空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

安倍さんはなぜ人気が出ないのか

2020年05月30日 17時26分28秒 | 思考試行

 困難に際したときに、その人間の真価がみられる。まさに、全世界の困難な状態を迎えて、各国指導者の人気が概ね上昇しているなかで、安倍首相の場合は第2次安倍内閣の支持率は過去最低を記録している。

 なぜなのか。とにかく口ばっかりで、なにもすすまない。緊急事態の宣言も遅かったが、現実に休業を要請しながら、驚くことに休業補償はしない、するといっても、現実にお金が来ない。どうやって、生活するというのか。センスが悪く、先手先手といいながら、誰の目にも後手後手で、リーダーとしての覇気はみられず、どこに本当の指導部があるのか、目に見えない。

 さらに、どさくさに紛れて、黒川検事長の定年を無理矢理に、伸ばして、なんとか安倍内閣の守護神にしようとアケスケな、多数をたのんだ強引な国会決議をしようとしたが、賭け麻雀の露見により、この画策はあえなく失敗した。

 よくやるもんだと感心するばかりだが、それでも支持率は、まだ30%近くあり、国民の意見は、そう簡単には変わらないのだなと感心する。

 なぜ、守護神を必要とするのか、経過をたどれば、一目瞭然である。通常の感覚ではできないことを平気でやってきた。安倍首相のホームページを見たことがあるが、田んぼを前にした細い道で、農家の腰の曲がりかけた婦人とふたりの写真があって、安倍首相があいさつしている。田園風景ですばらしい光景である。

 その写真をみて、婦人の方は、頭を下げる前の状態であるのに、安倍さんの方はほぼ最敬礼なのである。これはいかにも不自然である。

 これが彼の本音の姿だろうか。コロナ対策をみても、自らが獅子奮迅の活躍というのではなく、部下に任せて、遅れに怒りまくっているという風ではない。まさに言うだけになっている姿である。なんだか、みてくれだけを気にしている人のようにみえる。

 政治家として、政敵との争いには長けていているのだろうが、国民の実際生活については、さほどの情熱はなく、それは、官僚にまかせておけばなんとかなると思っているようにみえる。

 とるべき処置をとらないで、うまくやろうとしたり、困難な事態を理解できず、直視せず、もちろん対策をとる知恵も能力も情熱もないとなれば、当然人気は落ちる。その実態がみえてくれば、もう期待する方がおかしい。

 官僚の用意した原稿を読むだけでは、その役をはたすことはできない。大阪府の吉村知事は、次々と手をうって、その顔つき目つきは、真剣である。人気がでるのは当たり前だ。やることに妙手奇手はない。やるべきことを油断なく、次々やるばかりである。


ごにょごにょとする傾向について

2020年05月28日 10時30分05秒 | 思考試行

 黒川氏の処分について、訓告となった顛末の真相はどうだったのだろうか。賭け麻雀を認めた検察ナンバー2の黒川さんは、週刊誌にスクープされて、まず、誰に報告したのだろうか。

 身分的には、法務大臣にだろう。法務大臣は、検事総長、内閣に相談する。当初誰が訓告と決めたのかと聞かれて、大臣は、内閣だと答えていた。

 ところが、安倍首相は、法務省、検事総長から話があって、それを了承している、てな調子のこたえであって、自分が決めたという言い方はしない。

 検事総長は、懲戒処分にはならないんだな、と思ったと言っている。自分が決めたということではない。

 法務大臣は、当初の言い方をかえた。首相の言い方にそろえて、かえた。

 法務省の最初の提案は、懲戒処分であったのだが、内閣の考えで懲戒処分に至らない訓告になった、という話もでてきているが、真実のところは、はっきりしないままである。このまま忘れられて、一件落着の方向へ向かうというながれに見える。

