪い。

2009年12月24日 21時27分29秒 | 思考試行
マスコミが、鳩山首相の記者会見で贈与税の脱税がドウノコウノと言っているのを聞いて、気分が悪くなるぐらいに、腹立たしく思った。

たしかに、なにもしなくても、実家の財力のお陰で、その株式の配当で、お金がジャバジャバ入ってくる資本主義の仕組みは、なんだかオカシイ。だが、そんなことは、誰も指摘はしていない。

どんどんお金が入ってくる首相の母親が、本人にとってはごくわずかの、お金を政治家の息子に融通しているにすぎない事件である。それも、秘書に任せているというのも、その通りであろう。

事の本質は、チョットした手違いにすぎない。自分のお金を使う、その記録の仕方が、ヘンテコであったということにすぎない。

それが、なんで贈与税の脱税ネライの話になるのか。このかんぐり方が、意地悪くセンスが悪い。これが、社会正義を標榜する報道人の姿勢なのか。

謎なんていうほどのこともない。全貌が、よく解る。生活感が違うことも解る。鳩山さんは、正直に話している。私腹を肥やすなんて気がないこともよく解る。

今までの政界と財界の関係は、どうなのか。はっきりと、権力と利権が手を結び、国民をコケにして、私腹を肥やしてきたのは、明確なことである。

これが、政権交代で新しい動きが始りかけているこの時期に、国民は、当然ながら、事の本質は理解していると思う。

マスコミは、もっと、賢くならなければ話にならない。アホ!と言いたい。もっと将来につなげる政治世界の進歩に貢献できる仕事をしてほしいものである。


要は真っ直ぐ、誠実に。

2009年12月23日 10時47分18秒 | 思考試行
いつ言うのか、タイミングもある。ただ、本音に真っ直ぐであれば、聞く方は、理解できるし、納得もいくというもの。

ゴマカシや、利権が絡んで、思惑があれば、当然ながら不純な感じが、にじみ出てくる。

民主党の小沢幹事長の場合どうだろうか。本当に、国民の要望があったのか、それとも、別の力学が働いたのか。それは、不明であるが、政治献金の流れをみれば、それは、利権とは無関係とは言い難い。

本当に、国民のために、役に立つ政治を展開すれば、それは、すぐに解ることである。裕福な者が、より裕福に、有利になり、貧乏人は、いったんその立場におちいるならば、浮かび上がることはできない、というようでは、いけない。

今や、格差社会で、古来の日本の美徳はすっかり消え去ったような感がある。助け合い、謙譲の精神で、利他的な美しい精神構造を取り戻したいものである。

そのためには、力を持っている者が、率先垂範すべきであって、「金儲けは悪いことですか。」てなことを、本気で言っているようでは、程度は低い。




マスコミの取材力に期待

2009年12月22日 08時46分45秒 | 思考試行
民主党政権になって、貧困率というのが始めて発表された。自公民政権では、知っていたにもかかわらず、発表しなかったという。

そんなことがあっていいのか。このことを聞いたときには、こみあげる怒りを禁じえなかった。

だいたい、富裕層が政治権力を握ればそうなるのは解るけれども、あまりにアケスケに都合の悪いことを隠されると、決して許してなるもんか、とい気になる。

それ以来、とりわけNHKあたりは、貧困の実態を報道し始めている。次々と悲惨な例がでてくる。放置されている実態が、でてくる。

課題は、次々にある。今まで、放置されていたのだから、その解決策も、どんどん打ち出してほしいところであるが、まだ、ペースはあがっていない。

民主党政権に、大いに期待したいところである。着実な改善がされれば、世の中もう少し良くなる。

せっかくここまできたのだから、もう一歩もう一歩と進めていこうではないか。そのために、マスコミの取材力の影響は、まことに大きい。奮闘を期待したい。

内閣支持率の急落について

2009年12月21日 08時46分42秒 | 思考試行
小沢氏の存在感が急速に増してきている。民主党がまとめた、要望がマニュフェストとかけ離れている。党と政府を分けるとしながら、事実上、党が小沢氏が、決定権を持っているという図式がはっきりしてきた。

特別会計の隠し財源が、充分に炙り出されていないので、予算も、当初の期待を裏切ったものになっている。ここからが正念場であったのだが、肝心な所では、官僚群の手強い抵抗にあっているのではないだろうか。

鳩山政権の運営は、どうなるか。キーマンは誰か。それでも、すべての動きは、公開されている感じがある。ニュースの映像をみていて、小沢氏云々のときにも、会議の体裁が公開されている。このあたりに救いがあり、見捨てたものではないと思う。

党の要望も、陳情を受けて取り纏めた結果という形態を取っている。従って、小沢氏が自分の意見として、要望しているわけではない、という形である。事実は解らない。彼の意見を、そういう形にしただけのことかもしれない。

