ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『板尾創路の脱獄王』

2009-12-16 19:35:07 | 新作映画
----板尾創路ってよく聞く名前だよね。
お笑いの人かと思っていたけど、
いろんなところで活躍しているんだね。
「そうだね。映画でもよく見かける。
最近で記憶に新しいのは『女の子ものがたり』
主人公に影響を与える義理の父親役として
出番は少ないながらも強い印象を残した。
あと、ここでは触れなかったけど、
『空気人形』にも出演。
『ナイン・ソウルズ』で共演した原田芳雄
『板尾創路はよすぎる』とまで言っているとか」

----ちょ、ちょっと待って。
いま、ニャんて言った?
確か“いたおいつじ”。
てっきり“いたおそうろ”と読むのかと…。
「まあ。ぼくらの知識はそんなものだものね。
さて、この映画。
ほんと分かりやすいというか、究極の“脱獄映画”。
最初から最後まで主人公の鈴木雅之(板尾創路)は
脱獄を繰り返している。
で、微罪だったにもかかわらず、
あまりにも繰り返すものだから、
どんどん刑が重くなっていく。
そして最後には“監獄島”送りに…。
このあたりはマックィーン&ダスティン・ホフマンの『パピヨン』を思い出したね」

----ふうん。ニャんでそんなに脱獄を繰り返すの?
「そこがこの映画のポイント。
実は別の映画を観たとき、
この作品の予告編を観て
『それってネタバレじゃん』と…。
ところが、これが(言っていいのかな)、まあ見事なミスリード。
本篇にないシーンが入っているし、
プレスにもそれが使われている。
まあ、物語についてはこれ以上言わない方がいいだろうね。
あと、驚くのが、このラスト。
まさか、こんなオチで締めくくるとは?
これはちょっと読めないね」

----ふうん。聞いていると見ごたえありそうだ。
「ただね。これは観客を選んじゃう。
というのも、あまりにも描写がグロテスク。
観たこともないような汚いシーン、
たとえば、拷問を受けた体に蛆が湧き、
それが蠅になっちゃうとかまで出てくる」

----あらら~。
「でも、俳優たちは、ある意味豪華だよ。
國村隼をはじめ、
木村祐一、宮迫博之、木下ほうかなど、
ここ10数年、日本映画を主に脇役として支えてきた人々が勢ぞろい。
しかもそれに加えて、吉本ならではの顔も。
ぼんちおさむ、オール巨人
そうそう、笑福亭松之助も出演。
最後を締めてくれるよ」


         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そのオチって興味あるニャあ」身を乗り出す


※板尾のセリフはゼロ。なのに突然、ある歌を歌い出すシーンには驚いた度


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