 アベノマスクもとどかないが、10万円の支給金のこと、もろもろの支給金が全然すすんでいないようにみえる。どこで目詰まりを起こしているのだろうか。

 その事業に関して、今朝のニュースで、電通の名がでてきて、国と実務を委託された、なんとかセンターの契約に絡んでいるらしいことをしった。事業を国から委託されているらしいのだが、なんだかわけがわからない。

 電通と言えば、広告会社だが、どんな仕事をしているのだろうか、高給とりのエリート社員がいて、猛烈な仕事ぶりが有名で、東大出の若い女性が自殺した話も聞いている。国とからんで、こんな仕事もするんだと驚いた。

 テレビの広告がどのようにして決まるのか知らないが、たしかに、テレビで宣伝すれば、売り上げはものすごいことになるだろうことは、予想できる。

 あたかも、検察と新聞が、お友達だったりしている実態を知って、庶民はなんにも知らないんだと再認識した。国と大資本、広告会社、日本を支配している本体はどこにいるのだろう。安倍首相は、自ら企画立案して、率先していくリーダーではないようだし、組織を敏速に動かす能力がないことが鮮明になってしまった。

 あるいは、抵抗勢力がいて、邪魔をしているのかもしれないし、面従腹背の別の司令部があるのかも、などと勘繰りたくなる。そういえば、新聞で、真実を抉り出すようなスクープ話は、このところ聞いたことがないなあ。

 


責任を取るとは

2020年05月26日 23時26分55秒 | 思考試行

 安部首相は、簡単に責任をとる、と言うだけで、自ら減給にするわけでもなく、辞任するわけでもない。責任があると言いながら、なんらの行動をとるわけではない。不祥事が何回起ころうが、わたくしに責任があるというだけである。軽い言葉である。

 安倍総理大臣の口癖みたいなものになっている。黒川検事長の賭け麻雀事件でも、処分をめぐって、誰が主導権を持っていたのか、法務大臣、検事総長、安倍総理大臣の発言では誰が軽い処分にすることを決めたのか、わからないような事態が続いている。法務大臣の発言内容は、簡単に変更され、もはや、どうなっているのか、誰も信用できる発言をしないから、なにもかも信じられない状態である。

 成り行きのなか、軽い処分となったわけだが、過去には、自衛隊員が停職処分を受けているケースがあり、あまりに軽い処分内容に告発をする動きもでてきた。

 マージャンをするのに、時間をかけて、やるとなれば、一切賭けないでやるということは通常考えられない。一般常識に従ったということだろうか。自衛隊の件があったために問題になったというよりも、犯罪を取り締まるおおもとが、法に反する行為をしていたことが問題なのは、当然だが、微罪ではある。賭博を禁じているのは、仲間内の少額の掛け金などを問題にしているわけではないだろう。

 それにしても、この事件には、さまざまな事情があると思われる。新聞記者と検察官が、相互に「悪いこと」だとわかっていてやっていることだが、本質的に悪いとは思ってはいなかっただろう。お互い、内緒にしていれば、問題のないことであり、良心の呵責に襲われるということはなかったろう。バレなければ、なんの問題もないと思っていたに違いない。事実、何年もの間それはバレルことなく、行われてきた。

 なぜ週刊誌がこれを記事にできたか。検事長をずっと尾行してさえおれば、簡単だったのかもしれないが、彼らが、マージャンをしていたことはそんなに、固い秘密であったのかどうか、である。記者側のハイヤーに乗っているとなれば、会社側も知っていたことかもしれない。

 いざとなれば、彼はいつでも、辞任させられても仕方のない行動をしていたことになる。この弱みを強みとして、安倍首相の信頼を得ていたのかもしれない。そして、彼は責任をとって辞任した。無理やり伸ばされた定年を蹴飛ばしたことになる。


内閣支持率がようやく動きはじめた

2020年05月23日 18時20分56秒 | 思考試行

 なにがあっても変化しないのではと思っていたが、ようやく内閣支持率に変化がでてきた。安倍首相の答弁がひどすぎる。ことばであやまっているようでも、単に口先だけなら、どうってことはない。責任をとって、辞めるというわけではない。