だが、手続きとして、そうしていることは、まだ、健康である。これに対して、うまく対処できるかどうか。みんな萎縮せずに、意見を出して、単純におとしどころを探るというだけではなく、最終的には、展望を示して、方向性を明確にしてほしいものである。

その意味では、菅副総理の戦略室の動きが、本格化していないところに、内閣の動きに機敏性が、いまひとつと写る。充分に、機をうかがっているのだろうが、その活躍を期待したい。


河村名古屋市長へのエール

2009年12月20日 18時10分57秒 | 思考試行
テレビで、河村名古屋市長の活躍ぶりをみた。なかなかの好人物で、カッコいい。政治家としての理想だ。

職業政治家が、地盤看板を持つものばかりとなって、新しい人が出る余地がない。そうなると、市民の関心も遠ざかり、そこから腐敗、沈滞が始る。

政治を志す者は、すべからくボランティアの気持ちでなければ、というのはその通りであると思う。

河村市長の家業は、古紙回収業であったという。それで、彼の言動が肯ける。こういう人にこそ、政治をやってもらいたいし、彼の言うとおり、名古屋が民主主義の発祥の地となりうる可能性がある。

リーダーが、全体のことを考えず、特定グループの利害関係に走るようでは、話にならないが、それが、現実である。

小沢民主党幹事長の政治資金規正法違反は、政治団体経由だから、違法ではないと強弁し、検察は、政治団体はダミーだという。

政治資金を集めるのに、なんの見かえりもなしに、それはできない、というのは常識である。しかし、それでは、世の中いつまでたってもよくはならない。

河村名古屋市長に、大いに、エールを送りたい。

映画は二度みるべし

2009年12月17日 10時38分28秒 | 芸術感想
昨日テレビで、逃亡者をみた。二度目である。筋立てはすっかり忘れていて、話の流れは、始めてみるのと同じの感じである。

みた場面が出てくるが、印象が違う。サスペンスは無いかわりに、安心感がある。そのために、細部にまで注意がいくということかもしれない。

ドラマの筋立てや、場面の迫力、工夫、ハリウッド映画は、やはり素晴らしい。邦画の場合は、なかなかこうはいかない。

勉強でも何でも、1回ではモノにならない。何度か繰り返しの練習をしなければならない。映画鑑賞もそうだと思う。一度よりも二度と、回数を重ねると、見方が深まる。

いい映画は、何度もみなければ、と思った。

逃亡者は、結論が解ってみると、その過程のなかで、ジェラード警部が、キンブルの無実を知る場面など、チョットした表情などが、面白いし、親友との対決の場面などや、どんでん返しの要素、善と悪、犯人にたどり着いていくプロセスなど、みどころ満載である。

キンブルがなぜ、妻に生命保険をかけていたのか、など何か理由があればいいのだが、などの不満もあるが、これは、一度見ただけでは、絶対に浮かんでこない疑問である。

やはり映画は、二度以上見るべしである。

サンタクロースはどこにもいる。

2009年12月16日 10時20分59秒 | 思考試行
ブログのランキングで、サンタクロースの存在を信じなくなったのは、10歳がトップであると出ていた。

自分の場合は、どうだっただろうか。初めからそうだったのではなかったか。小さい頃から、こういう無邪気な時代がなかったのは、寂しい気もするが、余計な段階であって、子供の夢を守るというのは、意味もないことをしているようにも思う。

顧客の一人の方が、ウチの娘は、まだ、信じているんですよ、と聞いたことがあった。手放しで、可愛がっている風情で、ほほ笑ましいのであるが、どこか、痛ましいような、そういう親を現実に見たことがなかったので、正直驚いた。

現実の生活は、それぞれ意識するとしないに関わらず、助け合って生きているわけで、みんな相互にサンタクロースをしているといえる。

宇宙人は我々自身であり、サンタクロースもまた、然りである。現実を見ることは、夢がないのではなく、そこからのスタートで、いい世の中にするために、ベクトルを揃えて、動いていこうとする運動を、はじめようではないか。

粘菌の面白さ

2009年12月15日 23時32分38秒 | 思考試行
テレビで、北海道大学の先生を、爆笑問題の二人が訪ねて、粘菌の話をしていた。これが、面白い。

単細胞で、頭脳なんてないにも関わらず、環境に対して、その行動が、なにか意志的な動きをする。

これは、ビックリである。人間の脳の活動も、理詰めではなくて、無意識下で行なわれているかもしれないと、先生は言う。

単細胞でありながら、いよいよ環境が危ないとなると、胞子となって、飛んでいくという。

ますます、驚きである。なんだか、とんでもないことを見逃しているのかもしれないと思わせられる。

自然というのは、人間も含めて、自然であるけれども、人間は意志的に動いているという意識があるのに対して、他は、かなり違うように感じていたけれども、これは、どうやら違うようである。

粘菌のような、単細胞の、動物とも、植物ともいえないモノが、明かに、意志をもっているごとく動いていくのをみると、世の中、そう簡単ではないなと、つくづく思い知らされる。