人間社会において解らないことは、誰かが隠している。本音を言わないからわからない。説明すればわかるかもしれないが、本当は本人にもわからないことがあるかもしれない。
本人が本人を騙すのである。忘れたことにして本当に忘れるのである。こういう特技を持っている人を知っている。いかにも正しそうである。
だが人を殺しても心はいたまない。忘れるから心に傷はつかない。
それでもいいのかもしれない。だが、共謀罪を成立させようと考えている連中は、この人のこころを取締の対象とする考えである。
いったいこんなことをして、世の中がどうなるのかを考えているのだろうか。自分の心が捜査対象になるとは考えず、自分の政敵の動向を把握したいとでも思っているのだろうか。
捜査当局は、警察権力の増大にきっとやる気まんまんになるだろう。いじめたり、覗いたり、突っついたり、面白くてしょうがないと思う人物のでてくるだろう。
人の中に、差別、区別、階級、などなど、おぞましいものが蔓延することだろう。どれもこれも選挙の結果である。