 何度繰り返してきたことだろう。わたくしの責任であるというだけで、すむのだからどんな事件があろうとも、どんな不都合が生じても強いものだ。その手法で、官僚を締め付け、人事権を最大の武器にして、官僚にインチキをさせ、改竄をさせ、責任はすべて下のやったことにするのだから、恥じを知らない手法を政権は、完全にマスターしているといえる。

 何をしても、どんだけやっても、安倍内閣の支持率が変わらないのだから、これは国民を総入れ替えしなければならないのかと、暗澹たる思いが生じかけていた。国民は一般に真面目である。悪い人も当然いるだろうが、政治家の悪いのと訳が違う。政治家が、おかしくなったときの被害は甚大である。国民のことを考えない政権だから、その悪影響は計り知れない。

 財務省の地方の末端官僚が、上司から改竄を強要され、悩みに悩んでその仕事をやらされた、そのあげく、彼にその仕事を命じた地方局の上司は、その後の異動によって、みんな担当を外れてしまい、彼だけが残された。そこへ検察からの電話が入る。事情を知るのは自分だけだ。本省局長は国会で知らぬ存ぜぬの答弁をくりかえしている。すべては、彼の独断でやったことと筋書きができている。

 死をえらばざるをえない心情をいかに思うか。安倍首相は、実にシレっとしている。彼にはなんの関係もないかのような顔つきである。すべては部下のやったこと、こんなことでは悩んだりしないのだろう。

 お友達のためであったり、教育勅語を幼稚園児の暗唱させるという教育に共感したのだろう、そのために、小学校の建設に意欲を持つ、籠池氏に格段の便宜を図らせた、いや、真意を忖度する周辺がいて、勝手に事がすすんだという体で理解されている。

 桜を見る会では、国の功労者のための行事を安部後援会の行事として私物化した。ここへきて、多勢の法律家が告発書を提出した。どうなるか。守護神の黒川検事長が辞職することとなって、はたして検察が、どういう風に動くのか、ここに注目したい。

 

 


賭博マージャン・・・黒川氏の自白

2020年05月21日 16時23分56秒 | 思考試行

 家庭マージャンでもない限りは、おそらく幾何か、賭けるのが普通ではないだろうか。大々的な悪質な賭博丸出しのものは、捜査の対象となったりするだろうが、通常は、仲間同士のやりとりであって、それほどの大金を賭けるわけではないだろうし、通常は、取り締まりの対象にはならないのが普通だろう。

 ところが、黒川検事長の場合、週刊誌に報じられることとなり、本人は、これを認め、辞意を表明したと言われている。もともと密室の話であるのに、なぜ、露見したのかが怪しく、どのぐらい賭けていたのかも不明で、はたして辞職に値するようなことなのかどうかである。

 黒川氏は、今注目の的であり、安倍政権との近さを取りざたされていて、安倍政権は、守護神として彼の定年延長をなりふり構わず実現し、さらに検察トップにすえるべく、かなり強引に検察庁法を変えようとしていた、と思われている。

 素人目にも、この間の安倍政権の動きは、コロナ禍の最中にやることなのか、と、野党は当然ながら、はたして、ネット世論も怒りの声にあふれた。きわめて健全、当たり前のようにみえる。

 新聞では、黒川氏が定年延長をうけいれたことに、検事OBサイドからも不満の表明があり、彼は辞任すべきだと主張する意見が掲載されていた。検察内部で、基本的に人事問題は完結させるという検察の主張はわかるが、視点をかえれば、はたしてそれでいいのかどうか、検察にチェックが入らないのも問題がないとは言えない。結局、満点の仕組みは作れないということなのかもしれないが、こうした問題が起きることで、さまざまに議論が起こることはいいことだと思う。

