安倍首相の事件があって、統一教会への献金問題がより広範に知られるようになり、日本から教団本部のある韓国へ多額の金が送金されていることなど、信じられないような事態が起こっていることがあきらかとなった。
すぐにも教団の解散手続きに入るかと思っていたが、事態はウヤムヤのうちに済まされようとしているかにさえ見える。社会的にも大変な被害があるが、それはあまり、問題になっていないかのようにみえる。
選挙の際には、教団の強い支援を受けてきた政治家もいて、ことはそう簡単ではないのかもしれない。時間が経って、人々の関心が薄れることをひたすら待っているかのような印象さえある。
マスコミは、被害の実態をもっと徹底的に明らかにし、地道な取材を継続して行うべきではないか。専門家の話をながすだけでは、充分とは言えない。強力な取材チームを設置して、余すところなく、「悪」を暴き、根絶の戦いに立ち上がるべきだ。