ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『予言』(恐怖新聞)(byえいwithフォーン)

2004-09-21 18:44:42 | 新作映画
----なんかしばらくぶりだにゃ。
ぼく知ってるよ。外の猫ばかり気にしてたんでしょ。
「あらら、なんだかダンプルドア校長に対してむくれてる
ハリー・ポッターみたいだな(笑)」。

----だって、楽天の日記にも書いてたし、
「携帯写真日記」にだって、その猫の写真載せてた。
よ~し、グレてやる。
「まあまあ、抑えて抑えて。
さあ、怖い映画の話するよ。
つのだじろうの漫画「恐怖新聞」を元にした『予言』だ。
久しぶりだから、簡単にポイントだけ喋るね。
「恐怖新聞」で娘の死を予言された男が、
その直後に目の前で娘の事故死を目撃。
それ以来、ショックから立ち直れず、妻とも離婚。
3年後、そんな彼の元に再び「恐怖新聞」が届いて、
新たな死を“予言”。
でも、その“予言”を変えると、自分が変死してしまうんだ。
だからと言って放っておくと、
新聞を受けとった者は
とりつかれたようにその予言を書きまくり、
あっという間に、老化していく。
どっちの道を選んでも地獄。
結局は何もしないのがいいということになる。
ところがそんな中、「恐怖新聞」は元妻の死を告げる。
さあ、果たして彼は…?というわけさ。」

----ほほう、凝ってるにゃ。で、怖かったの?
「話がどうのというのは、原作ものだからあまり関係ない。
問題はどれだけ怖いか?ということになる。
監督は鶴田法男。『リング0~バースデイ~』の監督だ」。

----あれって、あんまり怖くなかったのでは?
「うん。『リング0~バースデイ~』は
いわゆる幽霊ものとしての怖さは薄かった。
でも、ラストの『夢かと思ったら現実だった』という、
あの救いのなさは、ほんとうの意味での恐怖だと思う。
今回も、クライマックスで
生きているのか死んでいるのか、
現実なのか夢なのか、
終わりのない恐怖が延々と繰り替えされる。
いわゆる明けない夢(こんな言葉あったっけ?)。
もしかして、これは監督の“死”のイメージなのかも。
三上博史、酒井法子も役にあってたと思うよ」。

----今日はもう1本あったよね。
「フランスのアニメ『ベルヴィル・ランデブー』ね。
話長くなったし、こちらもちゃんと喋りたいので、
これは後日だね」。