 ところで、黒川氏の賭け麻雀は、なぜ露見したのだろうか。密室で、仲間内でやることが、バレルことがあるのだろうか。金銭を賭けていた証拠はあるのだろうか。そんな証拠を週刊誌はつかんだのだろうか。

 これは、実は、自作自演の賭け麻雀ではないだろうか。検察の威信にかけての辞任となれば、政権との問題がありすぎる。権力構造に従って動くだけでは、検察内部の不満をまともに受けてしまう。となれば、自分の「不始末」を週刊誌に暴かれたとあれば、いささかカッコウは悪いがスムースに辞任できる。

 本来賭け麻雀など、滅多にバレルものではない。うまいこと考えたな、という直観が働いたがはたして、それであっているのどうか、それはわからない。だが、政権は慌てるだろうなあ。次の検事が無茶苦茶厳しかったりして・・・。しかし、行政に、人事権がある以上、安倍政権がどういう手を打ってくるか、注視しなければならない。

 


選挙がすべては恐ろしい

2020年05月16日 13時03分59秒 | 思考試行

 選挙の結果、政権が動く。多数決だから、多数の議席を獲ったものは、自分の言い分を通す。最高裁判所の長官を指名し、判事を任命し、検察官は行政所属だからといい、人事権も内閣が握り、内閣総理大臣ともなれば、誰も怖くはなくなる。まあ、選挙で多数を失うと政権の座を追われることとなるから、選挙は一生懸命でなければならない。

 ところが、国民はちょっとしたことで、民意がドどっと変わったりするから、民意をどのように扱うかが大問題である。誠心誠意、国民のためにと考えて政治をするか、それとも、国民の中の有力者を念頭において、国民の中の利害関係をきちんと把握しつつ、分断するなり、対立させるなり、脅すなり、おだてるなり、全体をどのように、塩梅していくか、そこらあたりに政権の腕前が発揮される。

 昔は問答無用で、おしつけ、ひきまわしていれば、または、アメと鞭で国民を支配できたのだが、科学技術の発展もあり、諸外国の情報が流れ込み、無茶なことがしにくくなってきたといえる。だが、選挙さえ乗り切れば、官僚の人事権を明確に握り、信賞必罰態勢を作り上げてしまうと、すなわち長期政権になると、政権を忖度する傾向は、官僚の間に広がり、そこから、すべての分野にはびこり、司法、立法を傘下において、行政の長たる内閣総理大臣は、絶大な権力を手にすることとなる。

 自分たちの支配しやすい構造を完成するべく、なお一層の努力を傾注し続ける。政権が長期となれば、一つづつ目標を達成して、この体制をさらに強固なものにしていこうとする。今回の検察官の定年を延長を内閣が決めるようにする、というのは、検察制度に対するいよいよ攻撃の矛先をむけたということだ。人事権を発揮するよということだ。

 それもこれも選挙の結果だ。検察官の人事を内閣が決めることは可能なのだから、それを実行するのに何の支障もないということだ。真顔で、建て前を振りかざされると、選挙制度がうみだすはずの、民主主義は形骸化し、独裁態勢は、徐々に、そして、たちどころに実現してしまう。選挙で選ばれたのだからと、政権は声高に言う。

 これを許すか許さないか、国民にかかっているのだが、国民はどのような「目」を持っているかが、問題である。目のよく見える人、ほとんど見えていない人、まったく見えていない人、目くらましをする人、錯覚している人、なにかに属してその指導者の指示するものしか見えない人、そこから抜け出した人、そこへ入る人、・・・。国民は、ごまかしに騙されずにいけるだろうか。

 良心的な政権ならば、民主主義を壊さないやり方をとるだろう。配慮もするだろう。だが、そうでなければ、多数決で選ばれたことを口実として、政権は、どんなふるまいをするか。どこへ行くのか、その態度物腰を観察しなければならない。はたしてやるべきことをしているか。良心的に行政を行っているか、その本音がどこにあるか。国民自身が、賢く見抜かなければならない。

