ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『いけちゃんとぼく』

2009-04-05 15:56:23 | 新作映画
----これって西原理恵子の原作だよね。
「ザ・ベストハウス123」とかの
「絶対泣ける本BEST3」の第1位ニャんだって。
「そう。普通、あんまり“泣ける、泣ける”を強調されると、
身構えてしまうんだけど、
この映画に関して言えば別。
確かに泣けたね」

----いけちゃんって何者ニャの?
「だから、そこが言えないの。
だって、それこそが泣けるポイントだから。
ぼくはこの映画について
蒼井優が、いけちゃんの声の吹き替えをしていること以外、
なんにも知らなくて観たわけだけど、
それが大正解。
もう、最後はボロボロ。
翌日には、さっそく本を買ってしまったもの」

----あらら。それじゃあ、
完全に角川の戦略に乗ったってことじゃニャい。。
「はい。やられました(笑)。
で、これからこの映画を観る人に
ぼくが言いたいのは、
チラシを呼んではダメ!ってこと。
いけちゃんの正体が分かってしまうキーワードが、
もう、いたるところに書かれている。
“ぼくにしか見えない、いけちゃんとぼくのお話”。
これだけ知っていればOK。
あっ、すでに原作を読んで知っている人は別だけどね」

----で、その原作と比べてどうだったの?
「原作を読む前、
映画を観ている時から
ここは長すぎるんじゃないかと思ったら、
やはりそうだったというところがいくつもあったね。
原作にはないエピソードを盛り込みすぎ。
隣町の少年たちとの野球のくだりとか、
よくある少年のひと夏の(この映画でそうだったかは別)
“いいお話”になってしまっている。
お父さんの死んだ理由とか、愛人の話とかも、
どうなんだろうなあ。
まあ、長編劇映画にするには仕方がないのかもしれないけど、
西原理恵子の世界からはほど遠い気もする。
もちろん、映画は映画で独立してしかるべきだとは思うし、
そういう比較をしてはいけないというのは前提。
でも、原作を読む前からそれを感じちゃったからなあ」

---見どころは、いけちゃんのCG?
「クレイアニメ風でいて半透明。
でも、それよりもやはり蒼井優の天才ぶりだろうなあ。
観ている間、
『これ、蒼井優だよね』と、
意識的に思いだそうとしたけど、
それでも顔が浮かばない。
完全に役に入り込んでいたね」



      (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「いけちゃんって、不思議な生き物なのニャ」もう寝る

※男の子にはたまんない映画だ度

コトリ・ロゴお花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…

人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー