空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

大つごもりの日になった

2016年12月31日 09時52分24秒 | 思考試行

今年は、まずまず、個人的には、大事もなく平穏な年であった。昨年が相当ドタバタしただけに、いい年であったと実感できる。

だが、明日からは、来年は、どうなるのか、トランプが大統領に就任して、状況が変わるとなれば、簡単にはいかないかもしれない。

意外に、人々のレベルが低いのではないかとの危惧が頭をもたげる。だが、みんながみんなそうではない。思っているところを出し合い、話し合うならば、いい方向をだせる機会となる予感もある。

まずは、喧嘩したり、雨が降ったりしなければ、事の本質にふれることはできないのだから、あれこれの矛盾などの噴出することは、決して悪いことではない。

傷も膿んで、その膿が排出されなければ治らない。いろんなことが噴出することが、問題の解決でもあるし、展望が開ける契機となると思いたい。

災害は、これからも続くだろうし、乗り越えなければならない課題は、生きている限りは、どんどん出てくる。それが、生きるということだ。


状況の力に負けてはならない

2016年12月30日 01時04分41秒 | 思考試行

ナチスの大虐殺の事件があって、アイヒマンがその首謀者として、裁かれた。彼は、命令に従ったのみとし、無罪を主張した。

社会心理学の実験で、普通の人が、相当残酷なことをしてしまうことを明らかにした。精神科医の予測をうわまわって、状況の力が働けば、人は、この力に抵抗できずに、思いがけない残酷なことをしてしまうという実験である。

アイヒマンは、普通の人間だったという結論になる。

トランプが来年大統領になって、選挙中に言っていたことを本当に実行するとすれば、大変なことになる。政権のスタッフにも、相当危険な人物が据えられるという。

彼らは、どんな状況を作り出すだろうか。

人類が抱える問題が、明らかになり、克服すべき課題が鮮明になり、矛盾が激化することで、人類は、一歩前進する可能性もあるが、簡単にそうなるとは予断できない。

ヨーロッパの動きも、アメリカの影響をうけてか、右寄りの傾向がでてきているという。日本も安倍政権の様子をみていても、右寄りである。民主主義というよりも、国家主義的な傾向が強い。

世界平和に真剣に向かう姿勢はない。怪しい雲が立ち込めている。状況の力を意識しながら、立ち向かい、これに負けてはいけない。


今年もいよいよ押し詰まってきました

2016年12月28日 17時55分21秒 | 思考試行

早いもので、今日は28日、慌ただしく、やるべきことをまだやらなければならない。個人番号の入手が終わり、最終の源泉徴収票の作成の仕事がある。

今年は、余分な仕事が増えたので、あちこちに影響があった。順を踏んで段取りをしていないとどうしてもバタバタしてしまう。

手抜きをしているつもりはないが、押されて、どうしても後手を踏んでしまう。できるのだろうかと、危ぶむ時期もあったが、なんとか、年内にやるべきことが徐々に目処がつき、あと、まだ仕事はのこっているが、年賀状の印刷もおわり、なんとかなりそうになってきた。

「一句一遊」の最後の週に、読んでもらえた。やはり読んでもらえるとうれしく、励みとなる。なんの見返りもないのに、ただ読んでもらえるだけで、嬉しいのだから、不思議なものである。

俳句を始めて、早くも一年と半年になる。少しは腕があがったのだろうか。ちょっとその兆しもあって、はりあいも出てきている。


力を抜いて生きていく

2016年12月26日 11時03分20秒 | 思考試行

もはや老年。力を抜いて生きていこう。と言いつつ、なかなかどうして、我が同年輩の友人は、意欲的であり、行動的であり、覚悟をきめながらも、努力をやめない。そして、その効果は明らかで、着々とその力をつけてきている。

夏井いつきさんの「一句一遊」への投句仲間である。ほぼ、毎週誰かが登場して、お互いを刺激し合っている。不思議なことに、読まれた句が急に光を放ち、読まれる理由、基準を求めている。なぜ、読まれなかったのか。そして、読まれると、わが句ながら、よく見えてくるからふしぎである。

投句以来、毎日の生活のリズムとなっている。上手い人は、やはりうまくて、投句作品を鑑賞することで、なるほどと思うものの、とても簡単には真似ができない。しかし、不可能とまでは思えないところがあって、そこも俳句のいいところではある。なにしろ短いから、あわよくばの可能性がないとはいえない。

とりたてて、実利がないようで、実は、代え難いモノを得ている気がしている。気をおとすことなく、連綿と継続していくなかで、成果が自ずと出てきている。


瞬間を写し取る・・・難しい!

2016年12月25日 10時07分27秒 | 思考試行

それができるようになれば、俳人なのだろう。今、修業中の身なれば、この実践をしなければならないのだが、これができれば、新たな世界が待っているような気がする。

いままで、何句ができたような気がするが、意識的にしていないと、すぐに脇道へとそれ始める。それに継続も大事なような気がしている。仕事が忙しくて、俳句を作ろうというような余裕がない時期が続くと、どんどん作句しようという環境から離れていく。

そうなると、立て直すのが、たいへんで、よくピアニストやアスリートが練習を怠ると、何倍もの時間がかかるといわれているが、俳句もそうかもしれない。しっかりと、気持ちを向けないと、いけないのかもしれない。

作句自体が、そう簡単にはいかないのだが、ある境地までくれば、どんどんできるものでもあるらしい。そんな体験をしたいものだ。

今日は、天気がよさそうだし、久しぶりに吟行に出かけようと思っている。さて、どんな句ができるだろうか。


ソフトが変わって往生したがそれなりにいけるもんだ

2016年12月24日 01時38分01秒 | 思考試行

祝日、土曜日、日曜とソフトの会社は休みである。こちとらは、年末調整もあるし、給与計算は厄介である。ソフトの使い方がつかめないと、イライラするが、尋ねる相手がいないのだから、どうしょうもない。

ソフトの会社は、自分の都合だけで、動いている。休日に対応するほど、コストをかけられないというところだろう。

あれこれ、トライしているうちに、少しずつ道筋がみえてくるが、能率の悪いことこの上ない。ここへくるまで、数日前に電話をしてみたが、混んでいてつながらなかった。これは、ソフトが変わったものだから、問い合わせが殺到しているのだろう。

画面にも慣れて、さまざまいじくっているうちに、徐々に、ソフトの構造がつかめてくる。だが、まだ難関がある。個人番号を入れなければ、源泉徴収票が印刷できないようなのだ。今年は、まだいいのだろうという感じだったので、放置していたのだが、そうもいかないみたいだ。

となれば、急遽、番号集めをしなければならない。はたして、間に合うのだろうか。結局は、ドタバタして辻褄を合わせていくのだが、もう少し、余裕をもって仕事をしたいものである。


思いやりのない世界なんて

2016年12月23日 13時51分22秒 | 思考試行

思いやりのない世界なんて、何の魅力もない。全ての人が、思いやりのできる人間になることができるならば、世界のあらかたの困難はなくなるだろう。

意味もなく、恨みをもったりはしない。そこには、原因がある。あるいは、悪意の扇動があるかもしれない。そういったものに騙されないぐらいの判断力、理解力、が主体的には求められるが、環境を作っている側の責任は大きい。

金儲け専一の価値観、自らと家族に特化した保身行動。しくみとして、貧者から、富者への富の移転構造。富者はますます富み、貧者は浮かび上がれない。こうしたことが撲滅されないと、その条件は揃わない。

人よりも、有利な条件を喜び、人の困難を平気で見過ごすようでは、こうした世界は望むべくもない。思いやりが、普通のこととなり、紛争を経済の仕組みにとりいれるような価値観をこれ以上ばらまいてはいけない。

自民党は多数の議席を得て、今、やりたい放題である。もう議論などする必要がないという態度である。なんでも思い通りになる。弱者切り捨て、戦争への道、カジノ、議論さえさせない。

形ばかりのすれ違いの議論に持ち込む。そもそも、意見を受け止め、検討する気などなく、まともに答える気はさらさらない。多数決でどうせ決まるのだから、まともに答える必要がないと思っているのだ。国民は、次のチャンスには、キチンと怒らなければならない。

 


ちょっとした工夫の効果

2016年12月22日 10時23分43秒 | 思考試行

ちょっとした、は余計かもしれない。要は、工夫が大事であって、それを人生に入れ込んでいくと、人生豊かなものになると思う。

今、俳句の投句をしているけれども、そのちょっとした工夫がないと、放送では、なかなか読まれない。ひねりというか、着眼点というか、なにか、ちょっとしたものがないと魅力がないのであろう。