 人類社会は、まだまだ過渡的な状態にある。もっと良くすべきである。どのように良くするのか、それを国民はしっかりと考えなければならない。事態を観察しなければならない。

 


やはり厚労省が邪魔をしている

2020年05月11日 13時28分14秒 | 思考試行

 今頃になって、検査の基準、相談の目安を変えると言う。そして、検査ができず命を落としてしまった人もいるというのに、加藤厚労相は、今までの基準は、国民の誤解だったという。まったく唖然とするばかりだ。

 マスコミで繰り返し、検査の基準が言われ、受けたくとも受けられない状況が続いていた。医師が検査すべしと言っても、保健所ではねられ、なかなか検査が受けられなかった。それは事実である。どこに誤解があったというのか。ウソをつくな!

 あれだけ、基準が報道で流されていたのに、シレっとそんな基準はだしていないという、皆さん誤解してたのだ、という。ただ、専門家会議の学者は、検査の能力がなく、病床の受け入れ態勢がないなかで、検査を絞ったのだという。こちらのほうはまだ、良心的だ。だが、そのとき、そのように言えば、なんとかできたのではなかったか。理由は言わずに、ただ、指示を流していただけだった。国民はなぜなんだろうと思っていた。世界にまれな「やり方」で理解に苦しんだ。

 今日、厚労省と文科省の縦割り行政の問題がでた。いくら首相が言おうとも省庁間の縄張り根性で厚労省は、文科省に頼んだりしないというのだ。これは、山梨大学の教授の話である。それで能力があるにもかかわらず、検査ができないでいることがわかった。

 なんということだろうか。マスコミは、一方的に情報を流すだけでなく、両省にきつく国民の声を伝えるべきではないか。この実態を国民がどう考えるか、その声を彼らに突き付けるべきだ。

 検査をめぐって、日本の行政の現状、政治と官僚組織の実態があぶり出された。これをどうしていくのか、今後の動きが注目される。改善されていくのか、されないのか、両大臣が話し合う場面があってもいいのではないか。それとも官僚がそうはさせないのか。ならば、双方の官僚が集まって話す場を作ってもいいではないか。 

 とにかく自粛生活で、テレビ各局を見ていると、家でテレビをずっと眺めている素人の方が、情報的には、政治家や官僚などより、事態がよく見えているのではないかとさえ思える。なんでやらないのか、なんで動かないか、なんだその答弁は、と叫びまくっている。御用ジャーナリストは、ちゃんと情報を、政権に伝えろと、これまた怒りの対象だ。政権の弁護ばかりしてんじゃねえ!てね。

 金のケチケチぶりにも驚く。金を出すとどうなるのか、どんな不具合があるというのだろうか、説明すべきだ。医療、介護、保健所、大学、予算を削りまくってきたという。コロナ対策にも金をケチっているという。金を必要なところへ出してどういう不都合があるのだろうか。それを言ってみろよ。

 為政者が本当に無能にみえる。キレがない。どんよりしていて、張り切っている風にみえない。それにひきかえ、大阪府知事の目には、力がある。まことに頼もしい。やる気がみえる。要はやるべきことをやっている、方針を示し、準備をしているのである。見習ってくれよ!

 


ヘンテコメール到来

2020年05月10日 11時40分44秒 | 思考試行

 通販をこのところ使っている。使い慣れると、これが便利でセキュリティのことを忘れるのだが、どこで入手したのか、当方へしつこく「ヘンテコメール」が届くようになった。

 アマゾンを騙るメールがきているが、最初はちょっとのりかけた。だが、くりかえしくることで、此奴は相手にしてはならないメールだとすぐわかった。「あと2時間で・・・」などの文面がくりかえしくる。そこでまず明確になる。ただ、ロゴやなんかは、見分けがつかないが、すこし長い文面になると、あちこちと、馬脚を現している。論旨がおかしく、文章の調子も悪い。

