(原題:AVATAR)
----世界中が首を長くして待っていた映画だニャ。
『タイタニック』以来、12年ぶりとなる
ジェームズ・キャメロン監督作だよね。
究極の3Dということで注目度は高かったよね。
「うん。3Dは目が疲れるし、
スクリーンも暗く見えるということで
あまり好きではなかったぼくも、これだけは楽しみに。
でも、思っていたのとは違ったなあ」
----そう、内覧試写での評判も良かったみたいだけど…?
「うん。2Dで3回ほどあったみたい。
友人の一人は大感激。
それによると、これはもうイベントで、
その昔、『スター・ウォーズ』を
テアトル東京に観に行ったことに匹敵するのだとか…。
これは、とても分かりやすい譬えで、
ぼくの期待も高まる一方。
たとえば、これは現代アートだけど直島の地中美術館で
ジェームズ・タレルの『オープン・フィールド』を観たときのように、
その空間の中に放り出されたような感覚が味わえるのかと…。
ところが座った場所が悪かったのかなあ。
よくできている立体映画という感じ。
あっ、飛び出す映画じゃないよ」
----でも、ジェームズ・タレルのような抽象的なものと違って、
いろんな世界が体験できるんでしょ?
「そうだね。始まっているから
ストーリーは、喋らなくていいよね。
『ポカホンタス』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のように、
異文化の中に入っていった男のお話。
まあ、今の時代を象徴していて、
環境の要素が大きくクローズアップされてくる。
と、ちょっと斜に構えているぼくだけど、
それでもホームツリーが倒れるシーンでは涙が込み上げてきたもの。
あと、サナターやバンシーなど、惑星パンドラの動物たちが
エイリアンに向かって戦うところかな」
----エイリアン?
「うん。惑星パンドラから見たら、
地球人たちこそがエイリアン(異星人)。
つまり、これはアメリカのイラク侵攻が背景にあるとも言えるだろうね。
ただ、その結末を見ると、
『そう、うまくいくかな。また攻めてくるんじゃないの?』と、
心配してしまうけども…」
----う~ん。それって楽観的すぎるということなのかニャ。
でも、そこに希望を見ようとしているのかもよ。
「どうやら三部作になるようだから、
結果的には、その布石とも言えるわけだけど…。
それはさておき、
個人的に好きなのは、ケサランパサランみたいな浮遊物が飛び交う
幻想的な夜のパンドラの森。
その昔、小説で『真夏の世の夢』を読んで想像したような感じ。
あと、自分にとって意外だったのは、
クライマックスのマイルズ大佐(スティーブン・ラング)と、
主人公ジェイク(サム・ワーシントン)が戦うシーンかなあ。
マイルズ大佐『エイリアン2』のパワーローダーを思わせるスーツをまとうわけだけど、
とにかく、しつこい。
しかしそれでいて飽きない。
ジェイクにしても翼竜レオノプテリクスから
飛行体に飛び乗り、墜落しながらも追い詰めていく。
いやあ、改めてキャメロンはアクション監督だということを再認識したね。
フィルモグラフィを振り返っても『タイタニック』は異色だ。
そうそう、闘う女が魅力的なのも彼の作品の特徴の一つ。
今回、ぼくのおススメはシガーニー・ウィーバーやゾーイ・サルダナよりも
ミシェル・ロドリゲスだね」
----へぇ~っ。彼女は次回も出るのかニャ。
「mmmmm……」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「続編の3Dはもっとスゴくなってるのかニャ」
※なにごとも期待しすぎは禁物だ度
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お花屋さんもよろしく。
※画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
----世界中が首を長くして待っていた映画だニャ。
『タイタニック』以来、12年ぶりとなる
ジェームズ・キャメロン監督作だよね。
究極の3Dということで注目度は高かったよね。
「うん。3Dは目が疲れるし、
スクリーンも暗く見えるということで
あまり好きではなかったぼくも、これだけは楽しみに。
でも、思っていたのとは違ったなあ」
----そう、内覧試写での評判も良かったみたいだけど…?
「うん。2Dで3回ほどあったみたい。
友人の一人は大感激。
それによると、これはもうイベントで、
その昔、『スター・ウォーズ』を
テアトル東京に観に行ったことに匹敵するのだとか…。
これは、とても分かりやすい譬えで、
ぼくの期待も高まる一方。
たとえば、これは現代アートだけど直島の地中美術館で
ジェームズ・タレルの『オープン・フィールド』を観たときのように、
その空間の中に放り出されたような感覚が味わえるのかと…。
ところが座った場所が悪かったのかなあ。
よくできている立体映画という感じ。
あっ、飛び出す映画じゃないよ」
----でも、ジェームズ・タレルのような抽象的なものと違って、
いろんな世界が体験できるんでしょ?
「そうだね。始まっているから
ストーリーは、喋らなくていいよね。
『ポカホンタス』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のように、
異文化の中に入っていった男のお話。
まあ、今の時代を象徴していて、
環境の要素が大きくクローズアップされてくる。
と、ちょっと斜に構えているぼくだけど、
それでもホームツリーが倒れるシーンでは涙が込み上げてきたもの。
あと、サナターやバンシーなど、惑星パンドラの動物たちが
エイリアンに向かって戦うところかな」
----エイリアン?
「うん。惑星パンドラから見たら、
地球人たちこそがエイリアン(異星人)。
つまり、これはアメリカのイラク侵攻が背景にあるとも言えるだろうね。
ただ、その結末を見ると、
『そう、うまくいくかな。また攻めてくるんじゃないの?』と、
心配してしまうけども…」
----う~ん。それって楽観的すぎるということなのかニャ。
でも、そこに希望を見ようとしているのかもよ。
「どうやら三部作になるようだから、
結果的には、その布石とも言えるわけだけど…。
それはさておき、
個人的に好きなのは、ケサランパサランみたいな浮遊物が飛び交う
幻想的な夜のパンドラの森。
その昔、小説で『真夏の世の夢』を読んで想像したような感じ。
あと、自分にとって意外だったのは、
クライマックスのマイルズ大佐(スティーブン・ラング)と、
主人公ジェイク(サム・ワーシントン)が戦うシーンかなあ。
マイルズ大佐『エイリアン2』のパワーローダーを思わせるスーツをまとうわけだけど、
とにかく、しつこい。
しかしそれでいて飽きない。
ジェイクにしても翼竜レオノプテリクスから
飛行体に飛び乗り、墜落しながらも追い詰めていく。
いやあ、改めてキャメロンはアクション監督だということを再認識したね。
フィルモグラフィを振り返っても『タイタニック』は異色だ。
そうそう、闘う女が魅力的なのも彼の作品の特徴の一つ。
今回、ぼくのおススメはシガーニー・ウィーバーやゾーイ・サルダナよりも
ミシェル・ロドリゲスだね」
----へぇ~っ。彼女は次回も出るのかニャ。
「mmmmm……」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「続編の3Dはもっとスゴくなってるのかニャ」
※なにごとも期待しすぎは禁物だ度
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※画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。