それを見つけるのは、結構大変で、どうしてもありきたりの皮相な文言しかでてこない。それがどうした、の句になってしまう。

そこからの脱却がなかなか難しい。それができるようになれば、いっぱしの俳人となれるのだが。

まあ、目標ができて、良しとしなければならない。読まれない週は、反省の糧として、次へ次へと進むべきである。うまいことに、月曜がくれば、また新しい兼題のもと、発表がはじまる。

なげいていても、仕方がない。気分を切り替えればいいのである。そんな繰り返しのなかで、見る目が養われているとすれば、結構いいリズムの生活といえる。


やろうと思うとそこそこやれる実感がある

2016年12月21日 22時36分03秒 | 思考試行

今日一日、課題が多くあって、もしかしたら何事もできないのではないか、のおそれもあったが、ビジネスは、必要と思われていると、こちらからのアプローチに、人は、なんとか応えてくれるもので、そのおかげで仕事ができるということになる。

今日は、まさにそんな一日であった。あくまでも誠実に、仕事に取り組む。そうすれば、そのような反応がもらえる。そんな一日であった。昨夜、床につく時と明らかに、精神状態は異なる。仕事がはかどったからだ。

だが、明日もそうなるとは限らない。何かのトラブルがあるかもしれない。その可能性を考えれば、なかなかきついものがある。だが、大きく、対処の仕方は、インチキでなく、正当な方法をやる、という姿勢を決めていれば、それでいいと思う。

怠けたり、騙したり、いい加減なことで切り抜けることを考えれば、その結果というのは、まずいものになる。たとえうまくいったように見えたとしても、それは、後々響くことになるのではないだろうか。

人間社会は、助け合いだとおもう。自分自身が、誠心誠意ことにあたることを心がけているのなら、いつどこで、何があったとしても、それは仕方のないことである。それでいいではないか。


子供扱いをする介護人

2016年12月20日 09時34分04秒 | 思考試行

立場が、世話をされる側になったとき、世話をする側の態度、物腰が当然気になる。弱者と強者ともいえる。とくに老人ホームなどの密室空間であれば、なおさらのことである。

経営者が、職員の待遇をどうしているかも問題である。実質的な仕事をしている人の待遇を、きちんとしないで、経営サイドが、経費を脱税の道具にしたり、利用者の負担について、頓着しないとんでもない施設も出てきている。

職員の待遇が悪ければ、やる気も削ぐし、その鬱憤がどこに向かうかは、明らかである。弱者たる入所者へ向かう。家族としては、細心の注意をはらって、状況を観察しなければならない。

施設側のケアマネージャーは、名前を名乗り、できごとを電話で報告したりしてくるが、実際の看護にあたる職員は、家族に対して名乗ったりしないし、その存在をできるだけ、希薄にしようとしている気配がある。

職員と家族、入所者同士の交流をさせない空気もある。そこには、経営者側の意図があるかもしれない。生活する人間同士、よりよくしようとするなかで、本質的なことがみえてくる。入所者を子供扱いする介護人は、傷んでいるに違いない。


根性、誠実、努力、公正、信頼

2016年12月19日 17時19分28秒 | 思考試行

「海賊と呼ばれた男」の映画をみた。小説も入院中に読んだのだが、うまく映画化していて、さすがにプロはすごいなと思わされた。

メジャーとの対決が、随所にあって、イランに向かうタンカーの話など、力が入った。それにしても今ある日本の現状がこうした人々の努力の上で、実現しているのだと思えば、西欧の連中の罪深い所業に思い至る。

アジアが、どれだけ彼らにやられてきたか、くいものにされてきたか、日本がアジアに侵略したことは事実であるが、それがきっかけとなって、アジアの諸国が独立に向かった事実は、無視できない。

この映画の背景には、負けるもんかの「民族」の誇りがある。民族にこだわることは、それほど、いいこととは思えないが、不公平なやり方、搾取を平気でやってくる連中には戦わなくてはならないというのは自然なことであり、負けることは、かれらのためにも良くない。

戦って(あげなければ)、彼らも目覚めることはない。まだまだ時間がかかろうと、正義は勝つような世界にしていかなくてはならない。久しぶりに正当な、感動を与えてくれた映画であった。


やはりプーチンはそうきた

2016年12月17日 09時22分53秒 | 思考試行

赤児の手をヒネる如くに、プーチンの思い通りに交渉が終わった。日本からの投資を引き出すことが目的のロシア、日本は、もっとも期待を寄せていた領土については、何の成果も得られなかった。それどころか、この問題の解決はもうないと思われる状態さえ作り出した。