 ネットで調べると、やはり、問題メールだと書かれている。ネット社会は、健全なところもある。今後ももっと発展していってほしいものである。

 このさなかに、検察官の定年を伸ばすという怪しげなことを、政権がやっているが、こんなことの不具合を指摘する動きは、市井の国民の間で話題になっているとはいえないが、知る人ぞ知る、という現象がネットでは出てきている。

 おかしな動き、へんな動きはたちどころに明らかとなる、ということが世の中健全となっていくための前提条件である。今後もますますそうなることだと思う。

 コロナ騒ぎのなかで、すべての分野で、その改善の方策が探られる。そして、どんどん新しい動きが出てくることだろう。より本質的に、弱者切り捨てが間違いであり、強者優遇の政治が成立しないことがいよいよ明らかとなり、助け合いするしかない方向こそ人類の道であることが、本流となっていくのではないか、と感じている。

 競争に明け暮れ、強者が弱者を食いつくす、となれば強者も生きてはいけないから、ほどほどに、だが、情け容赦なく、限界近くまで食う。この仕組は、意識的に存在する。この仕組みがどのように変革されていくか、破壊されていくか、注視していきたい。


8日、今朝のモーニングショーは「希望」を産み出してきた

2020年05月08日 10時13分22秒 | 思考試行

 コロナ禍で、対策が、あちこちうまくいかず、何で?の連続だった。それが、大阪府吉村知事の政治家らしいすばらしい動きがあって、モタモタ政府との際立った動きの違いがでてきた。検査をキチンとやって、きたことで、将来展望をうちだしてきた。

 さすがと思わせてくれた。そして、今朝のモーニングショーでは、九州大学の理論物理学の先生が数理計算で、検査を拡充することにより、陽性者を隔離していくならば、自粛する必要さえないとの計算結果を論文にしたというニュースが紹介された。番組のコメンテーターの玉川氏は、放送に先立って、この教授と話しをしている。素早い!

 検査の迅速化の情報も出てきた。国内のメーカーがPCR検査の自動の検査機器を作っており、フランス政府から、このほど感謝状が贈られたという。日本国内への発売は行っていなかったのは、手続きが煩雑なことと、市場として日本は対象でなかったという。この会社も、厚労省への申請をするという。さらに、山中教授の大学等の利用の提案は検査のマンパワーの展望が出てきた。

 そして、薬についても、動きがようやく出てきた。アビガンの認可ももうすぐの様子だし、有望な薬の情報もでてきている。

 コロナ禍でたいへんな犠牲が生まれたが、同時に社会、政治、生活のなかに、何が問題なのか、なぜ迅速に動けないのか、多くの分野でその優劣、遅れ、排除されるべき慣習、組織のあらわな実態があきらかとなってきた。もはや、問題な組織、建て前、慣習、哲学、常識は退場しなければならない。

 それが、社会の害悪であることがわかった以上、もはや、放置することは許されない。旧来の権力にしがみつく連中は自ら身を引き、次代のリーダー選出の邪魔をしてはならない。

 それなりに頑張ってきたことは、全否定するものではないが、時代錯誤の価値観が多くの国民に犠牲を与えてきた現実をみるならば、スムースな権力移譲を決意すべきだ。そして、ひそやかに協力し、新しい社会秩序の構成を作るにあたって、現在の持てる力を、おしみなく提供していくことが、これからの仕事である。


