--------これって前にも言ってた
『恋人までの距離<ディスタンス>』の続編だよね。
「そう。前作はウイーンで一夜だけをともに過ごし、
別れの時、半年後の再会を約束した
アメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌふたりの
夕方から夜明けまでの14時間を描き、
公開当時、けっこう話題になったんだ。
監督のリチャード・リンクレイターはその後、
『テープ』『ウェイキング・ライフ』『スクール・オブ・ロック』と、
一作ごとに趣向を変えた映画を作っている」
-------そういえば『ウェイキング・ライフ』にも
『恋人までの距離<ディスタンス>』そっくりのシーン出てたよね。
「うん。そこで監督、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーの3人が
再会したことがこの映画の企画のきっかけとなったらしい。
で、今回はそれから9年後のお話。
かつての出会いと別れ。
そのいきさつを書いたジェシーの本を読んだセリーヌが
パリの本屋で行われたジェシーのサイン会に現れるところから物語は始まる。
映画のランニングタイムはわずか82分。
物語もその時間に沿ってリアルタイムで進んでいく」
-------まるで『24 TWENTY-FOUR』みたいだにゃ。
でもなぜ85分?
「うん。ジェシーの飛行機がニューヨークに発つのは今夜。
空港に向かう時間が85分しかないんだね。
リアルタイムで進行する映画は多いけど、
ほとんどがサスペンスがらみ。
このようなラブストーリーでこの手法は珍しいよね。
で、ふたりはカフェや街角、ボートの上で、
かつての想い出を基調にこの数年間のことを語り合っていく。
そこがとてもリアル。
最初はジョークを交えながら、次第に本音が出てくる。
それぞれお互いの気持ちを探り合ってるわけだ。
しかも、沈黙が怖いからかふたりの会話はとぎれることがない」
------ふうん。脚本が上手いんだ。
「監督が出したテーマにホークとデルピーが
それぞれダイアローグを考え、
最終的には、デルピーが考えたダイアローグをたたき台に、
ホークが脚本の一部を書いたらしい。
映画には信じられないほど素晴らしいダイアローグがいっぱい。
なかでも『結婚してるくせに少年の心でパリに来た。最低よ。』には
思わず熱いものがグッとこみ上げてきたね。
映像も、サンセットまでの凝縮された時間で展開するため
最初から最後までほんのり赤みがかった夕景の色。
いやあ、満たされた時間を過ごしたね」
------今日は、久しぶりにストーリー以外のことを喋ったね(笑)。
「それ、言うなって。気にしてたんだから」
(byえいwithフォーン)
※カップル最適度
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『恋人までの距離<ディスタンス>』の続編だよね。
「そう。前作はウイーンで一夜だけをともに過ごし、
別れの時、半年後の再会を約束した
アメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌふたりの
夕方から夜明けまでの14時間を描き、
公開当時、けっこう話題になったんだ。
監督のリチャード・リンクレイターはその後、
『テープ』『ウェイキング・ライフ』『スクール・オブ・ロック』と、
一作ごとに趣向を変えた映画を作っている」
-------そういえば『ウェイキング・ライフ』にも
『恋人までの距離<ディスタンス>』そっくりのシーン出てたよね。
「うん。そこで監督、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーの3人が
再会したことがこの映画の企画のきっかけとなったらしい。
で、今回はそれから9年後のお話。
かつての出会いと別れ。
そのいきさつを書いたジェシーの本を読んだセリーヌが
パリの本屋で行われたジェシーのサイン会に現れるところから物語は始まる。
映画のランニングタイムはわずか82分。
物語もその時間に沿ってリアルタイムで進んでいく」
-------まるで『24 TWENTY-FOUR』みたいだにゃ。
でもなぜ85分?
「うん。ジェシーの飛行機がニューヨークに発つのは今夜。
空港に向かう時間が85分しかないんだね。
リアルタイムで進行する映画は多いけど、
ほとんどがサスペンスがらみ。
このようなラブストーリーでこの手法は珍しいよね。
で、ふたりはカフェや街角、ボートの上で、
かつての想い出を基調にこの数年間のことを語り合っていく。
そこがとてもリアル。
最初はジョークを交えながら、次第に本音が出てくる。
それぞれお互いの気持ちを探り合ってるわけだ。
しかも、沈黙が怖いからかふたりの会話はとぎれることがない」
------ふうん。脚本が上手いんだ。
「監督が出したテーマにホークとデルピーが
それぞれダイアローグを考え、
最終的には、デルピーが考えたダイアローグをたたき台に、
ホークが脚本の一部を書いたらしい。
映画には信じられないほど素晴らしいダイアローグがいっぱい。
なかでも『結婚してるくせに少年の心でパリに来た。最低よ。』には
思わず熱いものがグッとこみ上げてきたね。
映像も、サンセットまでの凝縮された時間で展開するため
最初から最後までほんのり赤みがかった夕景の色。
いやあ、満たされた時間を過ごしたね」
------今日は、久しぶりにストーリー以外のことを喋ったね(笑)。
「それ、言うなって。気にしてたんだから」
(byえいwithフォーン)
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TBありがとうございました
LilyのBlogからも、TBさせていただきました
もしかして、もう「Bofore Sunset」の方もご覧になられたのですか??いいなぁ、いいなぁ
「結婚してるくせに少年の心でパリに来た。最低よ。」ですか…うぅ、早くみたい!!
Lilyの地域では公開されなさそうなので、AmazonでDVDを予約しています。なのでまずは英語のみで見ることになります会話メインの映画なのに大丈夫かよみたいなでも、2人のその後が見れるだけで満足だわジェシーとセリーヌはどうなるんでしょうか?考え出すと夜も眠れません(笑)
○ころりさん。はじめまして。
前作と本作の脚本がセットですか。
それはファンにはたまらないプレゼントですね。
ラスト......
これは粋ですよね。
またまた、どうなるの?と思わせる。
あんな不思議な、人の動きのカットで終わった映画、
あまり観たことありません。
○Lilyさん。はじめまして。
まだまだ印象的なセリフはいろいろあります。
たとえば
「私と付き合った人は
全員私と別れたあと結婚したわ。
殺したいわ!
なんで私にプロポーズしないの?!」
ほんとうはまだまだご紹介したいのですが、
これからご覧になる方たちの楽しみを奪うことになるので、
このあたりにしておきます。
○asaさん
ぼくも基本的にはセリフが多い映画は苦手かも。
この映画でも字幕読むのが追いつかないところも...。f(^_^)
でもウディ・アレンのような観念的なセリフの応酬でなく、
身近な感情の中から出ている言葉だったので、
ときに身につまされながら観てました。
それと、セリフを喋っているときの表情がなんともリアルでしたよ。
もし案内が来なくても、劇場で観られることをおすすめかな。
あっ、あと音楽もいいです。
そこは「さすがリンクレイター」って感じ。
今後ともよろしくです!
はじめまして。
これからもよろしくお願いします。
作品のネタにできるだけ触れずに印象を書いてみました。初心者+駄文ですが、TBさせて頂きました。今後とも宜しくお願いします。
先ほど、Jigenさんのブログ拝見いたしました。
なるほど『恋人たちの距離』を観てから
少し「ねかせて」から観ると
さらにいいわけですね。
実はぼくは前作観てないのです。
やっぱり、観ておいた方がよかったかな。
また、お邪魔します。