本来の問題の立て方からして、北海道の一部である歯舞、色丹と千島列島の択捉、国後を一緒にしたことから問題があるという。いずれにしても、領土問題は、国家の基本問題だが、交渉などでは、片がつかない、と思い知らされた。では、武力行動か、そんなことを考える向きもでてくるだろう。

トランプの登場で、事態が変わるとみて、プーチンは強気できている。ロシアに制裁さえどうなるかわからないなかで、経済的なつながりを持つことを、国際的にも容認されるとの見方が背景にあるのかもしれない。

制裁のなかで、日本だけがロシアを助けるような行為をすることを世界はどう見るかについて、そう考えているのだろう。今度のことで、何事か進展するとすれば、経済活動ということになるが、はたして、それが日本にとって、いいことなのかどうか、このまま、何も変わらないということになるのか、問題は続く。


格差の是正はできるのか

2016年12月16日 22時04分53秒 | 思考試行

なぜ格差が生じるのか、池上さんが3時間かけて、その実態をテレビで講義している。彼の番組は、かつて見たことのない切り口で実態を暴いていく。最後の結論がどうなるのかは、まだ番組中であるからわからないが、考えてみれば富裕層から、貧困層へと資産移動するしかないので、それをどうやってやるかに尽きると思う。

となれば、働かなくても、もう人間が生きるぐらいのことは、できるような気がする。機械がどんどんモノをつくり、野菜を作り、ほとんど、労働する必要がないとすれば、人間の生きがいはどこに求められるだろうか。自分を頼ってくれる人がいたり、状況があることが、本人にとって分かりやすいだろう。

だれもが、誇りをもって生きることのできる社会は、どうやってできるだろうか。それには、多くの準備がいる。趣味の世界なのか、困った人を助けることなのか、それとも、博打のようなものだろうか。

個々人にとって、生活できることが第一である。その上で、人間らしい暮らしということになる。富裕層の富の独占から、なんとか、これを召し上げて、貧困層に流せるような仕組み、これを政治家は政策化しなければならない。もっと真剣にとりくんで頂きたい。


プーチンの交渉術はすごいらしい

2016年12月15日 09時17分46秒 | 思考試行

ドイツのメルケル首相との交渉の時に、相手の嫌いな犬を交渉の場に連れてきたという。それも並外れた大型犬の黒犬である。

心理戦でもある交渉、さまざまな手段がコウジラレルのだろうが、まことに「みどころ満載」の交渉ドラマが今日、展開される。

プーチンが何を言い、何をするのか、世界をどう考えているのか、日本をどう考えているのか。楽しみではある。

それに対して、安倍首相はどうするのか。おそらく、正攻法だろうと言われている。

そこで、ロシアの言い分を受け入れて、徹底的に「負ける」戦術を取ればどうだろうか。

負けて勝つ、というのも立派な戦術である。日本は戦争に負けて、損ばかりしてきただろうか。

そんなことはない。負けて始めて、世界にでられるようになり、また、世界を受け入れることもできるようになった。むしろ、戦争に負けたことにより、時代錯誤の封建時代から、ようやく、重い一歩を歩み始めたのではないだろうか。

となると、徹底的に、ロシアを立てて、立てて見せるという結果をみせるということもありうると思う。ごちゃごちゃ言わずに、さっさと負けることだ。相手はうらぎりの戦勝国である。負けてみせよう。

ロシアは面食らうことだろう。


世の中と自分と

2016年12月14日 14時18分55秒 | 思考試行

いろんな事件があって、人間という生き物は、何なんだと思わされる。だが、自分自身のことがわかっているかといえば、そうはいかない。

心理学を多少齧り始めて、人間は意識的な部分と無意識の部分があるが、その殆どは無意識のなかで、動いているということを知った。

確かに、喋ることも、いちいち言葉を発する前に意識したりしないし、歩くことだって、歩こうと最初は意識したとしても、細かな筋肉の動きや、もろもろの器官を意識的に操作しているわけではない。

教科書は、国にしても大統領がすべてを意識的に国を動かすといっても、下級役人が全員動かないとすれば、どうにもならないし、ジャンボ機も機長が操作しているといっても、実は、自動的な部分がたくさんあるという。

人間も同じで、このように、本人の意識している部分はごくわずかだというのである。

その人間が、他者と関わり、自らも悩んだり、悲しんだり、いろいろ感じるのだが、その感じかた、考え方は、これまた人さまざまであり、こうした問題を扱う心理学は結構刺激的である。