吉村大阪府知事のリーダーシップ

2020年05月06日 16時33分20秒 | 思考試行

 数字を示して、休業要請の解除を目指そうという目安を提示した。検査をちゃんとして、病院の手配もして、陽性率をキチンと出しての提示である。

 大阪府の対策会議の風景は、圧巻であった。彼一人が作ったわけではないにしろ、そのリーダーシップがなければ、実現できなかった提示である。

 発言は、生の言葉であり、原稿などない。眼光鋭く、自信に満ちている。会議のスタイルは、当たり前のようだが、実践力に裏打ちされた秩序がある。

 日頃から、やるべきことをやってきたチームの姿がそこにある。

 国、他の自治体に大きな影響を与えたことだろう。わかりやすく、説得力のある指標である。

 やるべきことをやっていないと出せない指標である。

 彼はしかしながら、大阪市を廃止し、カジノを誘致しようとしている。コロナ対策の手際はいいとして、大阪府市民を、どこへ連れて行こうとしているのか。

 カジノを推進していくことには、賛成できない。もっと、健全な豊かな大きな夢を提示してくれないかと願っている。

 橋下氏は、非常時なんだから国は財布のひもを緩めろと力説する。今は、共産主義でいかなければという。

 今だけではないと思う。常に、助け合って生きていける世の中にしたらいい。正しく、お互いが協力しあって、生きていく。競争したいときはすればいい。基本は助け合って生きていくのだ。


介護施設が大変なことに・・・今こそ自衛隊の出動を

2020年05月03日 16時51分09秒 | 思考試行

 検査を充分していないために、あちこち陽性患者が発生している。ついに、介護施設で集団感染が生じてきている。職員も、退職者が現れるし、陽性となった職員は自宅待機となる。人手不足となり、残った職員は泊まり込みで介護にあたっているという。病院も患者を引き受けられないとし、施設は悲鳴を上げている。

 金の問題をとりあげ、対策を練るべし、とマスコミは言う。それで終わりだ。そんなセリフは誰でも言える。具体策を提案したらと思う。どうすれば、困難を解決できるか。

 具体的に考えなければならない。このような時こそ、防護をキチンとした、自衛隊が活躍すべきだと思う。自衛隊の出動のために、どうやるのか。どこが依頼するか、金もつけて、人員を派遣するしかない。これこそ政権の仕事だ。国が主導しなければならない。

 具体的に動かなければならない。必要な訓練をして、要員を出すべきだ。どこかの国が攻めてくるとか、ではないが、これも明らかに国難である。

 自衛隊は、こうした災害にも対処すべきである。国がキチンと動くべきである。なにか不都合があるだろうか。

 そもそも災害対策が、国民の側に立った目線で作られているかどうかである。為政者が、日常的に国民を大事にかんがえ、その暮らし向きに目をくばり、どうすればいいかを、考えているかどうかである。

 他に関心事があって、個々の国民のことなど眼中にないことが、コロナ騒ぎで明らかとなってきているような気がする。今からでも、その立ち位置を国民の具体的な暮らしに目をむけた対策を講じるべきだ。

 悲鳴をあげている施設に、自衛隊の出動をのぞむ。


コロナ対策の中で

2020年05月02日 13時47分04秒 | 思考試行

 どうしても働かなければならない分野の人びとは、それこそ危険を感じながら、仕事に従事している。仕事をしなければならないと自覚されている。

 だがそれ以外の仕事の人びとは、動かない、これが対策である。しかるに、感染者数は激減とはならない。医療崩壊の危険性も孕んでいる状態が続いている。

 なぜか。それは、まだまだ人が動いているからであり、接触が続いているからである。感染者が把握されていないからである。実態が充分把握できていないなかで、感染者が発生している。対策が充分でない証左である。

 なぜ人が動くか。動かざるをえない人々がいる。なんの補償もないから動かざるをえないのである。

 休業を要請しながら、そのための補償を渋る政権の無能ぶりには驚くばかりである。当然ながら、ただちに困難な状況に立ち至る人々はいるわけだし、雇用調整助成金にしても、事業主が最初に休業手当を負担しなければならない。給付を受ける側にとって、使い勝手が悪い。まずは、国が払うようにすれば、余計な手間をかける必要もない。

 実行あるのみである。何故、そんなに渋るのか。それは生存のために必要な支出であって、結局は支払うのだから、余計な障壁を作る意味がわからない。それは支払いをどうかして免れようとする意図が明確である。手続きを踏めない者を振り落とす狙いがあるとでもいうのだろうか。