ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ゴールデンスランバー』

2009-12-10 19:58:21 | 新作映画
----これは超話題の映画だニャ。
「うん。人気の伊坂幸太郎原作。
小説は読んでいないけど、
発表されたとき、そのタイトルを聞いて
うわあ。やるな…と思った」

----タイトルで?
「そう。これは有名なビートルズの『アビーロード』のB面。
メドレーが始まっていく最初に位置する最も美しい曲」

----へぇ~っ。でもオリジナルは使用権が高そうだよね。
「うん。だれが歌うのかなと思ったら、やはりこの人。
いまや原作者の盟友となった斉藤和義

----あっ、『フィッシュストーリー』もそうだった。
ということは監督もきっと同じだね。
「うん。中村義洋
伊坂幸太郎自身は、
自分の作品が立て続けに映画化されることに慎重になっていた。
ところが『中村さんの映画なら観てみたい』という
一中村ファンとしての思いから映画化を快諾したらしい」

----主演は堺雅人だっけ。
ヒロイン役が竹内結子
これで中村監督と言ったら『ジェネラル・ルージュの凱旋』だ。
「うん。物語の概略はこう。
主人公の青柳は、
身に覚えのないまま見えない巨大な力によって
首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられる。
彼は、厳戒な警備を敷かれた仙台市内を2日間にわたって逃げ続ける…。
アメリカ映画、特にヒッチコック映画によく見受けられる
これは“濡れ衣を着せられた男の逃亡劇”」

----ニャるほど。共演も豪華だよね。
「うん。青柳の友人役に吉岡秀隆、劇団ひとり
なかでも吉岡秀隆は、これまでの彼からは想像もつかない役を演じている。
汗じっとりにじませて、
主人公を罠にかけながら、
そのことを告白するシーンは前半のハイライト。
あと、中村監督作品のレギュラー、
濱田岳もいい役をもらったといえるね。
そうそう、これは映画というよりも原作に関係するんだろうけど、
犯罪に整形が絡んでくる」

----えっ。整形?
「うん。最近、世間をにぎわせた事件を先取りしたかのよう。
ちょっと、これはビックリだったね。
映画全体としては、ぐいぐい引き込まれる。
ただ、後半少し失速。
ちょっと長すぎた感がないでもないね」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「これは大ヒット間違いなしなのニャ」身を乗り出す


※エキストラ・シーンも迫力だ度


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